2010年06月22日
ムンジアル2010:黒帯ガロ級・大賀幹夫選手の試合
大賀選手といえば、2007年にインターナショナルマスター&シニアのシニア1黒帯プルーマ級で優勝し、日本人として初の黒帯国際タイトルを獲得したことは記憶に新しいでしょう。
そしてムンジアルでも2007年黒帯ガロ級3位に入賞しており、優勝の可能性は十分にあります。
<準々決勝>
VS マルセロ・ペレイラ(ノヴァウニオン)
対するマルセロはなんと12年前の世界王者。
最近試合をしていたかは不明ですが、主だった実績には以下のようなものがあります。
1998年ムンジアル黒帯ガロ級 優勝
2000年ムンジアル黒帯ガロ級 準優勝
2004年コパドムンド黒帯ガロ級 3位
いきなり強豪を相手にする大賀選手、果たしてどのような試合だったのでしょうか?
この試合に勝てば、昨年苦杯を舐めさせられた宿敵ブルーノ・マルファシーニ(アリアンシ)との対戦も控えています!

試合は大賀選手の引き込みから展開していきます。

マルセロは掴まれている袖を切りたいところですが、なかなか切れず大賀選手のガードワークに苦戦を強いられます。

そうこうしているうちに大賀選手が潜ってスイープ狙い。

そのスイープが見事に決まり大賀選手が2ポイント先制!
約6分経過したところで大賀選手がポイント2−0、アドバンテージ1−0とリード。

トップから攻める大賀選手。マルセロもさすが元世界王者、簡単にはパスさせてはくれません。

それどころか逆にスイープのお返し!ポイント2−2に追いつかれますがアドバンテージは1−0で大賀選手のリード。

しかし試合終盤、ハーフで固めるマルセロ。
ここでアドバンテージも追いつかれます。

そして試合終了。ポイント2−2、アドバンテージ1−1です。
中盤まで試合をコントロールしていた大賀選手が評価されるか、それとも終盤にハーフからの攻めでで好勢だったマルセロに軍配があがるのか?

レフリーは無情にもマルセロの手を挙げます。
やはり、終盤の印象がレフリーの中では強かったのでしょうか。
見方によっては大賀選手の勝利も十分にあり得る内容だったので非常に悔しい敗戦だったかと思われます。
ムンジアルは文字通り世界一を決める大会ですから黒帯の試合だけは一回戦からサブレフリーも使った判定が有れば良かったかもしれません。
今大会を最後に選手としては引退を表明した大賀選手。
残念ながらムンジアル優勝の悲願達成はなりませんでした。
ですが国際タイトルも獲得し、ムンジアルでも入賞と、幾多の活躍をされた偉大な選手です。
引退を惜しむ声も多数あるものと思われますが、選手としては一区切り。
本当にお疲れ様でした!
text and photo by Takashi Umezawa
そしてムンジアルでも2007年黒帯ガロ級3位に入賞しており、優勝の可能性は十分にあります。
<準々決勝>
VS マルセロ・ペレイラ(ノヴァウニオン)
対するマルセロはなんと12年前の世界王者。
最近試合をしていたかは不明ですが、主だった実績には以下のようなものがあります。
1998年ムンジアル黒帯ガロ級 優勝
2000年ムンジアル黒帯ガロ級 準優勝
2004年コパドムンド黒帯ガロ級 3位
いきなり強豪を相手にする大賀選手、果たしてどのような試合だったのでしょうか?
この試合に勝てば、昨年苦杯を舐めさせられた宿敵ブルーノ・マルファシーニ(アリアンシ)との対戦も控えています!

試合は大賀選手の引き込みから展開していきます。

マルセロは掴まれている袖を切りたいところですが、なかなか切れず大賀選手のガードワークに苦戦を強いられます。

そうこうしているうちに大賀選手が潜ってスイープ狙い。

そのスイープが見事に決まり大賀選手が2ポイント先制!
約6分経過したところで大賀選手がポイント2−0、アドバンテージ1−0とリード。

トップから攻める大賀選手。マルセロもさすが元世界王者、簡単にはパスさせてはくれません。

それどころか逆にスイープのお返し!ポイント2−2に追いつかれますがアドバンテージは1−0で大賀選手のリード。

しかし試合終盤、ハーフで固めるマルセロ。
ここでアドバンテージも追いつかれます。

そして試合終了。ポイント2−2、アドバンテージ1−1です。
中盤まで試合をコントロールしていた大賀選手が評価されるか、それとも終盤にハーフからの攻めでで好勢だったマルセロに軍配があがるのか?

レフリーは無情にもマルセロの手を挙げます。
やはり、終盤の印象がレフリーの中では強かったのでしょうか。
見方によっては大賀選手の勝利も十分にあり得る内容だったので非常に悔しい敗戦だったかと思われます。
ムンジアルは文字通り世界一を決める大会ですから黒帯の試合だけは一回戦からサブレフリーも使った判定が有れば良かったかもしれません。
今大会を最後に選手としては引退を表明した大賀選手。
残念ながらムンジアル優勝の悲願達成はなりませんでした。
ですが国際タイトルも獲得し、ムンジアルでも入賞と、幾多の活躍をされた偉大な選手です。
引退を惜しむ声も多数あるものと思われますが、選手としては一区切り。
本当にお疲れ様でした!
text and photo by Takashi Umezawa