2012年02月21日
高谷コラム:再度推薦「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」
以前にも同コラムで推薦した「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」。
最近また改めてその反響を感じている。
世間においても今月「週刊新潮」で紹介されていたが、また筆者の身近なところでも然り。
先日、母校柔道部において木村政彦と何度か乱取をしたことがあるという93歳の先輩とお話をする機会に恵まれた。
その先輩は、戦後唯一木村政彦が出場した昭和24年全日本柔道選手権において木村に腕がらみ‘キムラ’を取られて敗れた慶応大学卒・羽鳥輝久選手と好敵手であったという。
拓大に出稽古に赴いた際には、木村政彦と師・牛島辰熊が道場から転落し屋外に出ても寝技乱取を続けていた狂気のシーンを目撃したそうだ。
また、同書は現在の母校柔道部員の間でも大分話題となっている。
そこから、ブラジリアン柔術指導という筆者の生業には従来さほど興味を示していなかった学生が「エリオ・グレイシー」「ブラジリアン柔術」という言葉に関心を持つようになったという現象がおこっているのだ。
平成も20数年を数える現在になって「木村政彦」がヒーローとして復権した。
それだけでも驚くべき事態である。
だけでなく、日本におけるブラジリアン柔術の啓蒙にも影響を及ぼしえた。
「木村政彦」が、または「エリオ・グレイシー」が、あるいは「力道山」が生み出した奇跡だとも言えよう。
雑誌連載時から愛読し、また長く木村政彦に憧れてきた筆者としては、感慨深いものがある。
そして、著者の功績を称えるとともに、改めて「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」を推薦する次第である。
(文中敬称略)
筆者と、木村政彦と練習したこともあるというS先輩。
昭和24年の全日本柔道選手権大会から、
木村政彦vs羽鳥輝久。
木村必殺の大外刈りを所謂「くさび」で防御する羽鳥。
“キムラ”で決着のついた同試合の、
激闘を感じさせるワンシーンである。
高谷聡(こうたに・さとし)
パラエストラ吉祥寺・代表。
ブラジリアン柔術・黒帯、柔道四段。
JBJJF公認A級審判員。
現CSF(コンバット・サブミッション・ファイティング)王者。
CSF王座は2007年6/1、ニュージーランド、オークランド、トラスト・スタジアムにて前王者、ニール・スウェイルスと戦い、これを延長戦の末にポイント判定で降し王座獲得。
王座獲得の後、2年ぶりに王座防衛戦を行い、激戦の末に王座防衛を果たす。(2009年5月)
★CSF王座防衛戦の様子はコチラから!
★CSF王座獲得のの詳細は2007年06月01日のこのブログのニュージーランド編を参照のこと。
☆ニュージーランド編はコチラ、画像はコチラ!
★著者経歴
・昭和45年2月11日生まれ、42才(独身)
・昭和57年、12才で武道を始める。
・昭和59年、合気道初段。
・昭和61年、16才で柔道に転じ以降、高校・大学・実業団にて選手として出場。
・現在は母校の柔道部監督を務める。
・平成7年、柔道4段取得。
・実業団所属時代、鈴木道場サンボクラスに入門、初段を取得。
・平成9年、鈴木道場サンボクラスに出稽古の中井祐樹先生と知り合う。
・同年末に開設されたパラエストラ東京(当時パレストラ東京)に入門、ブラジリアン柔術を始める。
・平成13年、パラエストラ吉祥寺を設立。
・平成17年、ブラジリアン柔術の黒帯を取得。
・好きな女優は池脇千鶴、おニャン子クラブでは白石麻子が好きだった。
★高谷さんの人気コラムシリーズはコチラから、ブログはコチラから!
©Bull Terrier Fight Gear
また、同書は現在の母校柔道部員の間でも大分話題となっている。
そこから、ブラジリアン柔術指導という筆者の生業には従来さほど興味を示していなかった学生が「エリオ・グレイシー」「ブラジリアン柔術」という言葉に関心を持つようになったという現象がおこっているのだ。
平成も20数年を数える現在になって「木村政彦」がヒーローとして復権した。
それだけでも驚くべき事態である。
だけでなく、日本におけるブラジリアン柔術の啓蒙にも影響を及ぼしえた。
「木村政彦」が、または「エリオ・グレイシー」が、あるいは「力道山」が生み出した奇跡だとも言えよう。
雑誌連載時から愛読し、また長く木村政彦に憧れてきた筆者としては、感慨深いものがある。
そして、著者の功績を称えるとともに、改めて「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」を推薦する次第である。
(文中敬称略)
筆者と、木村政彦と練習したこともあるというS先輩。
昭和24年の全日本柔道選手権大会から、
木村政彦vs羽鳥輝久。
木村必殺の大外刈りを所謂「くさび」で防御する羽鳥。
“キムラ”で決着のついた同試合の、
激闘を感じさせるワンシーンである。
高谷聡(こうたに・さとし)
パラエストラ吉祥寺・代表。
ブラジリアン柔術・黒帯、柔道四段。
JBJJF公認A級審判員。
現CSF(コンバット・サブミッション・ファイティング)王者。
CSF王座は2007年6/1、ニュージーランド、オークランド、トラスト・スタジアムにて前王者、ニール・スウェイルスと戦い、これを延長戦の末にポイント判定で降し王座獲得。
王座獲得の後、2年ぶりに王座防衛戦を行い、激戦の末に王座防衛を果たす。(2009年5月)
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★CSF王座獲得のの詳細は2007年06月01日のこのブログのニュージーランド編を参照のこと。
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★著者経歴
・昭和45年2月11日生まれ、42才(独身)
・昭和57年、12才で武道を始める。
・昭和59年、合気道初段。
・昭和61年、16才で柔道に転じ以降、高校・大学・実業団にて選手として出場。
・現在は母校の柔道部監督を務める。
・平成7年、柔道4段取得。
・実業団所属時代、鈴木道場サンボクラスに入門、初段を取得。
・平成9年、鈴木道場サンボクラスに出稽古の中井祐樹先生と知り合う。
・同年末に開設されたパラエストラ東京(当時パレストラ東京)に入門、ブラジリアン柔術を始める。
・平成13年、パラエストラ吉祥寺を設立。
・平成17年、ブラジリアン柔術の黒帯を取得。
・好きな女優は池脇千鶴、おニャン子クラブでは白石麻子が好きだった。
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