2011年09月20日
MEGA FIGHT JIU JITSU CHAMPIONSHIP 2011:アダルト紫帯アブソルート級
本日はMEGA FIGHT JIU JITSU CHAMPIONSHIP 2011のアブソルート級で最も参加者数の多かった紫帯アブソルート級の模様をお届けしたいと思います。
アダルト紫帯アブソルート級は16名がエントリー。
注目はシュレックこと関根秀樹選手(ブルテリアボンサイ)。
関根選手は今月24日、25日にイギリスのノッティンガムで開催されるグラップリングの最高峰大会であるADCC2011への出場が決定済み。
今回のトーナメントはギありなので単純に比較はできませんが、ADCC本戦出場に向けた仕上がり具合は気になるところです。
ですが関根選手は今月上旬からホルモン異常が原因の糖尿病に見舞われ、大会直前まで入院して治療に専念していました。
そのせいで調整不足に加え、体重の増減で本調子でないのは明らか。
しかし本トーナメントはハッタ兄弟、GRABAKA柔術クラブの神田選手など強豪選手がこぞってエントリーしており、さすがの関根選手も簡単に優勝とはいかないでしょう。
それでは早速試合の模様を御覧ください!
<アダルト紫帯アブソルート級一回戦>
関根秀樹(ブルテリアボンサイ)
VS
小林幸夫(AXIS群馬)
関根選手の一回戦は今大会階級別でプルーマ級にエントリーしていた小林選手でした。
かなりの体格差ですが、小林選手も果敢に攻めます。
関根選手はそれに応えるように、テクニックによる攻防を繰り広げているようでした。
結果は11-2で関根選手が順当に勝利して二回戦進出です。
アダルト紫帯アブソルート級は16名がエントリー。
注目はシュレックこと関根秀樹選手(ブルテリアボンサイ)。
関根選手は今月24日、25日にイギリスのノッティンガムで開催されるグラップリングの最高峰大会であるADCC2011への出場が決定済み。
今回のトーナメントはギありなので単純に比較はできませんが、ADCC本戦出場に向けた仕上がり具合は気になるところです。
ですが関根選手は今月上旬からホルモン異常が原因の糖尿病に見舞われ、大会直前まで入院して治療に専念していました。
そのせいで調整不足に加え、体重の増減で本調子でないのは明らか。
しかし本トーナメントはハッタ兄弟、GRABAKA柔術クラブの神田選手など強豪選手がこぞってエントリーしており、さすがの関根選手も簡単に優勝とはいかないでしょう。
それでは早速試合の模様を御覧ください!
<アダルト紫帯アブソルート級一回戦>
関根秀樹(ブルテリアボンサイ)
VS
小林幸夫(AXIS群馬)
関根選手の一回戦は今大会階級別でプルーマ級にエントリーしていた小林選手でした。
かなりの体格差ですが、小林選手も果敢に攻めます。
関根選手はそれに応えるように、テクニックによる攻防を繰り広げているようでした。
結果は11-2で関根選手が順当に勝利して二回戦進出です。
実は本トーナメント、関根選手の対抗馬として密かに関係者から注目を集めていた選手がこの高橋実選手(草柔会仙台)です。
高橋選手は東北大学出身で高専柔道の使い手で昨年ぐらいから柔術の大会にしばしば参加するようになり、今まで出場した大会はすべて優勝という恐ろしい戦績を誇っています。
直近ではJJFJ主催のイーストジャパンでアダルト紫帯階級別、アブソルート級の二冠に輝いたばかり。
高橋選手の試合ぶりにも注目です!
ちなみに階級別はメジオ級に出場。強豪神田崇広選手(GRABAKA柔術クラブ)から決勝で一本勝ちし見事優勝を果たしています。
<アダルト紫帯アブソルート級一回戦>
高橋実(草柔会仙台)
VS
松林卓弘(ねわざワールド宇都宮)
高橋選手が引き込み、得意技の浅野返しから松林選手をスイープすると最後は腕十字でフィニッシュ。
高橋選手が二回戦進出を決めました。
続く二回戦も腰絞による秒殺で高橋選手が準決勝進出を果たしました!
<アダルト紫帯アブソルート級一回戦>
神田崇広(GRABAKA柔術クラブ)
VS
ディエゴ・ハッタ(OVER LIMIT JJ Academy)
一回戦から中々の好カードが実現!
序盤4-0で神田選手がリードもマウントなどの大量失点でディエゴが11-4と逆転。
しかし、マウントを切り返した神田選手が11−11の同点に追いつくと、そのまま流れるように腕十字を極めて勝利!
