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2010年07月05日

ムンジアル2010:黒帯メジオ級準々決勝 クロンvsセルジーニョ

今回はムンジアル2010・黒帯メジオ級準々決勝、クロン・グレイシー(グレイシーウマイタ)VS セルジオ・モラエス(アリアンシ)の模様をお届けいたします!

この両者は2008年ムンジアル一回戦で対戦しています。

当時、クロンは黒帯昇格後、黒帯初試合でした。

茶帯時代の圧倒的な強さで早速活躍が期待されていましたが、無名のセルジーニョの前にまさかの一本負け!

セルジーニョはこの勝利を足がかりに勢いに乗り、なんと優勝しています。

★その時のレポートはコチラから!

2年間で両者の実績は大きく開いてしまいました。

2008年のムンジアル制覇で一躍有名選手の仲間入りしたセルジーニョは、2009年のムンジアルも同門のマルセロ・ガルシアと優勝をシェアしています。

一方のクロンは2009年のパン選手権でかろうじて準優勝し、表彰台に立てたものの、2009年のムンジアルではルーカス・レイチに敗退し、ベスト16で姿を消しました。

そして今年のパン選手権では伏兵アブマー・バルボーザ(ドライズデールBJJ)に良いところなく敗退しています。

クロンはどこまで差を縮められたでしょうか。

因縁の再戦が遂に実現です!



試合以外では陽気なセルジーニョ。
流石に試合ともなると静かに闘志を燃やします。




クロンも落ち着いているようです。




試合開始!
組み合う両者。




セルジーニョが片足タックルします。




テイクダウン成功!
セルジーニョが2ポイント先制!




クロンもすかさずスイープ!同点に追いつきます。




立ち上がろうとしたクロンに組み付くセルジーニョ。




そしてそのまま片足に組み付いて立ち上がります。




しかしセルジーニョがなんとか上下を入れ替えてポイント4−2!
この時点で4分半経過。




クロンが潜りつつスイープを狙います。




そのスイープが見事に決まり再び4−4の同点に!
6分半経過。




そしてそのままパスガードを仕掛けます。
大激戦の様相を呈してきました。




9分経過しても依然ポイント4−4の同点です。終盤足を極めにかかるクロン。深くは極っていないようです。




残り10秒、50/50からスイープ狙いのセルジーニョ!




そのまま試合終了。
なんとこの瞬間にアドバンテージがセルジーニョに入ります!




ポイント4−4、アドバンテージ1−0。




またしてもセルジーニョが勝利です。
そして嬉しさを爆発させ、悪乗り!




悔しさを噛みしめるクロン。
またしても勝利をセルジーニョに阻まれることになりました。




セルジーニョが準決勝進出!
次はクラウジオ・カラザンス(ATOS)と対戦です!



text and photo by Takashi Umezawa






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