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2012年02月03日

ヨーロピアン2012:アダルト黒帯ガロ級決勝戦

海外大会で初めて実現した、日本人黒帯同士の決勝戦。

過去には茶帯で日本人同士の決勝戦がムンジアルで行われたことがありましたが、それも2005年のことでもう7年も前のことです。

ヨーロッパ全土はもとより、世界中から強豪が集うヨーロピアン選手権のアダルト黒帯の決勝戦で日本人黒帯2選手が優勝を争う。

これはまさに日本柔術界の歴史に残る快挙といっていいでしょう!



アダルト黒帯ガロ級は5選手がエントリー。
まずは黒帯デビュー戦となるパラエストラ岐阜の戸所誠哲選手の試合が行われました。
柔道ベースの戸所選手はテイクダウン&ニーインザベリーで4−0で快勝!






ヨーロピアンという大舞台での黒帯初戦を危なげ無く勝利し決勝戦進出を決めました!




反対ブロックに入った芝本幸司選手(トライフォース柔術アカデミー)は
単身でリスボン入りしてヨーロピアンに出場!




芝本選手は1回戦シード、準決勝は4−4、2−1で勝利して決勝戦進出です。




決勝戦は朝イチで行われた準決勝から約3時間後。
8面あるマットの真ん中、TV中継も入る高い注目度の中で行われました!




両者とも柔道をバックボーンとしており、似たようなタイプと思われましたが、
意外にも芝本選手が躊躇なく引き込み。




トップからのアタックに定評がある戸所選手が芝本選手のガードを割りにいきます!




芝本選手はクロス、オープンと多彩なガードワークを披露。




戸所選手は左からのパスガードを駆使してパスを狙いますが
芝本選手は完璧にディフェンス!




そしてパンツの裾を持ってスイープを狙う。
これは素早く反応されて防がれましたが、このアタック以降、
戸所選手は警戒しパスの仕掛けが少なくなりました。




そんな戸所選手に対し、消極性のペナルティが。




さらにもう1度、ペナルティが入り、芝本選手に2ポイントが入ります。
これで2−0に!




そして試合終了し、2−0で芝本選手が勝利!




ヨーロピアンでの日本人同士の決勝戦という歴史的な一戦は芝本選手が制し、
日本人初のアダルト黒帯のヨーロピアン王者に輝きました!




アダルト黒帯ガロ級表彰台
優 勝 芝本幸司(トライフォース柔術アカデミー)
準優勝 戸所誠哲(パラエストラ)
3 位 ガブリエル・ローゼンバーグ(チェックマット)、ジョーディ・ジーン(グレイシーバッハ)



©Bull Terrier Fight Gear


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