2011年10月25日
【大会レポート】ホミーニョ参戦!第2回・神戸オープントーナメント
2011年10月3日、東京ではJJFJ主催のヒクソン・グレイシーカップが開催される中、兵庫県・神戸市立王子スポーツセンターにてJBJJF主催の第2回神戸オープンが開催されました。
注目はやはりグレイシーバッハ所属 “ホミーニョ”ことホムロ・バハウ選手の参戦でしょう。
ホミーニョは世界的に有名な強豪中の強豪でムンジアル王者に輝くこと2回、そしてパン選手権5回優勝、ブラジレイロ4回優勝という凄まじい実績を持っています。
そのホミーニョに黒帯を与えたのは名伯楽として名高いドラクリーノで同門にはサムエル・ブラガ&パブロ・シウバの世界王者コンビがおり、ドラクリーノ門下からはホミーニョを始め多くの優秀な選手が輩出されています。
世界のトップ柔術家の一角であるホミーニョに挑む日本人柔術家は誰か?!
今回はホミーニョを含め4名が出場した、アダルト黒帯アブソルート級の模様をお送りします。
1回戦
ホムロ・バハウ(グレイシーバッハ)
vs
松村威(チームバルボーザジャパン東京)
注目はやはりグレイシーバッハ所属 “ホミーニョ”ことホムロ・バハウ選手の参戦でしょう。
ホミーニョは世界的に有名な強豪中の強豪でムンジアル王者に輝くこと2回、そしてパン選手権5回優勝、ブラジレイロ4回優勝という凄まじい実績を持っています。
そのホミーニョに黒帯を与えたのは名伯楽として名高いドラクリーノで同門にはサムエル・ブラガ&パブロ・シウバの世界王者コンビがおり、ドラクリーノ門下からはホミーニョを始め多くの優秀な選手が輩出されています。
世界のトップ柔術家の一角であるホミーニョに挑む日本人柔術家は誰か?!
今回はホミーニョを含め4名が出場した、アダルト黒帯アブソルート級の模様をお送りします。
1回戦
ホムロ・バハウ(グレイシーバッハ)
vs
松村威(チームバルボーザジャパン東京)
先に引き込んだのは松村選手でしたが、それに合わせるかのようなタイミングでの腰きりパス。
流れるようにニーオンにポジション移行。
松村選手が一度ハーフに戻すも、スルリとマウントを奪い十字絞めの態勢に。
そのままフィニッシュ。
その間、58秒の出来事です!
もうひとつの1回戦は林克芳(G-FREE)vs入來晃久(チームレグナム)の対戦。
林選手は5月に行われた「プロ柔術MATSURI第3戦」にて、三島☆ド根性ノ助相手に大健闘を見せた選手。
林選手が引き込み三角を狙いますが、入來選手が上からプレッシャーをかけます。
横三角等を狙ったっところでブレイク。
スタンドから再開です。
再び林選手が引き込みスパイダーの形で攻めますが、入來選手がズボンを持ってパスしてサイドへ。
そのまま腕十字を極めて入來選手が一本勝利で決勝進出を決めました。
決勝はホミーニョと入來晃久選手の対戦。
注目の大一番です!
ホミーニョが引き込む展開。
入來選手もがっちりベースをとりますが、立ちあがった瞬間、ホミーニョが後方へ引っ張る様にスイープ。
入來選手がアンクル気味に脚を狙いますが、極まらずハーフの状態へ。
ホミーニョが腰を切って難なくハーフを抜くと、そのままサイドへ。
入來選手もすぐハーフへ戻しますが、ホミーニョはそのまま十字絞めの仕掛けへ。
そのままガッチリ極めて1:46、入來選手が無念のタップアウト。
ホムロ・バハウ選手が、日本のトップ入來選手相手にまったく危なげない勝利です。
ホミーニョから試合後の閉会式でのメッセージ
「ここで試合できたことに感謝します。選手や格闘技に対して敬意を持って接してくる日本が好きです。柔術がブラジル以外の国で大きく発展している状況を見ることが出来ることを嬉しく思います。また近いうちに日本へ戻ってきて、更に柔術が発展している姿を見れることを楽しみにしています。」
今日の2試合を見る限り、ホミーニョはベーシックな技を、その練度と強力なフィジカルを持って戦うという印象。
ホジャーにも通ずる基本技術の徹底した確実性を垣間見ることができたと言っても過言ではないでしょう。
惜しくも準優勝の入來選手は、NO-GIアダルトエキスパートクラス、アダルト黒帯ペサード級の優勝と併せ、この日3つのメダルを獲得!写真左は、シニア1黒帯アブソルート級優勝のラウル・モントウフォ選手。
どこの試合会場でも大きな歓声で会場を沸かせ盛り上げてくれるグレイシーバッハ勢。
試合後の集合写真撮影会も、もはやおなじみの風景。
ヒクソン杯と日程がかぶった影響もあり参加人数はやや寂しかったものの、アグレッシブな試合が続き盛り上がった神戸オープン。
いつもの会場に大物海外選手がしれっといる風景は、なかなか不思議なものがありましたが、願わくば今後もこういったサプライズに期待したいと思います。
Photo and text by Takuya Araki(FULL FORCE)
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©Bull Terrier Fight Gear