2010年12月30日
2010年の柔術&グラップリング界の10大ニュース Part.1
気づいてみれば2010年ももう終わり!
年々、年が過ぎるのがめちゃめちゃ早くなってると思うのは気のせいでしょうか?!
では毎年恒例の自分が独断と偏見で選んだ今年の柔術&グラップリング界の10大ニュースを紹介したいと思います!
まずは10位から!
10位・ファブリシオ・ベウドゥム、ヒョードルから一本勝ち!
柔術&グラップリングの10大ニュースと言いながらいきなり総合のニュースになってしまいましたが、この一戦は柔術界にとって非常にいい影響を与えたことと思います。かつて総合では柔術黒帯=文句なし強豪選手、と言われてたものですが、柔術黒帯が総合で無残に負ける姿は珍しいものではなくなってしまいました。それだけにベウドゥムがあの“人類最強の男”と言われたヒョードルに一本勝ちしたのは嬉しいニュースでした。それも柔術ならではとも言えるガードからの三角絞めですからね。普段はまったく総合に興味ない自分でさえもこの試合ばかろいは映像を取り寄せて見たぐらいですからね。久びさに柔術家がスカツ!と一本勝ちして大いにテンションがアガッた試合でした。

ヒョードルに勝利したファブリシオ・ベウドゥム。
また柔術にも出て欲しい!
9位:コブリンヤ、引退!
今年のムンジアルで引退を表明したフーベンス・シャーレス“コブリンヤ”。コブリンヤは“最強のペナ級選手”としてホイラー・グレイシーの持つムンジアル4連覇の記録を塗り替えるべく最後のムンジアルに出場しました。が、惜しくも決勝で宿敵ともいえるハファエル・メンデスに敗れ記録更新はなりませんでした。この一戦はベテラン・コブリンヤvs新鋭・ハファという図式で見られており、その試合を制したハファが黒帯でムンジアル初優勝を果たし新時代到来を大きくアピール、この試合で引退するコブリンヤと明暗を分けたのが印象的でした。それでもコブリンヤが残した偉業と名勝負の数々は色褪せることはないでしょう。コブリンヤ、お疲れさまでした!

選手としての引退を表明したコブリンヤ。
今後は自身のアカデミーを設立し指導者として柔術に関わっていくそうです。
8位:カイオ・テハ、ガロ級でアブソ優勝!
ガロ級の世界王者、カイオ・テハがこれまた柔術ファンタジー溢れる快挙を果たしてくれました。なんとガロ級のカイオがアブソルートで優勝を果たしたのです!常々、柔術は力ではなくテクニックだ!と言われていますが、それを実践するのは容易なことではありません。が、このカイオはその類まれなるテクニックで見事のそれを成し遂げたのです。それもラスヴェガス・オープンとアメリカン・ナショナルの2度も、ですよ?!これを快挙と言わずしてなんと言うべきか。このカイオの快挙は「小さな選手が大きな選手に負けない」というブラジリアン柔術の原点を体現した素晴らしいものでした。

ガロ級ながらアブソ優勝の快挙を果たしたカイオ・テハ。
柔術ファンタジー溢れる活躍!
7位:日本人選手、海外で活躍!
今年は日本人選手が海外の大会で優勝、入賞の活躍が目立った年でもありました。ザッと列挙するとまずはムンジアルで青から茶帯まで優勝のホベルト・サトシ・ソウザ、茶ガロ優勝の芝本幸司選手。そしてアブダビ・ワールドプロで優勝した関根“シュレック”秀樹選手。そして同じくアブダビ・ワールドプロの紫茶黒混合トーナメントで3位入賞の片庭勝則選手。タイオープンのノーギ優勝の松本義彦選手、などなど。日本人選手は海外勢に比べると小柄な選手が多いので苦戦を強いられることが多いのですが、それでも軽い階級では完全に外人選手と対等に戦えることを証明しています。ですがそれは色帯までのこと。こと黒帯に関してはいまだ厳しい戦いが続いていると言わざるを得ません。果たして来年はこの現状を打破する選手が現れるでしょうか?!

ムンジアルで青~茶帯で優勝のホベルト・サトシ・ソウザ。

アブダビ・ワールドプロで青帯階級別優勝&アブソ準優勝!
関根“”シュレック秀樹

ムンジアル茶ガロ優勝で黒帯昇格を果たした芝本幸司。
6位:プロ柔術「GI」終了!
これは悲しいニュースです。日本で初めてプロ柔術を開催したプロイベントの先駆け、GIが今年で一時、活動休止になってしまいました。ここ数年、GIは年に1度のペースでプロ大会を開催していましたが、それも観客数は決して芳しいものではなく、かつてのようなブラジル人強豪選手の来日やアマ大会では実現し得ない豪華日本人選手同士の対戦などは組まれずに、あくまでもアマ大会の延長的な大会になってしまったのは残念な限り。個人的にもこのGIがなければ柔術にここまで深く関わることはなかったので非常に残念な限りです。かと思えば新たにプロ柔術ではなくプロ柔術“イベント”というREBELS EX(レベルス・エクストラ)が新たに旗揚げし、その旗揚げ戦は賛否両論ありながらもそこそこの話題になりました。このREBELS EXの旗揚げ第2戦は来年の1/23に予定されていましたが大会プロデューサー・高谷聡氏によると延期らしいので、これまた前途多難ぶりが予想されます。

活動休止になったGI。
復活を望む!

今年旗揚げも第2回大会は未定のREBELS EX。
次回大会はいつ開催?!
★5位~1位は明日更新します!

