2011年03月29日
パン選手権2011:ホベルト・サトシ・ソウザ、アダルト茶帯レーヴィで優勝!

2/27のドゥマウ愛知大会のDFC(Dumau Free airticket Circuit)でパン選手権への無料航空券を獲得してパン選手権に初出場したホベルト・サトシ・ソウザ(ブルテリア・ボンサイ)。
1月のヨーロピアンもDFCで出場しアダルト茶レーヴィで優勝、アブソでも3位入賞を果たしたのは記憶に新しいところです。
ですがそのアブソの試合でヒザを負傷し、今大会が復帰戦となります。
★ヨーロピアンでの試合の様子はコチラから!
まだ負傷箇所の回復具合は70%ほどと言いながらも初参戦のパン選手権、そしてヨーロピアンに続く国際大会連覇に気迫充分でした。
LA到着時には実に5kgもの体重オーバーで体重調整が心配されましたが、大会当日には1kgアンダーまで落として体調も問題なしというのはさすがトップ選手といったところでしょう。
それではサトシの試合の様子を紹介します!

1回戦の相手は1月のヨーロピアン決勝で対戦したアリアンシのジョルダン・シュルツ。

引きこみからスイープを仕掛けます。

これで2ポイント先制!

その後は無理に攻めることなく危なげ無い試合運びを見せます。

そして2−0で勝利、初戦を突破。

2回戦はATOSのラルフ・ゴー。
ラルフは以前からサトシとの対戦を熱望しており、今大会でついに実現。
試合開始早々にタックルでテイクダウンに成功。

そしてすぐさまパスにいき圧倒的に攻め続けます。

フィニッシュはマウントからの十字絞め!

4:05、一本勝利で準決勝戦へ。
ラルフは今大会の2週間前にATOSの集中キャンプに参加して試合に挑みましたが2回戦敗退でした。

試合を重ねるごとに調子がよくなっていきます。
準決勝もテイクダウン、パス、マウントと攻め一辺倒。

フィニッシュはまたもマウントからの絞め。
試合時間は4:33でした。

ここまで危ない場面はなくまさに磐石の強さを見せつけるサトシ。
試合後も余裕の表情。

決勝はチェックマットのチアゴ・ガイア。
チアゴは2009年の紫帯で優勝した歳のムンジアル決勝戦で対戦した選手で、ブラジレイロなどで優勝している強豪です。

試合開始後すぐにバックマウントからの絞めで秒殺か?!となるも場外に逃げられて4ポイントのみ。

決勝戦でも安定した試合ぶりは変わらず。

相手がヒザ十字を仕掛けてきた際に外掛け反則!

なんと決勝は反則勝ちで優勝!

試合後は応援してくれていた2FスタンドのATOS勢に向けてATOS定番の剣を振るうパフォーマンス。

笑顔で余裕のVサイン。
サトシ、ヨーロピアンとパン選手権で国際大会2連覇達成。
昨年のムンジアルから3大会連続優勝の快挙です!

マルキーニョスも嬉そう。

サトシのコメント
「最後の決勝は2、3回戦で一本勝ちしてたから相手が強い選手と知っていても自信があった。自分が一番大事だと思ったのは最後まで諦めないこと。ポイントを与えずに自分の技を信じることが重要。初参戦したパン選手権で優勝できて嬉しい。次はムンジアル連覇を狙います!」
©Bull Terrier Fight Gear