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2010年04月10日

パン選手権2010:マスター青ペナ・堀込 茂由選手(パラエストラ小岩)

マスター青ペナに出場したパラエストラ小岩の堀込選手。

優勝には5回の勝利が必要で、メダル獲得にも最低3回は勝利せねばなりません。

1試合1試合全力で戦うことも重要ですが、優勝するにはスタミナ配分も重要になってくるでしょう。

果たしてどのような戦いぶりを見せてくれたのでしょうか?



<1回戦>
Alfredo Segovia(Pittbull柔術アカデミー)
事前に予告していた作戦通り、試合開始早々に引き込むことに成功します。
そしてスパイダーガードの体勢へ。




スパイダーガードの体勢を取るや否や、一気に三角絞め!
かなり深く入っているようにも見えましたが、相手も国際大会のタイトルを狙ってくる強豪です、簡単にはタップしません。




堀込選手、三角で絞め続けることもできましたが、ここは無理せずスイープで手堅くポイントを取ります。
三角絞めのアドバンテージもあったので、ここまでで2-0(A1-0)となります。




しかし、一旦ブレイクしたあとに、両者引き込みあいから相手選手が立ち上がり、2-2の同点に追いつかれます。
堀込選手、ここは冷静に対処し、スイープで更に2ポイントを取り、4-2でリード。




このままリードを守りきり、1回戦突破です!


2回戦の相手はアメリカ選手権のマスター青レーヴィで準優勝の経験があるなど、実力を侮れない強豪選手でした。

しかし、堀込選手も昨年の全日本オープンを制した実力があります。

1階級上から体重を落としてきて、フィジカル的には不利な可能性もありますが、そこをテクニックでうまくカバーできるでしょうか?





<2回戦>
Jaso Sanchez(Gauntlet柔術)
試合開始、1回戦と同様に即引き込みます。
そして堀込選手のスイープが炸裂!
早々に2ポイントを先制します。




しかし、相手選手もそこからうまく体を入れ替えて、スイープのお返し!
2-2の同点になります。




さらにスイープされたあとにパスガードも許してしまい、5-2と逆転されます。




そのまま一気に絞めを狙われ無念のタップアウト。




1:17、絞めによる一本負けで2回戦敗退となってしまいました。



ただ、1つ付け加えておきたいのが、1回戦から2回戦までの間、次の試合時間がいつなのかも知らされないまま1時間以上も試合ブースで待たされることになり、集中力を保つのもかなり困難だったと思います。

(相手選手はシードだったため、呼ばれたらすぐ試合に臨めた)

日本の連盟ではこのような進行のもたつきもないため、こういった点では日本の連盟のほうが優れていると感じました。

また、本人に試合後の感想を聞いたところ、日本での試合では感じたことのないフィジカルの差を味わったそうで、こういった点も修正しつつ機会があれば海外の試合に参戦したいとのことです。

惜しくもメダル獲得はなりませんでしたがお疲れ様でした!



photo and text by Takashi Umezawa


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この記事へのコメント

1. Posted by 王羽   2010年04月11日 01:41
私も昨年出場してみて、あの待機スペースで延々と待たされて辟易しました。
と思ったら次の試合はほぼ連チャンとか。

海外の大会に出場するなら、どんな環境下におかれても平静心を保てるメンタル力が必要ということですね。
2. Posted by NDM   2010年04月11日 08:19
アジアの時もそうでしたが、進行が酷すぎます。でも10年以上前からそんな感じなんですよね。
それに慣れないとしょうがないんでしょうね。
あとは英会話かな…。


別件ですが、パンのストリーミング配信、
チャットで6時間前のUFC112の結果話題にすんな!
一番楽しみにしてた試合の結果わかっちゃったじゃねーか!

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