©Bull Terrier Fight Gear
www.b-j-j.com
年々、年が過ぎるのがめちゃめちゃ早くなってると思うのは気のせいでしょうか?!
では毎年恒例の自分が独断と偏見で選んだ今年の柔術&グラップリング界の10大ニュースを紹介したいと思います!
まずは10位から!
10位・ファブリシオ・ベウドゥム、ヒョードルから一本勝ち!
柔術&グラップリングの10大ニュースと言いながらいきなり総合のニュースになってしまいましたが、この一戦は柔術界にとって非常にいい影響を与えたことと思います。かつて総合では柔術黒帯=文句なし強豪選手、と言われてたものですが、柔術黒帯が総合で無残に負ける姿は珍しいものではなくなってしまいました。それだけにベウドゥムがあの“人類最強の男”と言われたヒョードルに一本勝ちしたのは嬉しいニュースでした。それも柔術ならではとも言えるガードからの三角絞めですからね。普段はまったく総合に興味ない自分でさえもこの試合ばかろいは映像を取り寄せて見たぐらいですからね。久びさに柔術家がスカツ!と一本勝ちして大いにテンションがアガッた試合でした。

ヒョードルに勝利したファブリシオ・ベウドゥム。
また柔術にも出て欲しい!
9位:コブリンヤ、引退!
今年のムンジアルで引退を表明したフーベンス・シャーレス“コブリンヤ”。コブリンヤは“最強のペナ級選手”としてホイラー・グレイシーの持つムンジアル4連覇の記録を塗り替えるべく最後のムンジアルに出場しました。が、惜しくも決勝で宿敵ともいえるハファエル・メンデスに敗れ記録更新はなりませんでした。この一戦はベテラン・コブリンヤvs新鋭・ハファという図式で見られており、その試合を制したハファが黒帯でムンジアル初優勝を果たし新時代到来を大きくアピール、この試合で引退するコブリンヤと明暗を分けたのが印象的でした。それでもコブリンヤが残した偉業と名勝負の数々は色褪せることはないでしょう。コブリンヤ、お疲れさまでした!

選手としての引退を表明したコブリンヤ。
今後は自身のアカデミーを設立し指導者として柔術に関わっていくそうです。
8位:カイオ・テハ、ガロ級でアブソ優勝!
ガロ級の世界王者、カイオ・テハがこれまた柔術ファンタジー溢れる快挙を果たしてくれました。なんとガロ級のカイオがアブソルートで優勝を果たしたのです!常々、柔術は力ではなくテクニックだ!と言われていますが、それを実践するのは容易なことではありません。が、このカイオはその類まれなるテクニックで見事のそれを成し遂げたのです。それもラスヴェガス・オープンとアメリカン・ナショナルの2度も、ですよ?!これを快挙と言わずしてなんと言うべきか。このカイオの快挙は「小さな選手が大きな選手に負けない」というブラジリアン柔術の原点を体現した素晴らしいものでした。

ガロ級ながらアブソ優勝の快挙を果たしたカイオ・テハ。
柔術ファンタジー溢れる活躍!
7位:日本人選手、海外で活躍!
今年は日本人選手が海外の大会で優勝、入賞の活躍が目立った年でもありました。ザッと列挙するとまずはムンジアルで青から茶帯まで優勝のホベルト・サトシ・ソウザ、茶ガロ優勝の芝本幸司選手。そしてアブダビ・ワールドプロで優勝した関根“シュレック”秀樹選手。そして同じくアブダビ・ワールドプロの紫茶黒混合トーナメントで3位入賞の片庭勝則選手。タイオープンのノーギ優勝の松本義彦選手、などなど。日本人選手は海外勢に比べると小柄な選手が多いので苦戦を強いられることが多いのですが、それでも軽い階級では完全に外人選手と対等に戦えることを証明しています。ですがそれは色帯までのこと。こと黒帯に関してはいまだ厳しい戦いが続いていると言わざるを得ません。果たして来年はこの現状を打破する選手が現れるでしょうか?!

ムンジアルで青~茶帯で優勝のホベルト・サトシ・ソウザ。

アブダビ・ワールドプロで青帯階級別優勝&アブソ準優勝!
関根“”シュレック秀樹

ムンジアル茶ガロ優勝で黒帯昇格を果たした芝本幸司。
6位:プロ柔術「GI」終了!
これは悲しいニュースです。日本で初めてプロ柔術を開催したプロイベントの先駆け、GIが今年で一時、活動休止になってしまいました。ここ数年、GIは年に1度のペースでプロ大会を開催していましたが、それも観客数は決して芳しいものではなく、かつてのようなブラジル人強豪選手の来日やアマ大会では実現し得ない豪華日本人選手同士の対戦などは組まれずに、あくまでもアマ大会の延長的な大会になってしまったのは残念な限り。個人的にもこのGIがなければ柔術にここまで深く関わることはなかったので非常に残念な限りです。かと思えば新たにプロ柔術ではなくプロ柔術“イベント”というREBELS EX(レベルス・エクストラ)が新たに旗揚げし、その旗揚げ戦は賛否両論ありながらもそこそこの話題になりました。このREBELS EXの旗揚げ第2戦は来年の1/23に予定されていましたが大会プロデューサー・高谷聡氏によると延期らしいので、これまた前途多難ぶりが予想されます。

活動休止になったGI。
復活を望む!

今年旗揚げも第2回大会は未定のREBELS EX。
次回大会はいつ開催?!
★5位~1位は明日更新します!

©Bull Terrier Fight Gear
www.b-j-j.com