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2012年02月14日

ヨーロピアン2012:クレベル・コイケの試合

昨年、日本国内で最も活躍した選手はクレベル・コイケ(ブルテリア・ボンサイ)で間違いないでしょう。

なんといっても月イチ以上という異常なまでのハイペースで試合をして、国内の柔術の試合ではそのすべての大会で階級別と無差別の2階級制覇というのですから驚異的。

海外大会こそヨーロピアン、ムンジアルとメダル獲得にはならなかったですが国内での実績は申し分ありません。

まさに国内最強の色帯と言っていいクレベル、昨年も出場したヨーロピアンに連続参戦です。

昨年のヨーロピアンでは1回戦を腕十字で一本勝ちも2回戦でサクッと敗北し、「大一番で勝てないクレベル」というありがたくない評判を覆すことができませんでした。

本人も「自分は大きな大会での経験が足りない」と自覚しており、今大会も試合前は口数が少なく緊張していた様子。

いや、その姿は緊張ではなく集中していたのかもしれませんが、いつもうるさいぐらいのハイテンションとはまったく違う雰囲気のクレベルには不安と期待が混在していました。



肝心な1回戦は三角絞めから腕を伸ばして一本勝ち。
試合タイムは1:40、秒殺で幸先のいいスタートです。
続く2回戦もスイープを2回決めて4−0で快勝。






3回戦も三角絞めを極めて準決勝戦進出。
試合時間は1:08、、また秒殺でした!




準決勝は3:28、腕十字で一本!
試合をこなすごとに調子を上げていくクレベル、危ない場面はまったくありませんでした。




決勝戦の試合前、ボンサイ創始者、アジウソンのTシャツを見ながら集中するクレベル。




決勝戦ではいきなり跳びつき三角絞め!
これは極められませんでしたが、5試合目でも動きはまったく落ちていません。




最後はバックから時計絞めで一本!
2:30、決勝戦も極めてヨーロピアン優勝を決めました!



これが意外にも海外大会初優勝のクレベル。
このビッグタイトル獲得は大きな自信になることでしょう!




特筆すべきは極めの強さ。
階級別5試合中、4試合で一本勝ちでした!




階級別の試合が終わってからは、いつものハイテンションなクレベルに!
優勝して嬉しいのかいつも以上にうるさかった!




調子に乗ったクレベルはアブソルートにもエントリー。
アブソでも腕十字でを極めて準決勝進出。




調子良かったクレベルもさすがにスタミナ切れか動きにキレがなく
テイクダウンされてしまいディフェンスに回る場面が多くなりました。




そのまま挽回できずに2−0で敗北も3位入賞を果たしました!




クレベルに勝った選手が決勝戦でも勝利して優勝。
ちなみにその選手はペサディシモでも優勝しており2冠です。




このようにレーヴィで優勝、アブソで3位入賞のクレベル。
素晴らしい活躍でした!
今後はパン、ワールドプロ、ムンジアルと海外大会出場を予定してるので、
このままの勢いで連続優勝を期待したいです。



【今日が誕生日の柔術家】ジョン・バチスタ・ヨシムラ、梨本洋平



©Bull Terrier Fight Gear



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