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2010年12月31日

2010年の柔術&グラップリング界の10大ニュース Part.2

さあこれが2010年最後の更新になりました!

昨日の続き、柔術&グラップリング界の10大ニュースのPart.2、5位から1位の発表です!


5位:“修斗のカリスマ”佐藤ルミナ選手が柔術デビュー!

昨年は桜井“マッハ”速人選手が柔術デビューを果たし大きな注目を集めましたが、今年は佐藤ルミナ選手が満を持して柔術に初参戦です。しかも青帯で試合出場ということで初出場&初優勝も期待されましたが残念ながら階級別は1回戦敗退、アブソは2試合目で負傷棄権となってしまいました。それでも青帯初優勝を目標に今後も継続参戦を明言してくれたのだから嬉しい限り。佐藤選手の次の試合が今から楽しみです!



柔術デビューを果たした佐藤ルミナ選手。
残念ながら結果は残せませんでしたが次戦に期待!



4位:ホジャー・グレイシー、史上初のムンジアル黒アブソ3回優勝の快挙!

柔術界の最高峰大会であるムンジアルは今年も話題満載で見所も多かったのですが、ムンジアルの長い歴史において初の偉業が果たされました。それがホジャー・グレイシーの黒帯アブソ3回優勝です。これは96年からスタートしたムンジアルで初の快挙で今年のムンジアル決勝戦で戦ったホジャーとシャンジのどちらが勝利しても初の出来事という最高の舞台でその試合に勝利したのがホジャー。ホジャーは現在の柔術界においてベストの選手の一人なのは言うまでもありませんが、こと“グレイシー”においても同じこと。グレイシーに名を持つ選手はなにかと注目を浴びますが、ホジャーはそのプレッシャーに負けることなく着々と実績を重ねています。ホジャーの強さを目の当たりしているとホジャー政権は当分は揺るぎないものだと確信していいでしょう。



ムンジアル黒帯アブソ3回優勝の快挙を果たしたホジャー・グレイシー。
その偉業はグレイシーマガジンの表紙を飾るほどの大きな話題に。
来年のムンジアルでも連覇なるか?!



3位:ドゥマウ主催大会で海外大会の航空券獲得サーキット開始!

今年からスタートしたドゥマウ主催大会の海外大会無料航空券獲得サーキット。これはドゥマウが主催する大会で優勝した回数をカウントし優勝ポイントを集計してそのランキングのトップ選手にヨーロピアンとパン選手権に出場する際の無料航空券を贈呈する、というもの。これまでは大きな大会で単発で無料航空券贈呈はありましたが、このような年間を通しての企画は例がなく、出場選手に好評なようです。すでに来年1月に開催されるヨーロピアン出場選手は決まっており、総勢15名がこの無料航空券でポルトガルのリスボンに渡航します。次は来年3月のパン選手権への無料航空券獲得サーキットですが、これはすでにスタート済。この企画は今後も継続予定というから選手にとっては大会出場の大きなモチヴェーションになることでしょう。



ドゥマウ主催大会を運営するエジソン籠原。
また「KEDISON」というドゥマウに続く新しいキモノブランドの立ち上げも計画しており、その活動には目が離せません!



2位:Ustream番組「橋本欽也の柔術プリースト」スタート!

これは個人的に大きなことだったUst番組「柔術プリースト」のスタート。最初は急なオファーで本当にやれるのかな?と不安なスタートだったのですが、柔術の試合動画を流したり、ゲストをお呼びしてのトークなど毎回趣向を凝らした企画でアーカイブもおかげさまでなかなか好調。これは「週刊UST格闘技」のイチ番組としてやってるのですが他番組に比べたらダントツのアーカイブ回転数を記録しています。前回のVol.7で一時休止して充電期間を経て改めてリスタートしようとしたのですが、とりあえずやるネタがあるから続けようか、ということで来月以降も特別編として続行決定。1月はマカオ特集、2月はヨーロピアン特集、3月はパン選手権のプレビューとADCCアジアトライアル特集でいこうと思っています。もちろんここでしか流さない(流せない?!)レア動画も満載でお届けする予定。2011年も乞うご期待!



