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2009年06月14日

マリオ・ヘイスvsブルーノ・フラザト:黒ペナ準決勝

順調に決勝戦に駒を進めたコブリンヤの対戦相手決定戦ともいうべき試合がこのもうひとつの準決勝戦、ブルーノ・フラザトvsマリオ・ヘイスの新旧コブリンヤのライバル対決だ。

マリオ・ヘイスは言わずもがなの元祖・統一世界王者として知られる選手でここ数年はパッとした活躍はないが、かつてはパイシャオン、ソカらに勝利して過去2度(03&04)に渡りムンジアル王者に君臨していた時代もあった。

対するブルーノ・フラザトは万年3位の銅メダルが最高位だったが心機一転、奮起してブラザに移籍。

その成果が実ったか、昨年のパン選手権に続きムンジアルと2大会連続で決勝戦に進出を果たし、ともにコブリンヤに敗れるも準優勝に輝く活躍を見せた。

この両者に共通してるのはともにコブリンヤに勝ったことがない、ということだ。

互いにコブリンヤに対して執念とも感じられるほどの思いで対戦のチャンスを狙っているが、このムンジアルでは両者が同じブランケットに入り、この二人のうち一人しかコブリンヤとの対戦は実現しない。

それがこの準決勝戦で直接対決でコブリンヤ挑戦権&ムンジアル決勝戦進出を賭けた大一番。

昨年のムンジアルでもこの両者は対戦し、そのときはブルニーニョが僅差で勝利しているが、試合後にマリオがレフェリーに対し不満をブチ撒けるなどすっきりしない決着だった。

このマリオvsブルニーニョは因縁の決着戦でもある!




黒ペナ準決勝
マリオ・ヘイス(グレイシーバッハ)
vs
ブルーノ・フラザト(ATOS)
互いに引き込み合い、上を選んだマリオがアドバンテージ1で試合スタート。




しかしあっさりとブルニーニョがスイープに成功、2P奪取。




ここからブルニーニョの本領発揮!
ポイントを取ってからカタくなる、の評判通りの試合を展開!




マリオはスパイラル、デラヒーバと様々なガードでアタックを仕掛けるもブルニーニョのベースは崩せず。




明らかに攻めてるのはマリオだがそのどれもがポイントにならずアドバンテージ止まり。




アキレス腱固めのような形でもつれ合ってる際に互いに動きがありスイープのチャンスだったが…




ブルニーニョは手を着いてエスケープ、スイープを逃れた




だがさすがにブルニーニョの消極的な試合ぶりにレフェリーがペナルティを与える




試合終盤、必死に攻撃を試みるマリオだったがオモプラッタを仕掛けてる最中にタイムアップ。




結局、試合序盤のスイープ1回が勝負を決め手となり2−0でブルニーニョ勝利!




これで2年連続でブルニーニョが勝利を果たし、決勝戦はこれまた2年連続でコブリンヤvsブルニーニョに!





★格闘王国にムンジアルレポートを寄稿しました。

コチラコチラから!

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