2014年11月07日
【レポ】ワールドマスターズ2014:世界王者、4人の試合
今年のワールドマスターズでは4人の世界王者が誕生しました。
アダルトのムンジアルでは苦戦が続く中、このワールドマスターズでは優勝だけでなく入賞者も続出。
このマスター世代の選手の活躍はベテラン勢が多い日本の柔術シーンを象徴している事象でしょう。
今年で3回目のワールドマスターズ参戦の高須宝亀(小川柔術)。
2012年には青帯で階級&無差別3位、去年も青帯で準優勝しています。
今年は紫帯で参戦し初戦をP2-2からレフェリー判定で突破。
準決勝は得意とする柔道仕込みのテイクダウン&パスガードでP7-0で勝利。
2年連続決勝戦進出を決めました。
準決勝から短いインターバルで行われた決勝戦。
序盤は拮抗した試合になるも後半は大量ポイントを挙げてP10-2という
大差の判定勝ち!
3年連続で参戦し、ついに優勝を果たした高須選手。
過去3大会ですべてメダル獲得というのも快挙でしょう。
ワールドチャンピオンとなった高須選手は、帰国後すぐに
アジアオープン参戦。
マスター1紫ライトフェザーは要注目!
ワールドマスターズ初参戦の姜宗憲(グラスコ柔術アカデミー)。
単身での参加も2回勝利して決勝戦へ。
決勝戦はサイドポジションからエゼキエル一閃。
見事な一本勝ちでワールドマスターズ優勝!
勝利の瞬間、喜びを爆発させた姜選手。
3試合を勝ち抜いてワールドマスターズ優勝、世界王者となりました。
マスター3紫ライトフェザーで参戦予定です。
※アバラを負傷しアジアオープンは欠場
八木沼志保(ネクサセンス)も3年連続のワールドマスターズ参戦。
2012年は一人エントリーで優勝認定、昨年は茶帯で優勝。
今年はマスター2黒帯ライトフェザーでエントリーも一人優勝でアブソが初試合。
引き込まれた瞬間に巴投げでキレイに投げられた八木沼選手。
約30kgもの体格差がある相手だけにパワー差は明らか。
投げられてそのままマウントでいきなり6ポイントを献上。
一度はガードに戻すも、またサイドを奪われP9-0に。
そして片手で襟を握って極めるハンマーチョークで2:47、一本負け。
今大会唯一の試合となったアブソ決勝戦でしたが
惜しくも敗れてしまいました。
勝利したルカ・ディアス(ウマイタ)はメガトンの奥様。
ルカも階級別は一人優勝で優勝認定となり、八木沼選手と同じく、この試合が
唯一の試合でした。
「シホはグレイトウォリアー。シホがアブソルートにエントリーしてくれなかったら、
試合ができなかった。
ウォリアーのハートを持ったシホと戦うとこができて誇りに思う」とコメント。
エジソン・カゴハラ(Over Limit BJJ)も既報の通り
マスター3黒帯ライトフェザーで初優勝。
エジソンもアジアオープンに出場予定で、カテゴリーは
ワールドマスターズより3階級上のマスター3黒帯ミドル。
「フェザーは過去2連敗の相性が悪い福住がいて
勝つのは難しい。
だから勝つチャンスがあるミドルに出る」とのこと。
この他にもワールドマスターズ帰国組が多数参戦するアジアオープンは明日から名古屋の愛知武道館で2日間に渡っての開催。
大会の速報はTwitterで実施予定。
アカウントは @BJJcas です。
フォロー&チェックよろしくお願いします!
【今日が誕生日の柔術家】北原暢彦(41)、ソフィア・アマランテ、ラルフ・ゴー(29)
©Bull Terrier Fight Gear