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2010年07月11日

ムンジアル2010:女子茶黒メイオペサード ペニーvsニコリニ

今年のムンジアルでは意外な組み合わせの決勝戦が実現しました。

それがペニー・トーマス(グレイシーウマイタ)vsミッシェル・ニコリニ(チェックマット)の女子・茶黒メイオペサード決勝戦です。

ペニーは昨年の同級世界王者。

2008年は準優勝、2007年は優勝しており、この階級の第一人者です。

対するニコリニはもともとプルーマ級の選手。

今年のパンナムもプルーマ級で優勝しています。

2006、2007年には世界王者にもなり、昨年はレティシア・ヒベイロ(グレイシーウマイタ)に敗れるも準優勝でした。



ミッシェル・ニコリニ(チェックマット)



今回チェックマット勢は、男子でも本来プルーマ級のカーロス・オランダ”エスキジート”も黒帯メイオペサード級に出場するなど階級を超えてエントリーしています。

エスキジートは今回のチャレンジを「テストだ」と発言しています。

チェックマットは階級にとらわれない新しい戦い方を考えていたりするのでしょうか。

その真意はわかりませんが、もともとプルーマ級のニコリニがどこまでやれるのか注目です。




まず引きこむニコリニ。




ですが完全には引き込みきれずペニーにクロスニーパスを仕掛けられます。




一旦体勢を立て直そうとするニコリニ、体格差が非常にあるため苦戦します。




なんとかクロスガードに持ち込むニコリニ。
4分が経過します。




5分経過したところでスパイダーガードで煽るニコリニ。




大きくバランスを崩すペニー。
ニコリにがスパイダーガードからのスイープでアドバンテージを先制します。




さらにその流れから三角絞め!




深くは入っていませんが、アドバンテージを重ねるニコリニ。




9分経過してもこの状態が続き、アドバンテージ3−1でリード。




しかし、残り時間わずかのところでペニーが三角絞めからエスケープ!




そのまま強引にパスガードを仕掛けます。
この猛攻でアドバンテージ3−2になりますが依然としてニコリニがリード!




ニコリニはなんとかハーフの状態でペニーの猛攻を凌いでいます。




ここで試合終了!




アドバンテージ3−2でニコリニが階級差を超えて優勝を果たしました!




text and photo by Takashi Umezawa



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