English Portugues Japanese

2012年01月31日

ヨーロピアン2012:黒帯レーヴィ級、ホベルト・サトシ・ソウザの試合レポート 1回戦〜準決勝

今年のヨーロピアンの最大の注目は満を持して黒帯昇格を果たしたホベルト・サトシ・ソウザ(ブルテリア・ボンサイ)の海外大会初出場でした。

サトシは昨年末から今大会直前までブラジル・サンパウロのボンサイ柔術・総本部にて実兄のマウリシオ&マルキーニョスと激しいトレーニングを積んでさらに自信を深め、心身ともに万全の状態ででリスボン入り。

懸念だった持病の腰痛も温暖な気候のブラジルで過ごしていたせいでかなり調子がよかったようです。

会場で会ったサトシは肌が浅黒く焼けており端正な顔立ちが更に際立っていました。

試合前から「これはやってくれるのではないか」という期待感は過去最高。

それではサトシの1回戦から準決勝までを紹介します!


1回戦
最初はやや慎重な試合ぶりを見せたサトシ。
ですが危ない場面はなく安定した試合ぶりです。






バックを奪いつつ、極めのチャンスを狙います。




最後はバックからワキで腕を抱えた腕十字!




8:28、一本勝利で初戦を突破です!



2回戦、これは一瞬で試合が終わった秒殺劇でした。




じりじりと相手ににじり寄るといきなり跳びつき三角絞め!




相手が倒れながらエスケープしようとするも構わずに絞め続けてタップを奪う!




試合タイムは0:29、連続の一本勝利で準決勝戦へ。
相手は世界王者に輝くこと2回の世界レベルの強豪、マイケル・ランギです!




アダルト黒帯レーヴィ級準決勝
ホベルト・サトシ・ソウザ(ブルテリア・ボンサイ)
vs
マイケル・ランギ(アリアンシ)
過去、ワールドプロで対戦したことがある両者ですが、それはもう3年前の話で
サトシはまだ茶帯時代のこと。
最近はやや不調のマイケルではありますが、元世界王者という経験値は侮れません。




試合開始早々にタックル引き込みから相手がパスにきた瞬間に後転スイープ一閃!




大きく宙を舞うマイケル!




これで2ポイント先制です!




マイケルも得意とするスパイダーガードを駆使して下からサトシを攻めていきます。




そして片足をスパイラルガードのように巻きつけた状態から袖を引いてスイープ!




サトシが一回転してしまう勢いで決まり2−2に。




マイケルのテクニシャンぶりがわかる華麗なスイープでした!




さらにまたサトシがスイープして4−2と再びリード。




そこからマイケルはベリンボロのような形でスイープ!
これでまた4−4のタイスコアに!




サトシとマイケル、一進一退の攻防を展開。




そして試合も終盤に差し掛かったとき、またもサトシがスイープに成功し、6−4。
マイケル相手にここまでスイープを決めまくるとは!




ポイントで負けているマイケル、試合終了まで猛攻をかけるもサトシはそれを凌ぎきる!
特にラスト直前のアームドラッグからのスイープの連携は危なかった!




これで試合終了し6−4でマイケル撃破。




世界王者に勝利して決勝戦進出を果たしました!




昨年は茶帯でヨーロピアンを制しているサトシ、今年は黒帯で決勝戦へ!



★決勝戦はPart.2で!



【今日が誕生日の柔術家】福本吉記



©Bull Terrier Fight Gear


トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