2012年11月28日
【RFC】MMAデビュー間近のマルキーニョス!
12/1(土)、中国・河南省鄭州市の省体育館で開催される「REAL FIGHT CHAMPIONSHIP」に出場しMMAデビューを果たすマルキーニョスことマルコス・ソウザ(ブルテリア・ボンサイ)。
マルキーニョスは同大会で行われる8人参加のワンデイトーナメントに出場、MMAデビュー戦で日に3試合という過酷なトーナメントに挑みます。
このMMAデビューに先駆けてマルキーニョスは母国であるブラジル・サンパウロに帰郷し、現地で専属のムエタイコーチの元で当面の課題である打撃をみっちりと練習してきました。
テイクダウン&寝技のスキルは申し分ないマルキーニョスですが、MMAデビューに際し多くの柔術家がそうであるように打撃にどれだけ対応できてるか?が一番の注目ポイント。
この日の練習ではパンチ・キックのコンビネーションのミットに多くの時間を費やし試合まで1週間ということでそろそろトレーニングも佳境を迎えた様子です。
まだ約5kgほどの減量があるというマルキーニョスですが調子はよさそうで気合は充分!
まさに満を持してのMMA参戦といえるマルキーニョス、デビュー戦に向け最終調整に余念がありません。
デビュー戦まであと1週間となったマルキーニョス。
MMAでも柔術のときのような一本勝ちができるでしょうか?!
マルキーニョスのミニインタビュー
──まず最初にブラジルで行っていた練習内容から教えて下さい。
「ブラジルでは基本的にボンサイ柔術のブラジル本部で生徒達と練習していました。ノーギでの練習を毎日、キックボクシングを火曜、木曜、土曜、そしてフィジカルトレーニングをたくさん行いました。」
──遂にMMAデビュー戦まで1週間を切りました。今の心境はどうですか?
「MMAに対するモチベーションが非常に高まっており、試合までの3ヶ月間、とても厳しいトレーニングを積んできました。すでに準備万端なので早く試合がしたいですね。待ちきれないですよ」
──当初予定されていたDEEP・マカオ大会でのMMAデビューが大会キャンセルにより流れてしましました。それから2年後のデビューとなりました。
「マカオでのデビュー戦が流れたあと、父が病に付してしまいました。その後、5月に父が亡くなり、それからは柔術、MMAだけでなく全ての事に対しやる気が失せてしまいました。柔術を引退し格闘技から遠ざかろうとも思ったぐらいほど辛かった出来事です。しかし、もしこれで自分が本当に格闘技を辞めてしまったら天国に居る父、自分の生徒や応援してくれていた人達が悲しむだろうと思い、その考えを改めて再出発を決意しました。それからは父の生前よりもさらに真摯に練習に取り組んでいて、モチベーションも高くなっています。」
──今回の試合が行われる中国の印象はどうですか?
「中国にはまだ一度も行ったことがないので、兼ねてから行ってみたいと思っていました。いま中国は急速な経済成長を遂げており、このままいけば経済でアメリカを抜くのでは?というぐらい勢いのある国です。試合だけでなく中国の文化に触れるのも非常に楽しみですね。」
──最後に試合に向けての意気込みをお願いします。
「先程も言いましたが、この試合のためにたくさんの練習を積んできたので心身ともに準備万端です。日本やブラジルで沢山の人々が僕を応援してくれていますので、寝ても覚めても考えていることは絶対に負けない、ということです。しかし勝つことはもちろん大事ですが、ただ勝利するだけではなく魅せる試合ができるように頑張りたいとも思っています。やはり試合では柔術家らしく一本で極めての勝利にこだわりたいです。自分の信条はあくまでも一本での勝利で、それは柔術でもMMAでも変わりません。みんなの応援が僕の力になりますので、僕のことを応援して頂けるとありがたいです。お願いします!」
マルキーニョスと同じく同大会の出場しワンマッチでカナダ人と対戦するクレベル・コイケ。
クレベルはすでにMMAデビューを果たしており、すでに10戦を超えるキャリアを持ち、最近はZSTやRINGSにも出場して連勝中で順調に実績を残してきています。
MMAデビューが決まってからは柔術から離れてMMAのトレーニングに集中しているマルキーニョスとは違い、クレベルは柔術の試合にも積極的に出場しており、ヒクソン杯、アジアオープン、ドゥマウ、JJFJ全日本とほぼ毎月試合をこなしています。
そんなクレベルも初めての海外での試合ということもあり、マルキーニョス同様かなりのハードトレを積んで今回の試合に挑む覚悟です。
クレベルの今年のMMA戦績は全勝の負けなし。
自身初となる海外のMMAマッチでも連勝記録を伸ばせるか?!
クレベルのコメント
「どんな試合、どこの国の試合でも関係なく、いつも通りの自分のスタイルを崩さずに自分を信じて試合をするだけ。自分は半分ブラジル人で半分は日本人。だから今回の試合は日本を代表して戦うつもり。必ず勝ちます。自分を信じてるから絶対に大丈夫。みなさん応援よろしくお願いします。」
マルキーニョス&クレベルのセコンドとして同行するサトシは大会翌日の12月2日、午後1時30分から3時30分まで上海のアラバンカ柔術アカデミーにてセミナーを開催。
サトシといえばつい先日、日本で初セミナーを行い大盛況だったのは記憶に新しいところです。
★サトシセミナーinパラエストラ池袋の様子はコチラから!
現役のトップ柔術家が上海でセミナーするのはもちろん今回が初めてのこと。
これは上海のみならず中国でも大きな話題になりそうです。
ちなみにサトシのセミナー料金は2時間の開催で150元、約2100円。
激安!
★サトシセミナーin上海の詳細はコチラから!
★過去のRFC関連ニュースはコチラから!
©Bull Terrier Fight Gear