世界初の柔術専門Ust番組「橋本欽也の柔術プリースト」。
2011年もぼんやりと続けていきますので、ぜひ生配信でご覧下さい!
★番組詳細はコチラから!



1位:アジアで柔術が大盛り上がり!

今年、個人的に強く感じたのがアジア各地で柔術が非常に盛り上がっているということでした。この1年で行ったのは上海、香港、マカオが2回ずつ、韓国、タイを1回ずつでそのどこでも柔術普及に熱意を持った人が大会開催をしていたり、アカデミーを運営していたり、試合に出場していたり、とそれぞれが使命感を持って活動されていて感銘を受けました。とかく沈滞ムードが囁かれる日本の柔術シーンにおいてこのアジアの柔術熱は脅威というか大いに刺激を受けた次第です。それでもアジアの柔術シーンの中心にあるのは日本であるのは間違いないので、他国の熱意に負けないように日本もこれまで以上に頑張らねば、と強く思いました。また日本人選手はアジアのトップだという心意気を持ってパン選手権やムンジアルだけでなくアジアの大会にも出場してもらいたいです。そこで日本のハイレベルな柔術を見せ、互いに切磋琢磨できればいいな、と考えています。かつての日本がブラジルから来日する強豪選手から多くのことを学んだように、ですね。ですから来年もアジアには大注目して欲しいと思います!



中国の上海で政府公認団体のWJAJCを設立した山田重孝氏。
山田氏はつい先日、アブダビワールドプロの中国予選とチャイナ・オープンを主催したばかり。




1/8にマカオでコパデマカオを主催し、DEEPマカオ大会のサポートも務める香港の北圭介氏。
香港でARMROCK Ltd.という会社を運営。




北氏と共に香港の九龍地区で九龍柔術を開いている瀧澤恵介。
九龍柔術ではメインインストラクターと代表を兼任。




韓国のイ・スンジェはIBJJFのルールディレクターでもあるアルバロ・マンスールの黒帯で韓国の連盟であるBJJFKの事実上のトップ。
まだIBJJFの正式な認可を受けてはいないBJJFKだが正式認可を受けれるように精力的に活動中。




同じく韓国のイ・ジョンウはデラヒーバの茶帯。
デラヒーバ・コリアとADCC KOREAの代表を兼任し、今年はデラヒーバカップ・コリアとADCC KOREA TRIALを初開催。
これらの大会は今後も継続開催の予定なので日本からも出場してみてはいかがだろうか?!
★デラヒーバカップ・コリアの様子はコチラから!




アジア全域で抜群の知名度を誇るBJJ ASIAの管理人にしてバンコクBJJの代表、ルーク・チャヤ。
ルークはBJJ ASIAで柔術情報を発信しながら年に1度、タイ・オープンを主催。
本業はジュエリーデザイナーという変わり種だが柔術にかける熱意は本業以上かも。
今年のタイオープンには日本からも多くに選手が出場し好成績を残したのは記憶に新しい。
★BJJ ASIAはコチラから、ルークのジュエリーコレクション、LUKE SATORUはコチラから、タイオープンの詳細はコチラから!




アジアで活躍中の荒牧誠(香港柔術)、小笠原誠(台湾BJJ)、そして大内敬(パラエストラ小岩)。
荒牧、小笠原の両選手はアジア全域の大会に精力的に出場中。
大内さんは特に活動予定はなし。



いかがでしたでしょうか?!

これはあくまでの自分の独断と偏見で選んだものなのでご容赦を。

それでは今年も1年間ありがとうございました。

また来年もよろしくお願いします!





©Bull Terrier Fight Gear
www.b-j-j.com

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