2010年06月20日
ムンジアル2010:黒帯プルーマ級・柳沢友也選手の試合
柳沢友也選手(PUREBRED)はしばらく試合には出場していない時期がありましたが、昨年の東京国際で試合に復帰、アダルト黒帯プルーマ級で見事優勝を果たしています。
そして今年のヨーロピアン選手権では準決勝でギィ・メンデス(ATOS)と対戦しました。
その試合では現役の世界王者相手にアドバンテージ差の勝負を演じ、敗れはしたものの3位入賞を果たしています。
それでは柳沢選手のムンジアルでの試合の模様を紹介します!
<一回戦>
VS ジョン・ラミレツ(カーウソン・グレイシー)

1回戦の相手はジョン・ラミレツ。
ジョンはプロ柔術GIにも来日したことがある選手で軽量級のテクニシャン。
アブダビ・ワールドプロ柔術のアメリカ代表でもあります。
まずは柳沢選手が引き込みました。

そしてスイープが炸裂!
開始1分半で2ポイントを先制します。

その後もトップポジションから猛攻をしかけ、ポイントにはいたらないものの、着実にアドバンテージを重ねていきます。

足関節を仕掛けるなど矢継ぎ早にアタックし続ける柳沢選手。

ジョンもスパイダーガードなどから反撃を試みますがポイントまでは至らず。

柳沢選手がポイント2−0で勝利、二回戦にコマを進めました!
次はサムエル・ブラガ戦です!
<二回戦>
VS サムエル・ブラガ(グレイシーバッハ)
2回戦はなんと二階級制覇の世界王者、サムエルが相手です。
この試合、激しいスイープが交錯し大会屈指の名勝負となりました。

柳沢選手がスイープをすれば、

サムエルが体をうまく回転させスイープのお返し!

そしてパスガードを狙うサムエル。

ですが柳沢選手も鉄壁のガードでサムエルに付け入る隙を与えません。

そしてカウンターでかまたもスイープ!

5分半経過したところで柳沢選手がポイント6−4で柳沢選手がリード!

しかしサムエルもポイントを重ねていきます。
9分経過時点でサムエルが2回のスイープで逆転、ポイント8−6に。
残り1分を切り、柳沢選手ピンチですが、なんと9分の時点で試合時間が止まったまま30秒ほど試合が続行されます。
柳沢選手、この時間をうまくいかせるでしょうか?

しかし、残り時間わずかのところで、サムエルのヒザ十字を回転しながらエスケープしたことが場外逃避とみなされまさかの失格。

試合時間9:22(実際は30秒ほど時計が止まっていたので10分ギリギリだったものと思われます)にして、サムエルに惜しくも敗退。

柳沢選手の2010年ムンジアルは非常に悔しい形で幕を閉じました。
このように柳沢選手は元世界王者のサムエル・ブラガを相手に一歩も引かずにスイープを何度も成功させポイントの取り合いを演じるという大会屈指の名勝負を展開。
今回は惜しくも敗れてしまいましたが、世界王者に肉薄した実力を見せました。
本当に惜しい形で敗れてしまった柳沢選手、来年のムンジアルこそ表彰台に上がって欲しいです!
text and photo by Takashi Umezawa
そして今年のヨーロピアン選手権では準決勝でギィ・メンデス(ATOS)と対戦しました。
その試合では現役の世界王者相手にアドバンテージ差の勝負を演じ、敗れはしたものの3位入賞を果たしています。
それでは柳沢選手のムンジアルでの試合の模様を紹介します!
<一回戦>
VS ジョン・ラミレツ(カーウソン・グレイシー)

1回戦の相手はジョン・ラミレツ。
ジョンはプロ柔術GIにも来日したことがある選手で軽量級のテクニシャン。
アブダビ・ワールドプロ柔術のアメリカ代表でもあります。
まずは柳沢選手が引き込みました。

そしてスイープが炸裂!
開始1分半で2ポイントを先制します。

その後もトップポジションから猛攻をしかけ、ポイントにはいたらないものの、着実にアドバンテージを重ねていきます。

足関節を仕掛けるなど矢継ぎ早にアタックし続ける柳沢選手。

ジョンもスパイダーガードなどから反撃を試みますがポイントまでは至らず。

柳沢選手がポイント2−0で勝利、二回戦にコマを進めました!
次はサムエル・ブラガ戦です!
<二回戦>
VS サムエル・ブラガ(グレイシーバッハ)
2回戦はなんと二階級制覇の世界王者、サムエルが相手です。
この試合、激しいスイープが交錯し大会屈指の名勝負となりました。

柳沢選手がスイープをすれば、

サムエルが体をうまく回転させスイープのお返し!

そしてパスガードを狙うサムエル。

ですが柳沢選手も鉄壁のガードでサムエルに付け入る隙を与えません。

そしてカウンターでかまたもスイープ!

5分半経過したところで柳沢選手がポイント6−4で柳沢選手がリード!

しかしサムエルもポイントを重ねていきます。
9分経過時点でサムエルが2回のスイープで逆転、ポイント8−6に。
残り1分を切り、柳沢選手ピンチですが、なんと9分の時点で試合時間が止まったまま30秒ほど試合が続行されます。
柳沢選手、この時間をうまくいかせるでしょうか?

しかし、残り時間わずかのところで、サムエルのヒザ十字を回転しながらエスケープしたことが場外逃避とみなされまさかの失格。

試合時間9:22(実際は30秒ほど時計が止まっていたので10分ギリギリだったものと思われます)にして、サムエルに惜しくも敗退。

柳沢選手の2010年ムンジアルは非常に悔しい形で幕を閉じました。
このように柳沢選手は元世界王者のサムエル・ブラガを相手に一歩も引かずにスイープを何度も成功させポイントの取り合いを演じるという大会屈指の名勝負を展開。
今回は惜しくも敗れてしまいましたが、世界王者に肉薄した実力を見せました。
本当に惜しい形で敗れてしまった柳沢選手、来年のムンジアルこそ表彰台に上がって欲しいです!
text and photo by Takashi Umezawa