神田選手が二回戦進出を果たしました!
<アダルト紫帯アブソルート級一回戦>
ジエメルソン・ハッタ(OVER LIMIT JJ Academy)
VS
石田浩(頂柔術)
11-2でリードのジエメルソンが終了間際に飛びついて腕十字を極めて勝利!
<アダルト紫帯アブソルート級二回戦>
神田崇広(GRABAKA柔術クラブ)
VS
長谷川賢(INAGUMA JJ)
神田選手勝てば階級別で苦杯を舐めさせられた高橋実選手にリベンジのチャンス。
しかし、相手はバリバリの柔道家、長谷川選手。
その強い柔道スタイルに苦戦を強いられてしまいました。
結果は長谷川選手が6-0で勝利!
準決勝で高橋実選手(草柔会仙台)と対戦です。
<アダルト紫帯アブソルート級二回戦>
関根秀樹(ブルテリアボンサイ)
VS
クラハラ・ヘンダーソン(Tensai JJ)
この試合も関根選手はテクニック勝負を仕掛けているようでした。
バックを取り優位に試合を進める関根選手。
最後は腕十字!
関根選手が準決勝にコマを進めました。
<アダルト紫帯アブソルート級準決勝>
高橋実(草柔会仙台)
VS
長谷川賢(INAGUMA JJ)
高橋選手は得意の展開に持ち込むべく引き込んで帯取り系のスイープを試みますが、長谷川選手はことごとく潰していきます。
逆にパスガードで先制の3ポイントを挙げると、スタミナ切れした高橋選手への猛攻を緩めず13−0と大量リード。
一本こそなかったものの長谷川選手が決勝進出です!
敗れた高橋選手は柔術の試合は初めての敗戦。
今大会でいろいろと課題が見つかったそうなので次の試合に期待しましょう!
ちなみに高橋選手はクレベル・コイケとの対戦を熱望中です!
<アダルト紫帯アブソルート級準決勝>
関根秀樹(ブルテリアボンサイ)
VS
ジエメルソン・ハッタ(OVER LIMT JJ Academy)
大会ベストバウトを挙げるとしたらこの試合で間違いないありません。
ノンストップの試合展開は会場がこの日一番盛り上がった瞬間でした。
先制スイープでポイントを挙げるジエメルソン。
関根選手は横三角などを使って極めを狙いに行きます。
しかしことごとくエスケープしジエメルソンは極めさせません。
横三角がダメならと言わんばかりに今度は下から腕十字や三角を狙う関根選手!
またもジエメルソンがエスケープし、会場は大盛り上がり!
逆にカウンターでジエメルソンが攻め立てます。
ですが、攻め急いだ感のあるジエメルソンから関根選手はきっちりマウントを奪うと腕十字に移行。
レフリーがすかさずストップして関根選手が決勝進出です!
ジエメルソンも敗れはしましたが会場からは拍手の嵐の好勝負を演じました!
関根選手相手にプルーマ級の体格でここまでの試合を出来る選手はそうそういないでしょう!
<アダルト紫帯アブソルート級決勝>
関根秀樹(ブルテリアボンサイ)
VS
長谷川賢(INAGUMA JJ)
体格的にはほぼ同じといってよい両者。
試合開始早々から立ち技の攻防になりますが、柔道では一枚上手か長谷川選手がテイクダウンで先制!
草柔会仙台の高橋選手に勝利したことで俄然注目を浴び始めた長谷川選手が関根選手を苦しめます。
関根選手は寝技勝負に持ち込もうとするもなかなか自分の展開にできません。
スタンドになるとまたも長谷川選手がテイクダウン!
4−0で長谷川選手がリード!
残り時間もわずかで関根選手は絶体絶命のピンチです。
残り時間30秒ぐらいのところで逆転を狙った関根選手が投げからテイクダウン、マウントに移ったところで長谷川選手から悲鳴があがります。
どうやら靭帯を痛めてしまったようです。
最後まで試合を観たかったのですが残念ながら長谷川選手の負傷により試合終了。
関根選手が優勝を果たすという結果になりました。
負傷により試合続行不能で敗れてしまった長谷川選手ですが、怪我を治した状態で是非もう一度関根選手との対戦を見てみたいです!
<アダルト紫帯アブソルート級>
優 勝 関根秀樹(ブルテリアボンサイ)
準優勝 長谷川賢(Inaguma Jiu Jitsu)
3 位 ジエメルソン・ハッタ(OVER LIMIT BJJ)、高橋実(草柔会仙台)
photo and text by Takashi Umezawa
©Bull Terrier Fight Gear