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2012年07月21日

【コパ・ブルテリア2012】アダルト紫帯階級別およびその他注目の階級

コパ・ブルテリア2012のレポートもいよいよラスト!

最後を飾るのは色帯ベストマッチと言っても過言ではないアダルト紫帯ペナ級決勝戦を中心に、アダルト紫帯階級別の模様、元プロシューターの遠藤雄介選手が出場したアダルト白帯メジオ級、現プロシューターの佐々木憂流迦選手が出場したアダルト青帯プルーマ級の模様をお届けします!

いま柔術界では「MMAの戦績だけで安易に黒帯を巻くのはいかがなものか?!」という話題で賛否両論ありますが、今大会では現役&元の差はあれどプロシューター2選手が色帯で出場していたことに、その答えがあるような気もします。

まあ帯問題の是非はまたの機会に譲るとして、今回は試合レポートを紹介しましょう。

まずはアダルト紫帯ペナ級の模様から。

アダルト紫帯ペナ級は、玉木強選手(トライフォース青山)と鈴木恒太選手(ボンサイ)が決勝で相見えました。



玉木選手の一回戦。
送り襟絞めで一本勝ち。






玉木選手準決勝。またも一本勝ち!




対する鈴木選手は巧みなガードワークを駆使して決勝戦に勝ち上がってきました。

それでは決勝戦の模様を見てみましょう!




<アダルト紫帯決勝>
玉木強(トライフォース青山)
VS
鈴木恒太(ボンサイ)
一回戦、準決勝共に送り襟絞めで勝利した玉木選手に対するは、回転系のガードワークで
3試合をポイント勝利で勝ち進んだ鈴木選手の一戦。




ノンストップで会場を魅了した試合は互角の展開となりましたが、玉木選手が一瞬のスキを突いて一本を極めにいきます。




結果は絞めで玉木選手に軍配!
アダルト紫帯ペナ級を全試合一本勝ちで制しました!




<アダルト紫帯レーヴィ級決勝>
クレベル・コイケ(ボンサイ)
VS
小倉勇人(HIDE'S KICK!)
アダルト紫帯レーヴィ級は3名がエントリー。
シードのクレベルは決勝戦からの登場となりました。



結果は絞めでクレベル勝利!
クレベルは今大会後に満を持して茶帯に昇格!
これが紫帯ラストマッチになりました。



<アダルト紫帯ペサディシモ級決勝>
関根秀樹(ボンサイ)
VS
仁平正洋(U術)




ポジショニングで圧倒すると腕十字を極めにいく関根選手!




ポイント8-0から腕十字で関根選手が優勝を果たしました!




<アダルト紫帯ガロ級決勝>
木村太郎(Free&Free)
VS
古賀靖隆(ロータス世田谷)
巧みなガードワークを駆使して2試合を勝ち抜き、決勝まで勝ち上がってきた木村選手と素早い動きで対戦相手を翻弄し、一本勝ちを含む勝利で決勝進出を果たした古賀選手の対戦は、
古賀選手が開始早々に猛攻撃仕掛け、肩固めで勝利!





<アダルト紫帯プルーマ級決勝>
加藤木俊介(ノヴァウニオンジャパン)
VS
斉藤健史(K'z Factory厚木)
ポイント2-6で斉藤選手が優勝!
斉藤選手は昨年のJBJJF全日本同級王者の佐藤晶彦選手を破るなどして得た優勝でした。




<アダルト紫帯メジオ級決勝>
ロバート・ヴィンスネス(パラエストラ葛西)
VS
大森和貴(ヒロブラジリアン柔術アカデミー横浜)
4名エントリーの本階級は両者ともに一本勝ちで決勝進出してきた者同士の対戦となりました。
結果はワンチャンスをものにしたロバート選手がマウントからの絞めで勝利!優勝を果たしました。




<アダルト紫帯メイオペサード級決勝>
ブルーノ・キクチ(ダムファイトジャパン)
VS
櫻井健(ねわざワールド柏)
キムラを極めたブルーノ選手が優勝!



アダルト白帯メジオ級には元プロシューターの遠藤雄介選手がエントリー。

2試合を飛び十字で秒殺勝利し、難なく決勝に勝ち上がってきました。



<アダルト白帯メジオ級決勝>
遠藤雄介(GOKITA GYM)
VS
清水肖一(飛翔塾)





決勝戦は飛び十字を封印した遠藤選手。
ガードから十字絞めを狙います。




しばらく絞め続けて遠藤選手が締め落としたところでレフリーストップ。
遠藤選手が優勝を果たしました。



アダルト青帯プルーマ級には現役のプロシューターである佐々木憂流迦選手がエントリーしていました。



<アダルト青帯プルーマ級二回戦>
佐々木憂流迦(和術慧舟會駿河道場)
危なげ無く佐々木選手が勝利。




佐々木憂流迦選手の準決勝は得意の絞めで一本勝ち!順当に決勝戦に勝ち上がりました。




<アダルト青帯プルーマ級決勝>
佐々木憂流迦(和術慧舟會駿河道場)
VS
山田大聖(RJJ)
佐々木選手の決勝戦の相手は、この階級で入賞常連の山田選手でした。
テイクダウンで佐々木選手が2ポイントを先制。




しかし山田選手がガードから三角絞め!
しばらく絞め続けましたが佐々木選手がエスケープ。




かなりの好勝負になりましたが佐々木選手が2ポイントを死守して2−0(A0-1)で勝利です!



以上のように色帯でも激戦の数々が行われた今大会。

大会では黒帯ばかりが注目されがちですが、色帯でも素晴らしい選手は多くいます。

今後は色帯の試合も要注目ですよ!



photo and text by Takashi Umezawa



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©Bull Terrier Fight Gear



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