2010年11月27日
ヒクソン杯2010:佐々木憂流迦出場!アダルト青帯ペナ級・試合レポート
ノーギでは塩沢正人選手、戸井田カツヤ選手、松本義彦選手など強豪を次々と破り、その名を知られる佐々木選手。
10月31日に開催された「COPA ALLIANCE」では柔術初参戦ということもあり白帯でエントリー。
そしてアダルト白帯ペナ級を全試合一本勝ちで優勝しました。
その表彰台で青帯を授与され、今回のヒクソン杯ではアダルト青帯ペナ級に出場です。
それでは早速試合の模様をお届けしたいと思います!

佐々木憂流迦選手はアマ大会なので本名の佐々木祐太で出場。
10月31日に開催された「COPA ALLIANCE」では柔術初参戦ということもあり白帯でエントリー。
そしてアダルト白帯ペナ級を全試合一本勝ちで優勝しました。
その表彰台で青帯を授与され、今回のヒクソン杯ではアダルト青帯ペナ級に出場です。
それでは早速試合の模様をお届けしたいと思います!

佐々木憂流迦選手はアマ大会なので本名の佐々木祐太で出場。

<一回戦>
佐々木佑太(グレイシーウマイタジャパン)
VS
サキヤマ イサム(湘南ブラジリアン)
サキヤマ選手は8月に行われたJJFJの全日本選手権でアダルト白帯ペナ級で優勝後青帯に昇格。
そのサキヤマ選手相手に佐々木選手は終始試合をコントロールし、バックなどを奪い優勢に試合を進めました。

極めには至らなかったものの、ポイント6-0で佐々木選手が勝利し二回戦進出。

<二回戦>
佐々木佑太(グレイシーウマイタジャパン)
VS
ベッツ・ウィルフ(ヒクソン・グレイシー柔術センター)
ベッツ選手は今回ヒクソンの弟子であるシェイン・ライス(本大会ではアダルト黒帯ペナ級3位)が帯同してきた選手のようでシェインが終始セコンドについていました。
佐々木選手が得意のバックの体勢をとります。

しかしベッツ選手もエスケープすると佐々木選手のタックルをがぶってディフェンス。
反撃の機会をうかがいます。

しかし残り時間わずかのところで佐々木選手がインヴァーテッド三角のような形で極めにかかります。
ベッツ選手はあえなくタップ。佐々木選手が5分20秒一本勝ちで三回戦進出です!

<三回戦>
佐々木佑太(グレイシーウマイタジャパン)
VS
ドビー・マット(AXIS)

試合開始早々佐々木選手が一気にバックにつくと38秒バックチョークで一本勝ち!
次は準決勝です。

<準決勝>
佐々木佑太(グレイシーウマイタジャパン)
VS
恒村俊範(GRABAKA柔術クラブ)
恒村選手は佐々木選手同様、総合格闘技の経験もあり、4戦4勝全て一本勝ち、まもなくプロデビューを控えるというGRABAKA期待の若手選手です。
この試合は見ごたえのある激闘となりました。

恒村選手が引きこんで佐々木選手がパスガードを仕掛けるという展開で試合は始まりました。
そして開始まもなくのところで、一瞬の隙をついた恒村選手がガードからの三角絞め!
そのまま三角十字に捉えます。とくに腕十字はほとんど極まっているのではないかと思えるほど深く入っていました。
佐々木選手はしばらくこの状態が続き、かなりピンチです。

試合中盤ようやく絞めを外すことに成功します。この時点で恒村選手がアドバンテージ差でリードもポイントは0-0です。

反撃に出る佐々木選手。
一気にパスガードを狙います。

この波状攻撃のカウンターのような形で恒村選手がタックル気味に起き上がって上下入れ替わり2ポイントを先制!

下になった佐々木選手はすかさず三角絞めに捉えます。

ですが深くは極まっていないようで恒村選手はエスケープ。

さらにディープハーフガードの体勢から揺さぶりをかけます。

試合終了間近、恒村選手がダメ押しのスイープ!

ポイント4-0で佐々木選手は準決勝敗退。
恒村選手が決勝戦進出です。
試合後の佐々木選手のコメント
「恒村選手は強かったです。タップはしませんでしたが腕十字は極まっていました。なのでちょっと腕が痛いです。柔術はもっと練習しなければダメですね。。次は12月の総合を頑張ります。」
ちなみにアブソルート級にも出場した佐々木選手ですが、2試合に勝利も三回戦で6-0で敗れ準決勝進出はなりませんでした。
佐々木選手との激闘の末決勝に進出した恒村選手の決勝の模様もお届けします!

<決勝>
恒村俊範(GRABAKA柔術クラブ)
VS
アリソン・シバハラ(ノヴァウニオンジャパン)
お互いに4試合を勝ち上がってきた両者。アリソン選手もパンクラスゲートに出場するなど総合格闘技の経験があるようです。

スパイダーガードをとるアリソン選手に対して恒村選手はパスガードのチャンスを狙います。

ガードから三角絞めの体勢に入るアリソン選手!この攻防でアリソン選手にアドバンテージが入ります。
さらに追加でアドバンテージをとったアリソン選手が残り時間1分までリード!

ですが、スタンドに戻って試合時間30秒を切ったところで恒村選手が渾身のテイクダウン!

これが見事にきまり、ポイント2-0で恒村選手が逆転優勝を果たしました!

借り物のギをしっかりアピール!

優勝の瞬間、恒村選手の応援団も歓喜に沸いていました!

喜びを噛み締める恒村選手。
総合格闘技の試合も活躍が期待されます!

<アダルト青帯ペナ級>
優勝 恒村俊範(GRABAKA柔術クラブ)
準優勝 アリソン・シバハラ(ノヴァウニオンジャパン)
3位 佐々木佑太(グレイシーウマイタジャパン)
photo and text by Takashi Umezawa

©Bull Terrier Fight Gear
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