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2011年10月16日

金網柔術マッチ:ブルーノ・フラザトvs中村大輔


10/15(土)、東京都江東区のディファ有明にてGRABAKA主催「グラバカ11周年記念大会 GRABAKA LIVE!1st CAGE ATTACK」でブルーノ・フラザト(ATOS)vs中村大輔(GRABAKA柔術クラブ)の柔術マッチが行われました。

今大会は設立11周年を迎えるGRABAKAが主催する初めてのプロ大会でGRABAKAに所属する選手を中心に試合が組まれており、その中で実現したもの。

言うまでもなく中村大輔選手は国内トップの実力を持っており8月に開催されたBJJFJ主催の全日本大会で階級別と無差別で2冠に輝いたのは記憶に新しいところでしょう。

対するブルーノ・フラザトもムンジアルで優勝こそないものの準優勝2回&3位入賞3回、ブラジレイロやパン選手権などは優勝しており、獲得したタイトルは数えきれないほど多いワールドクラスの強豪選手。

この国内トップvs世界の強豪という注目の一戦がなんと金網の中という特殊なシチュエーションで実現です!





70kg以下契約 柔術ルール
ブルーノ・フラザト(ATOS)
vs
中村大輔(GRABAKA柔術クラブ)




試合開始早々、タックルにいく中村選手。




それをしっかり受け止めてから引き込んだブルニーニョ。




ブルニーニョのセコンドはギィ・メンデスとマルキーニョス。
中村選手側は松本義彦&西林浩平が務めました。




ブルニーニョのガードにパスガードを仕掛ける中村選手。




リバースデラヒーバ(スパイラルガードのことをATOSの選手はこう呼ぶ)から奥のズボンの裾を握ってることに注目。




そこから起き上がり、ズボンの裾を引きながらスイープ!




これは金網際になりストップして中央からリスタート。




リスタートしてすぐにタックルのように押し込んでテイクダウンに成功!




これでブルニーニョが2ポイント獲得しました!




ブルニーニョのパスガードを起き上がってディフェンスし金網際へ。
この攻防の中でスタンドから再開もブルニーニョが引き込んでガードポジション。




ブルニーニョがデラヒーバから後転スイープを仕掛け、歓声が上がる場面も。




試合時間の大半はガードのブルニーニョ、トップの中村選手という試合展開でした。




動きが少ないながらも緊迫した攻防に緊張感がみなぎります!




ブルニーニョは巧みなガードワークを駆使。
デラヒーバにリバースデラヒーバ、そしてインヴァーテッドガード!




さらに50/50まで繰り出します。
インポッシブルガードの異名を取るブルニーニョ。
多彩なガードを次々と披露!




50/50とデラヒーバの複合のような足を複雑に絡めたガード、もうどんな状態なのかわかりません!




ここで足が伸びた一瞬のスキを見逃さずにアンクルホールドを狙う中村選手!
ですが回転してディフェンスしたブルニーニョ。




そして試合終了し2−0でブルニーニョ勝利でした!




この試合はブルニーニョの巧みなガードワークが印象に残った一戦でした!




ブルニーニョの試合後のコメント
「2週間前にADCCがあったからこの試合の準備は1週間ぐらいしかなくて大変でしたね。グラップリングの試合に比べてポジションやグリップが違うのでやや戸惑いがありました。試合で自分のポジションを作ることはできたのですが極めるにはちょっと時間が足りませんでした。金網だったので金網際でストップされることが多かったので、それがなけれなもっとポイントに繋がった部分もあったかもしれません。次は日本でMMAの試合に出たいです。」




中村大輔選手の試合後のコメント
「2ポイント差でしたが他の帯でいうとそれ以上の差があると感じました。その差がすごく大きく感じましたね。それをひっくり返すには相当練習しないと、という感じです。ブルーノにはフィジカルやスタミナでは対抗できると思いましたがテクニックの部分ではいろんな部分からいろんな仕掛けをしてくるので、その対応が自分はまだ全然できてないのがわかりました。2ポイントを取るための作りが巧い、と。それをどうにか崩すようなもの、技術だったりフィジカルだったりを鍛え直さないといけないです。もっともっと練習するしかないですね。」



【今日が誕生日の柔術家】クレベル・コイケ



©Bull Terrier Fight Gear


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