2014年05月13日
【帯叩き】黒帯授与式 in フィリピン
5/12(月)、フィリピンのマニラにあるステファン・カンフィウスのアカデミー「KMA Fitness & Martial Arts」にて黒帯授与式が行われました。
これは先週末に開催されたパンアジアに合わせて来比したステファンの師匠である柔術七段・赤黒帯のファブリシオ・マルティンスにより3人に黒帯が授与されました。
今回授与されたのはフィリピン人、韓国人、日本人と国籍は違いますがアジア人という共通点があり、日本以外のアジアでも着々と黒帯が増えてます。
ファブリシオによるとこの授与式はブラジル・リオデジャネイロのコパカバーナにある本部道場でやるのとほぼ同じ形式だそうで、これがファブリシオ・アカデミー流の黒帯昇段式ということで紹介したいと思います。

フィリピンのマニラにあるステファン・カンフィウスのアカデミー
「KMA Fitness & Martial Arts」。
これは先週末に開催されたパンアジアに合わせて来比したステファンの師匠である柔術七段・赤黒帯のファブリシオ・マルティンスにより3人に黒帯が授与されました。
今回授与されたのはフィリピン人、韓国人、日本人と国籍は違いますがアジア人という共通点があり、日本以外のアジアでも着々と黒帯が増えてます。
ファブリシオによるとこの授与式はブラジル・リオデジャネイロのコパカバーナにある本部道場でやるのとほぼ同じ形式だそうで、これがファブリシオ・アカデミー流の黒帯昇段式ということで紹介したいと思います。

フィリピンのマニラにあるステファン・カンフィウスのアカデミー
「KMA Fitness & Martial Arts」。

帯授与式に多くの参加者が集まっています。

まず道場長のステファンが挨拶。
「今日は特別は日だ。黒帯が3人に授与される。その喜びをみんなで
分かち合い祝福しよう」

今回黒帯昇格を果たす3人の茶帯。

授与者の呼ばれ、ファブリシオの前で正座。

ファブリシオが古い帯をほどき、新しい帯を巻きます。

そして参列した黒帯たちから投げ。

この投げは黒帯全員から投げられます。

最後に黒帯証明書のディプロマの贈呈。

新黒帯からメッセージを参加者へ。

以上のことを順にやっていき、約30分ほどで授与式は終了。

今回黒帯昇格を果たした3人。

北村浩幸(日本人)

ビヨン・ジョンウォン(韓国人)

アミール・スクラタッド(フィリピン人)

これがディプロマ。
自分は誰の黒帯でいつ授与されたかが記されており、自分の黒帯が
正式な物であるという証明書。
現在はわかりませんが、過去にはIBJJFに黒帯登録する際に必要でした。
この他にもIBJJFが発行するものもありますが、それは申請するのに初登録で43200円、
更新でも16200円となかなかのお値段です。

最後に参加者全員が集まって記念撮影して終了。
本場・ブラジルで行われている帯授与式、実際に見たのは初めてだったので、
非常に興味深かったです。
今回は黒帯でしたが基本的に色帯も同じで帯叩きはやっていないとのこと。
ファブリシオ曰く「帯叩きは好きじゃないからウチはずっとやっていない。他のアカデミーはいまだにやってるとこもあるけど、いまは多くないんじゃないかな?やるのは自由だが、ウチでは本部も支部もやらないようにしている。なぜかって?帯で人を叩くなんておかしいじゃないか。大人ならまだしも子供や女性、さらに高齢になって帯が上がった人に対して帯で叩くなんて絶対によくない。だからウチではやらないんだよ。」と話してくれました。
オールドスクールで武闘派で知られるファブリシオが帯叩き否定派だったのには意外でした。
ちなみにファブリシオの黒帯(赤黒帯)はかのオズワルド・アウヴェスから授与されたもので4歳から柔術を始めたからすでに柔術歴は40年以上!
柔術の創世記を知る貴重な人物といえるでしょう。
【今日が誕生日の柔術家】フレジソン・パイシャオン(35)、ヤン・カブラル(31)
©Bull Terrier Fight Gear