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2010年02月11日

DEEP X 05:試合レポ・山田崇太郎vsライアン・ホール

毎回、DEEP Xには初来日の外国人選手が登場するのが恒例となっています。

が、前回のDEEP X 04では小規模の会場での開催ということもあり、ヒクソン杯に来日していたハファエル・メンデスのスライド参戦のみに終わりました。

ですが今回は当初のコンセプト通りに未知の強豪の初来日が実現!

それがこのライアン・ホールです。

ライアンはいまだ茶帯ながらグラップリングでは多くの戦績を残しており、昨年のADCCでは見事に3位入賞を果たしています。

またその3い決定戦ではあのジェフ・グローバーの勝利しており、事実上の軽量級アメリカ人選手のトップと言っていい存在の選手です。

またライアンはフレシキブルな足をフル活用して行う「インヴァーテッドガード」の使い手として最近にわかに注目を浴びており、まさに今が旬でいいタイミングで初来日が実現したのは喜ばしいことでしょう。

対戦相手の山田崇太郎選手もグラップリングでは国内トップクラスの選手でDEEP Xでも常連選手です。

今大会に先立って開催されたリアルキングトーナメントでも優勝しており、その筋肉質の体も存在感が凄いです。



未知の強豪、ライアン・ホールが初来日!




対する山田選手、相変わらず凄い肉体です!




日本対アメリカ3対3
73kg契約 3R(1R/4分・2R/4分・3R/2分)
山田 崇太郎(Brave/リアルキング王者)
vs
ライアン・ホール(Fifty/50 Jiu-Jitsu/ADCC世界3位)
試合開始直後、すぐさま引き込んだライアン。




そしていきなり複雑に足を絡めてスイープを狙う。




ディープハーフから50/50ガードと多彩なガードを惜しげもなく繰り出す!




もはやどこがどうなってつのかわからない状態になっちゃってます!




山田選手もライアンのスイープの仕掛けをうまくディフェンス、トップポジションをキープ。




ライアンのスイープで両者が座った状態になった瞬間に




山田選手がアキレス腱固めへ!




そして1Rは終了しました。




2Rもライアンが引き込みガードポジション。




そしてスイープが崩れながらツイスターのような状態に。




それをパワーで押しつぶす山田選手。




ライアンは抑え込まれながらも決して動きを止めないのはさすが。




ライアンのツイスターのアタック!



ツイスターからスイープに移行したそのときに




山田選手のギロチンが炸裂!




少しの間、脱出を試みたライアンも観念したようにタップ!




茫然自失のライアン!




2R 1:30、フロントチョークで山田選手が一本勝利でした!




「ライアンは50/50というガードが得意な選手と知ってたんですけど試合前に研究できなくて試合が始まった当初は戸惑ってしまったんですけど、アブダビ3位、強豪でした。凄いテクニカルな選手で潜りとか危ない場面がいくつかありました。でも自分の形に持っていけたんで最終的には一本を極めることができたんでよかったと思います。世界の強豪と戦うことができていい経験になりました。」




「タフな試合だった!ソウタロウは力が強くて最後のギロチンはデンジャラス!自分の100%のパフォーマンスを出せなくて残念だったよ。でも今日はソウタロウを祝福したい。また日本で試合をするチャンスがあるならばよりベターな自分を見せたいね。」



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この記事へのコメント

1. Posted by 保育士タクシー   2010年02月11日 02:54
5 写真にもありましたが試合は寝技師同士のテクニカルな攻防戦だったようですね!
山田選手のあの肉体からのギロチンチョーク、完全に入ってなくても極ってしまうのかもしれません。(でも、今回の試合ではしっかり極っていたようでした)
負けたライアン選手もまさしく未知の強豪。試合後も大変謙虚なコメントもあり、とても好感がもてます。
ところで山田選手は元々はレスリングベースの選手なのですか?あるいは柔術ベースの選手なのでしょうか?
2. Posted by Kinya   2010年02月11日 03:01
山田選手とは今でこそ所属は違いますが、山田選手の入門当初は同じパラエストラ松戸で練習していました。

当時の山田選手は高校卒業したててスポーツで有名な市立船橋でラグビーをやっていたというすさまじい体力が印象的でしたね。

格闘技初心者の体力のみの山田選手に柔術歴3年の自分はまったく敵わなかったのを記憶しています。

そして最初から総合志向でギの練習はほぼやらずにグラップリング一辺倒でした。

柔術の試合にも数えるほどしか出ていないはずです。

話が逸れましたが、以上のように山田選手はレスリングでも柔術でもなくグラップリングがベース、ということになるのでしょうか。



3. Posted by 保育士タクシー   2010年02月11日 21:49
5 貴重な情報有り難うございました。
柔術家の寝技でも敵わない体力だったんですね。某ブログでは、山田選手のあの肉体をダビデ像と評していました。
しかしあの肉体は間違いなく美術館のブロンズ像クラスだとボクも思います。
あの屈強な肉体に技術がプラスされると考えると‥‥恐ろしいです。

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