2012年07月28日
btbrasil at 13:13 Permalink
インターナショナルマスター&シニア2012、開幕!&日本人選手の試合レポート

昨日のリオインターナショナルオープン2012に引き続き、インターナショナルマスター&シニア2012もいよいよ開幕!
インターナショナルマスター&シニアといえばマスター以上のカテゴリーの大会では最も権威のある大会の一つです。
初開催は1999年ですから実に今大会で14回目というブラジリアン柔術の大会の中では伝統的なもの。
そしてなんといっても魅力的なのは往年の名選手がこぞってエントリーしてくることでしょう。
今大会ではマスター黒帯でサウロ・ヒベイロ、ゴルジーニョ、シニア1黒帯ではホベルト・ゴドイ、フレジソン・アウベスなどなど古くからのブラジリアン柔術ファンであれば知っている顔ぶれが数多くエントリーしています。
黒帯は大会3日目以降なのでレポートは次回のお楽しみとして、今回はリオインターナショナルオープンとインターナショナルマスター&シニアの色帯のカテゴリーに日本から参戦した選手の試合模様をお届け致します!
まずはリオインターナショナルオープン2012のアダルト茶帯プルーマ級にエントリーした岡村和佳選手(パラエストラ東京)の試合からお届けしたいと思います!

<アダルト茶帯プルーマ級二回戦>
岡村和佳(パラエストラ東京)
VS
ジョアオ・ペドロ・マルチンス(チェックマット)
岡村選手は2007年のムンジアル紫帯ガロ級準優勝、2009年全日本マスター&シニアのマスター紫帯ガロ級優勝、2010年アジア選手権アダルト茶帯ガロ級準優勝など、色帯選手としては国内外問わず抱負な実績を持っています。
対するジョアオ選手は昨年のムンジアル紫帯ガロ級のチャンピオン。
その後満を持して茶帯に昇格しています。
ちなみにプルーマ級でもヨーロピアン選手権3位などの実績があり、一階級上でエントリーしても好成績を残している選手です。
今回は本来のガロ級からプルーマ級で両者ともにエントリーしています。
それでは早速試合の様子を見ていきましょう!

両者引き込み合いで試合スタート。
その後上を選択したジョアオ選手にアドバンテージだけでもよいかと思いましたが、2ポイントが入ります。

しかし岡村選手がスイープでお返しし、2-2の同点に。

50/50の攻防なども織り交ぜつつ、ジョアオ選手がスイープで4-2とリードを奪います。

残り時間が2分のところで膝十字を仕掛ける岡村選手!

しかしここでレフリーが唐突に試合をストップ!
なんと外掛けの反則により一発失格となりジョアオ選手が勝利という結果になってしまいました。
岡村選手のコメント
「膝十字にいった瞬間は完全に形に入ったので勝ったと思ったのですが、足の位置が悪く、外掛けになってしまい非常に残念です。次も同じ過ちを繰り返さないよう、外掛けはもちろんのこと、それ以外の細かいルールについても今一度ルールブックに目を通してから明日の試合に臨みたいと思います。」
と反省しきりの様子でした。
今回ブラジルに来た最大の目的であるインターナショナルマスター&シニアのタイトルを取るべく明日は是非頑張って欲しいところ。
続いては、昨日のリオオープンアダルト紫帯ガロ級でポイント2-0で敗退し、しかも序盤に腕十字を極められたのにタップしなかったため腕を負傷するという不運に見舞われた当ブログのアシスタント梅沢くんがマスター紫帯ガロ級にもエントリーしていたのでその模様も本人のコメントを交えつつお届けしたいと思います。

<マスター紫帯ガロ級決勝戦>
梅沢隆志(パラエストラ東京)
VS
レオン・デニス(マカコ・ゴールドチーム)
レオン選手は今年のブラジレイロでマスター紫帯ガロ級優勝、パウリスタでもマスター紫帯ガロ級優勝をしている選手でした。

前日の失敗を繰り返さぬよう今回は全力で引き込み、スパイダーガードの体勢で一旦落ち着きました。

相手が立ってきたときはすかさず三角絞めを狙いましたがすぐに反応され不発に。

その後は固い攻めでクロスガードに入れてやや消極的な展開になってしまいました。

ポイント0-0のまま結果はレフリー判定で何とか勝利!
優勝を果たすことができました。

<マスター紫帯ガロ級>
優勝 梅沢隆志(パラエストラ東京)
準優勝 レオン・デニス(マカコ・ゴールドチーム)
梅沢選手本人のコメント
「試合は昨日のリオオープンの反省点を活かして自分の形を先に作ることだけを考えて臨みました。引き込んで下から展開を作っていきたいと考えていたので、なんとかその形で試合ができたのが勝利につながったのだと思います。試合自体はレフリー判定で大味なものとなってしまったので、次の試合は一本で勝てるよう結果を残せるよう今後の練習を積んでいきたいです。と言ってもまずは腕の負傷を直してからの話ですが・・・。」
と、喜びを噛み締めつつ反省も踏まえながら語ってくれました。
明日からは取材の方で頑張ってもらいましょう!
明日はマスター茶帯プルーマ級のカテゴリで岡村和佳選手(パラエストラ東京)、シニア1茶帯メジオ級のカテゴリーで森雄大選手(ネクサセンス)が出場!
その模様も当ブログでお届けしていきたいと思います!
text by Takashi Umezawa
©Bull Terrier Fight Gear
まずはリオインターナショナルオープン2012のアダルト茶帯プルーマ級にエントリーした岡村和佳選手(パラエストラ東京)の試合からお届けしたいと思います!

