2012年07月27日
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リオインターナショナルオープン2012、開幕!

2012年7月26日〜29日の4日間にかけて、ブラジルはリオ・デ・ジャネイロのチジューカ・テニス・クルービにてIBJJF主催「リオインターナショナルオープン2012」と「インターナショナルマスター&シニア2012」が開催されています。
本会場は2006年まではムンジアルの会場としても利用されており、数々の名勝負が繰り広げられてきた言わば柔術の聖地とでも呼べるべき場所です。
ちなみに初日はリオインターナショナルオープン2012のみの開幕。
初日の注目階級はやはりアダルト紫帯プルーマ級でしょう。
その理由は当然ながらミヤオ兄弟がエントリーしていたからに他なりません。
兄のパウロ・ミヤオは大会直前に茶帯に昇格し、帯変更でのエントリーを望むも手続きが間に合わず参戦を断念。
出場は弟のジョアオ・ミヤオのみとなりました。
対抗馬として、今年のムンジアル紫帯ガロ級優勝のジョルダン・ランドリー(グレイシーファイター)などミヤオ兄弟の存在を脅かす強豪もエントリーしてきています。

ジョアオ・ミヤオ一回戦はオモプラッタで極めて快勝!

続く二回戦がよもやの大苦戦!
中盤までリードされながらも逆転の一本勝ちで辛くも準決勝進出を果たしました。

準決勝は絞めで圧勝!

決勝戦はムンジアル紫帯ガロ級王者のジョルダン・ランドリーを破ってきたGFTのハファエル・アウベス。

例のごとく回転系のガードワークを駆使し、ハファエルを翻弄するジョアオ。

勝利への執念がこの表情からも窺い知れます。

結果はポイント14-0の圧勝でジョアオ・ミヤオが優勝を果たしました!

<アダルト紫帯プルーマ級表彰台>
優勝 ジョアオ・ミヤオ(シセロコスタ)
準優勝 ハファエル・アウベス(GFT)
3位 ジョルダン・ランドリー(グレイシーファイター)、クラウジオ・ヴィトー・ネベス(ゲームファイトBJJ)
アダルト紫帯ガロ級には当ブログのアシスタントとしてもお馴染みの?梅沢くんもエントリー。
梅沢くんはマスターでもエントリーをしているため、二大会に参戦です。

試合はというと、開始早々に引き込み際にカウンターでクロスガードからの腕十字を合わせられいきなりのピンチ!
本人曰く完全に極まっていたそうです。

なんとかエスケープするも、その後スイープで失点しポイント2-0で敗退。
メダル獲得はなりませんでした。
本人のコメント
「試合は引き込むつもりでいたのですが、逆にカウンターで相手に引き込まれ、そのまま腕十字に捉えられてしまいました。
正直腕十字は極まっていましたが、半ば根性で我慢し、相手の体を跨いでなんとか引き抜きました。この後右腕にはほとんど力が入らなくなり防戦一方となりました。
結果はポイント2-0で負けてしまいましたが、勝負自体は最初の腕十字で決まっていたと思います。
練習でやってきたことが出せずに悔しいですが、努力は必ずしも結果には結びつきません。
マスターでの試合も控えているのでこの失敗を修正して勝てるような試合展開を組み立てていきたいと思います。」
と、反省の弁。その後は悔しさと激痛からいつも以上に無口になっていました。
明日からはインターナショナルマスター&シニア2012も開幕です!
梅沢くん以外にも、マスター茶帯メジオ級で森雄大選手(ネクサセンス)、マスター茶帯プルーマ級で岡村和佳選手(パラエストラ東京)もエントリーをしています。
遠い異国の地で戦う日本人は少ないので是非とも頑張って欲しいところですね。
text by Takashi Umezawa
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