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2010年04月09日

パン選手権2010:白ガロ・梅沢 隆志選手

パン選手権に日本人選手として先陣を切って出場したパラエストラ東京の梅沢 隆志選手。

梅沢選手はこれまで日本の大会に多く出場していましたがなかなか優勝をすることができませんでした。

2月末に開催されたさいたまオープンでも準優勝とあと一歩のところで優勝を逃し、詰めの甘さは本人も自覚していたようです。

ですがパン選手権出場に向けて気合を入れなおして練習してきたようで見事に優勝を果たしました!

その試合レポはこのブログ初めての本人の手による試合レヴューです!




アダルト白ガロ初戦
バックから絞めを狙った際に相手がゲロを吐いて続行不能となり勝利!




「1試合目は正直よくわからないまま終わりました。

ガードに入れて絞めのプレッシャーを与えつつ、三角を狙おうとしたら、その軽い絞めで相手選手が嘔吐したため、そのまま一本勝ち扱いになりました。

減量がきつかったのでしょうか。

スペアの道衣を持って着てよかったです。

タナボタ的な勝利で、かつあまり体力を使わずに勝利できてよかったです。」




準決勝戦
相手はビバリーヒルズ柔術クラブ所属の日本人選手でした。
準決勝は相手がガードが得意なようだったので先に引き込んで
スパイダーガード。




そこからスイープし2ポイントを先制!




その2ポイントを守りきって試合終了。




手堅い試合で勝利しました。




決勝戦
「決勝は準決勝をガードからの腕十字で一本勝ちしている選手でした。
引き込んで、腕十字、三角をバンバン狙ってくるのがわかっていたので先に引き込む作戦でした。」




引き込んですぐにスパイダーガードから三角絞め!




そのまま三角マウントに移行してアームロックで一本勝利!




3試合を勝利してトーナメント優勝を果たしました。




「3試合を通じてパラエストラ小岩代表の大内先生がセコンドについてくださったので安心して試合をすることができました。

大内先生の指示通りに動くことが出来ないシーンが多く申し訳なかったのですが、相手が何を狙ってきているのかを的確にアドバイスしてくださったので、大内先生のセコンドなしにはこの優勝はなかったと思います。

パラエストラ東京の中井先生や、いつも練習に付き合ってくださる会員の皆さん(特に森さん)のおかげで勝つことが出来たと思います。

そして、さいたまオープンの試合後、試合に対する心構えなどを説いてくださった元師匠であり、RBアカデミーの小沼先生の影響が最も大きかったことは間違いありません。

優勝できて素直に嬉しいです。

あまり喜びすぎると橋本さんに怒られるので(苦笑)、明日からは気持ちを切り替えて、取材をしっかりしていきたいと思います!

特に、日本人の試合、黒帯の試合は出来る限り速報を打ちたいと思いますのでよろしくお願いします!」

このようにパン選手権という大舞台で優勝し、ややはしゃぎ過ぎな感もある梅沢選手。

ですが3試合を通して危ない場面もなく安定した試合運びができていたのはこれまで多く重ねてきた負けの経験があったからこそだと思います。

試合に負け続けたからこそ悔しさ、不甲斐なさを痛感し、そこから学んだことも多かったといいます。

この優勝は非常に価値があるものでしょう。

ただ試合後にニヤけながら話してたのは「髪形をセットしておけばよかった」「柄モノのパンツはよくなかったですね」と試合にはまったく関係ないことばかりだったのを付記しておきたいと思います。

なにはともわれ、まずは優勝おめでとう。

明日からの梅沢選手は写真&レポートで頑張ってくれることでしょう。

そちらでも活躍を期待して下さい!





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