English Portugues Japanese

2010年12月26日

いま中国が熱い!! Part.3


黒帯83kg以下
ウー・ター・リー(CHILE BJJ)
vs
瀧澤 恵介(九龍柔術)
瀧澤は引き込みから積極的にスイープを仕掛け、2ポイント先制。






そのままパスを狙う瀧澤に、ウーは意地を見せて三角で捕らえる。




この三角を瀧澤はあわてずに脱出すると、逆にバックを狙ってアドバンを追加。
結果、ポイント2-0で瀧澤が決勝へ駒を進める。




決勝
瀧澤 恵介(九龍柔術)
vs
ダニエル・チャールズ(マカオBJJ)
ルールディレクターのシドが「これぞ柔術!」と一押しだったのが、この83kg決勝の瀧澤の試合。
相手は香港きっての実力者で優勝候補、ノヴァウニオンの黒帯、ダニエル・チャールズ。




ダニエルは1回戦はシードで、初戦がこの決勝戦に。
試合はダニエルが瀧澤を引き込むと、ハーフガードから潜り、厳しい突き上げで瀧澤を揺らす。




ダニエルの攻めを冷静に対処した瀧澤が逆襲。




嫌がったダニエルの動きに合わせて、流れるように腕十字!




がっちり極まりそのままタップを奪った。




強烈な十字絞めと無類のサウナ愛好家として有名な「サウナ十字瀧澤」であるが、この試合は十字は十字でも腕十字で極めた。




+92kg
トーマス・ファン(KYLIN BJJ)
vs
レアンドロ・ブラッサロト(ATOS ALAVANCA)
テレビ中継の都合で、試合直前にコートが変更になり、集中していた両選手には気の毒でした。




レアンドロはアトスには珍しい上からパスの選手。
まずはお互いにガッチリと組んで、テイクダウンを狙いますがトーマスの圧力が強くバランスを崩され逆に押さえ込みます。




レアンドロは距離を作って、スイープの逆襲。
上になれたら本領発揮。




セオリーどおりにパス。
そしてラペラチョーク。




終了4秒前、一本勝ちで決勝に進出です。




決勝
ブルーノ・モヘイア(上海BJJ)
vs
レアンドロ・ブラッサロト(ATOS ALAVANCA)
どちらも地元、上海在住のブラジル人。
交流は無いそうですが、ブラジル人柔術家は、上海ではこの2人だけではないか?ということで、お互いに一目置き合っている存在。
1回戦シードの巨漢ブルーノを相手に、レアンドロはテイクダウンからバック、引き込んでからスイープと攻撃をかけるが、決定点にはならず。




ブルーノが逆襲。ハーフから胸を合わせると一気にマウントへ、これはすぐに戻されてしまいアドバンだったがパス3点を得る。




その後、ブルーノが再度パスで猛攻をかけて14-0でブルーノが大差の判定勝利。




表彰台。
優勝 ブルーノ・モヘイア(上海BJJ)
準優勝 レアンドロ・ブラッサロト(ATOS ALAVANCA)
3位 トーマス・ファン(KYLIN BJJ)



現在は生徒の指導に全力を上げていること、上海は他に黒帯がいない、という2つの理由から自分を追い込む練習ができないと嘆いていたレアンドロ。

後半はスタミナが足りなくなったように思えた。

個人的にも応援していただけに残念な結果に。

あらためて勝負の厳しさを感じた。

まだ若いので、ぜひコンディションをキッチリと作ってリベンジを果たして欲しい。





©Bull Terrier Fight Gear
www.b-j-j.com


トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