2011年10月10日
ワールドプロ日本予選2012:茶黒-73kgトーナメント
今年のワールドプロ日本予選は東日本大震災の翌日に開催が予定されていたためにその影響で予選の開催が困難な状況になり、まずは延期が発表されました。
が、大会開催のための会場の確保が出来ずに後に大会の開催自体が中止となってしまいました。
そのために今年の本戦には主催者推薦で選抜された選手らが出場したという経緯があります。
これは予選が本戦の約一ヶ月前だったので仕方のない部分はありましたが、もし普通に予選が開催されていたとしても選手のビザ取得期間の短さや2ヶ月連続での試合、そして遠征期間中の休暇の確保準備など様々な不都合があったのは否めない事実でした。
今回はそれらの反省点が改善されて、本戦に先駆けること約半年という十分な準備期間をもっての予選開催は大会主催者にとっても選手にとってもいいことでしょう。
今大会の予選を勝ち抜いた選手は来年の4月中旬にUAEのアブダビで開催される本戦に出場できるとあり、多くの参加者が見込まれていましたが、蓋を開けてみればそんなことはなく、約100人程度の参加者数に留まりました。
これには他の大会と日程が重なったこと、試合カテゴリーがアダルトのみなこと、体重区分&試合時間が特殊なことなどが考えられます。
ですが逆にいえば出場した約100名の選手らはすべてそれらのネガティブな要素を顧みずに予選に参加し、本戦出場を狙っている本気の選手ばかりということ。
それだけに普段はなかなか試合に出てこない選手や海外の強豪などもはるばる参戦してきたりして非常に見所の多い大会となりました。
まずは最大の注目カテゴリーだった茶黒-73kgのトーナメントから紹介していきましょう。
この階級にはホベルト・サトシ・ソウザがエントリー。
試合前はいつものように気合充分の表情!
が、大会開催のための会場の確保が出来ずに後に大会の開催自体が中止となってしまいました。
そのために今年の本戦には主催者推薦で選抜された選手らが出場したという経緯があります。
これは予選が本戦の約一ヶ月前だったので仕方のない部分はありましたが、もし普通に予選が開催されていたとしても選手のビザ取得期間の短さや2ヶ月連続での試合、そして遠征期間中の休暇の確保準備など様々な不都合があったのは否めない事実でした。
今回はそれらの反省点が改善されて、本戦に先駆けること約半年という十分な準備期間をもっての予選開催は大会主催者にとっても選手にとってもいいことでしょう。
今大会の予選を勝ち抜いた選手は来年の4月中旬にUAEのアブダビで開催される本戦に出場できるとあり、多くの参加者が見込まれていましたが、蓋を開けてみればそんなことはなく、約100人程度の参加者数に留まりました。
これには他の大会と日程が重なったこと、試合カテゴリーがアダルトのみなこと、体重区分&試合時間が特殊なことなどが考えられます。
ですが逆にいえば出場した約100名の選手らはすべてそれらのネガティブな要素を顧みずに予選に参加し、本戦出場を狙っている本気の選手ばかりということ。
それだけに普段はなかなか試合に出てこない選手や海外の強豪などもはるばる参戦してきたりして非常に見所の多い大会となりました。
まずは最大の注目カテゴリーだった茶黒-73kgのトーナメントから紹介していきましょう。
この階級にはホベルト・サトシ・ソウザがエントリー。
試合前はいつものように気合充分の表情!
1回戦シードだったサトシはいきなりホドリゴ・カポラル(ATOS)との対戦に!
カポラルは現在、香港にあるGRIPSというアカデミーでインストラクターをしているブラジル人。
今年のワールドプロではノーギで優勝しており、ムンジアルではアブソであのホミーニョに勝利した強豪中の強豪選手です。
1回戦は岡本裕士選手(RJJ)からフットロックで秒殺勝利しています。
試合序盤は立ち技の攻防を展開するも腰に不安があるサトシは引きこんでガードポジションへ。
カポラルは片足を担ぎながら帯を握ってのスタックパスを仕掛けていきます。
サトシは肩越しに帯を握ってスイープ狙い。
ですがこのポジションで両者ともやや動きが止まった状態に。
ここからサトシは得意のホレッタ風スイープを仕掛けにいきましたが、不発に終わります。
逆にカポラルのパスのディフェンスでマット際で後転してしまい、カポラルにアドバンテージ!
ここで試合時間は残り僅か!
ですが試合終了間際にスイープの攻防で立ち上がってサトシにアドバンテージが入りタイスコアに!
ここで試合終了しレフェリー判定へ!
レフェリーは3名ともサトシの勝利を支持、ポイント0−0,アドバンテージ1−1からのレフェリー判定でサトシ勝利!
非常に僅差の試合内容でしたがサトシが劇的な勝利で決勝戦に進出です!
決勝戦では反対ブロックを勝ち上がったヨースキ・ストー(グレイシーバッハ愛知)と対戦。
引き込んだサトシがスイープ&パスガードで5ポイント連取。
ヨースキもサトシの極め狙いをことごとくディフェンスし極めさせません。
最後にテイクダンしてバックから絞め&腕十字を狙いつつ試合終了。
最終的にはポイント7−0でサトシが勝利、-73kgで優勝しワールドプロ出場権を獲得しました!
茶黒帯-74kg級表彰台
優 勝 ホベルト・サトシ・ソウザ(ブルテリア・ボンサイ)
準優勝 ヨースキ・ストー(グレイシーバッハ愛知)
3 位 ホドリゴ・カポラル(ATOS)、アドリアーノ・マガリャエス(カーロストヨタBJJ)
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【今日が誕生日の柔術家】ベルナルド・ピテウ、奥村豊
©Bull Terrier Fight Gear