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2009年12月03日

東京国際2009:黒プルーマ決勝戦・生田vs柳沢

アダルト黒プルーマ決勝戦は柳沢 友也選手と1回戦を勝利した生田 誠選手の対戦です。

本来ならば1回戦で生田選手に敗れた端選手と柳沢選手の試合の勝者が決勝戦に進出するのですが端選手と柳沢選手は同門ということで端選手が勝利を譲りました。

柳沢選手の国内での試合は2006年のアジア選手権アダルト茶帯プルーマ級で優勝して以来という久々のものとなりました。

海外の試合には2008年のムンジアル黒帯プルーマ級に出場しています。

柳沢選手は14歳から柔術を始めており、まだ25歳ながらもすでに柔術キャリアは10年以上というベテランです。
またロングインタビューやその多彩なテクニックは晋遊舎から発売されている「柔術魂2」に掲載されています。

対する生田選手は一回戦で柳沢選手の同門である端選手を下しての決勝進出で、この試合でも一回戦で魅せたような高い技術が繰り出されるのか期待が高まります。




アダルト黒帯プルーマ級決勝戦
柳沢 友也(PUREBRED大宮)
VS
生田 誠(トラスト柔術アカデミー)




試合はまず柳沢選手が引き込んでスタート。
生田選手はパスガードのプレッシャーを仕掛けていきます。




しかし、柳沢選手、その力をうまく利用してバックに回ります。
ただ、シングルフックなのでポイントは入らず。




そのまま即座に送り襟絞めの体勢へ!
生田選手はしばらく耐えますが、かなり深く極まったところでタップアウト!




試合時間2:32で柳沢選手が一本勝ち優勝です!




柳沢選手の試合後のコメント
「この大会に出ようと思ったきっかけは毎年海外の試合(ムンジアル、パンナム)はコンスタントに出場してたのですが、今年のムンジアルは残念ながら仕事の都合で行けなくなってしまったんです。その試合に出れないフラストレーションを早くぶつけたくて出場しました。今回の対戦相手の生田選手とは2006年のアジアチコで一度対戦しています。その試合は自分が勝ってますが、それから丸3年の月日が経っていますし、ホブソン・モウラとも試合をしてパスガードを許さないぐらいの鉄壁のガードの持ち主で油断はできない、と感じましたね。試合の感想としては練習通りにできたな、という感じです。『練習=試合』というのを再確認できた試合でした。ちなみに同じカテゴリーの端さんとはお互いどっちか負けたら譲ろうと約束してたんで試合はしませんでした。今回、国際大会ということで海外からJTやマイク・ファウラーが大会に来てくれました。強い選手が参戦してくれることにより、今後も日本で行われる国際大会が活性化すればいいな、と思いますね。来年の目標は今のところヨーロピアン選手権とムンジアルの出場を予定しています。他のローカルの大会も対戦相手がいたら出たいですね。PUREBRED大宮では後輩に教えまくって強くさせるのが目標です。」


photo and text by Takashi Umezawa



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