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2009年06月27日

ホジャー・グレイシーvsヒカルド・ゴンザレス:黒スペルペサード決勝戦

総合に転出しムンジアルに出場しなくなった柔術家は少なくない。

今年でいえばシャンジ・ヒベイロは怪我による欠場ではあるが、ジャカレ、ビビアーノ・フェルナンデス、アンドレ・ガウヴァオン、デミアン・マイア…などなど枚挙に暇がない。

かつて彼らは毎年必ずムンジアルのマットで激戦を繰り広げながら自らの存在をアピールしていた選手たちだ。

だが今年はムンジアルの会場に来ることはあっても試合に出場することはなかった。

そんな中、総合と柔術を並行して両立させている選手がいる。

それがホジャー・グレイシーだ。

総合デビューした2006年の12月(12/2、vsロン・ウォーターマン戦。腕十字で勝利)の試合の翌年も当然のようにムンジアルに出場し、2008年はムンジアルの1ヶ月前に総合に出場(5/18、vs近藤有己戦。バックチョークで勝利)しながらもムンジアルには出場した。

それぐらいムンジアルには強いこだわりがるのだ。

ここ最近のホジャーは自身の怪我や契約問題のこじれから総合の試合からは遠ざかっており、やややほっそりとした顔つきになっていて体調面が心配されたが、そんなことは杞憂だったようだ。

ホジャー・スペシャルと形容していいぐらいのの黄金パターンは健在で、倒し、パス&マウント、そして絞めで一本勝利の山を築いていった。

そんなホジャーの階級別決勝戦を紹介しよう。

昨年は最重量階級であるペサディシモに出場していたが今年は1階級下のスペルペサードにエントリーだ。




黒スペルペサード決勝戦
ホジャー・グレイシー(グレイシーバッハ)
vs
ヒカルド・ゴンザレス(ノヴァウニオン)
試合開始早々、新鋭のヒカルドに先制のテイクダウンを許してしまう。




2ポイントロストのホジャー。
試合開始から21秒でのことだ。




だがホジャーはまったく慌てる素振りはない。




相手のパスの動きに合わせて亀になり、




相手の腕を巻き込んでスイープを狙う




そしてトップポジションになり…




パス&マウント!




そこから袖車で一本勝利!




この試合も黄金パターンで快勝!




試合時間は4:06!




先制点を献上も終わってみれば完勝でした!




スペルペサード
優勝 ホジャー・グレイシー(バッハ)
準優勝 ヒカルド・ゴンザレス(ノヴァウニオン)
3位 チアゴ・ガイア(ノヴァウニオン)、ベルナルド・ファリア(アリアンシ)



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