<アダルト茶帯プルーマ級二回戦>
岡村和佳(パラエストラ東京)
VS
ジョアオ・ペドロ・マルチンス(チェックマット)
岡村選手は2007年のムンジアル紫帯ガロ級準優勝、2009年全日本マスター&シニアのマスター紫帯ガロ級優勝、2010年アジア選手権アダルト茶帯ガロ級準優勝など、色帯選手としては国内外問わず抱負な実績を持っています。
対するジョアオ選手は昨年のムンジアル紫帯ガロ級のチャンピオン。
その後満を持して茶帯に昇格しています。
ちなみにプルーマ級でもヨーロピアン選手権3位などの実績があり、一階級上でエントリーしても好成績を残している選手です。
今回は本来のガロ級からプルーマ級で両者ともにエントリーしています。
それでは早速試合の様子を見ていきましょう!

両者引き込み合いで試合スタート。
その後上を選択したジョアオ選手にアドバンテージだけでもよいかと思いましたが、2ポイントが入ります。

しかし岡村選手がスイープでお返しし、2-2の同点に。

50/50の攻防なども織り交ぜつつ、ジョアオ選手がスイープで4-2とリードを奪います。

残り時間が2分のところで膝十字を仕掛ける岡村選手!

しかしここでレフリーが唐突に試合をストップ!
なんと外掛けの反則により一発失格となりジョアオ選手が勝利という結果になってしまいました。
岡村選手のコメント
「膝十字にいった瞬間は完全に形に入ったので勝ったと思ったのですが、足の位置が悪く、外掛けになってしまい非常に残念です。次も同じ過ちを繰り返さないよう、外掛けはもちろんのこと、それ以外の細かいルールについても今一度ルールブックに目を通してから明日の試合に臨みたいと思います。」
と反省しきりの様子でした。
今回ブラジルに来た最大の目的であるインターナショナルマスター&シニアのタイトルを取るべく明日は是非頑張って欲しいところ。
続いては、昨日のリオオープンアダルト紫帯ガロ級でポイント2-0で敗退し、しかも序盤に腕十字を極められたのにタップしなかったため腕を負傷するという不運に見舞われた当ブログのアシスタント梅沢くんがマスター紫帯ガロ級にもエントリーしていたのでその模様も本人のコメントを交えつつお届けしたいと思います。

<マスター紫帯ガロ級決勝戦>
梅沢隆志(パラエストラ東京)
VS
レオン・デニス(マカコ・ゴールドチーム)
レオン選手は今年のブラジレイロでマスター紫帯ガロ級優勝、パウリスタでもマスター紫帯ガロ級優勝をしている選手でした。

前日の失敗を繰り返さぬよう今回は全力で引き込み、スパイダーガードの体勢で一旦落ち着きました。

相手が立ってきたときはすかさず三角絞めを狙いましたがすぐに反応され不発に。

その後は固い攻めでクロスガードに入れてやや消極的な展開になってしまいました。

ポイント0-0のまま結果はレフリー判定で何とか勝利!
優勝を果たすことができました。

<マスター紫帯ガロ級>
優勝 梅沢隆志(パラエストラ東京)
準優勝 レオン・デニス(マカコ・ゴールドチーム)
梅沢選手本人のコメント
「試合は昨日のリオオープンの反省点を活かして自分の形を先に作ることだけを考えて臨みました。引き込んで下から展開を作っていきたいと考えていたので、なんとかその形で試合ができたのが勝利につながったのだと思います。試合自体はレフリー判定で大味なものとなってしまったので、次の試合は一本で勝てるよう結果を残せるよう今後の練習を積んでいきたいです。と言ってもまずは腕の負傷を直してからの話ですが・・・。」
と、喜びを噛み締めつつ反省も踏まえながら語ってくれました。
明日からは取材の方で頑張ってもらいましょう!
明日はマスター茶帯プルーマ級のカテゴリで岡村和佳選手(パラエストラ東京)、シニア1茶帯メジオ級のカテゴリーで森雄大選手(ネクサセンス)が出場!
その模様も当ブログでお届けしていきたいと思います!
text by Takashi Umezawa
©Bull Terrier Fight Gear