English Portugues Japanese

2014年11月12日

【レポ】アジアオープン2014:アダルト黒帯 Part.1

アジア圏で唯一のIBJJF主催大会であるアジアオープン。

これまで東京開催が常だったが今年はオリンピック開催の余波で東京での会場の確保ができずに初の中部地区での開催となった。

これにより参加者数はやや減少するも海外からのエントリーは逆に増え、今まで以上に国際大会の色合いが色濃くなっている。

特筆すべきは黒帯のムンジアル入賞者レベルの強豪が多数参戦したことだろう。

IBJJFは来年より黒帯のムンジアル参加者資格規定を入賞ポイント50ポイント必須となったために、その参加者資格を満たすためにムンジアルの出場を狙う選手が相次いでエントリーしてきた。

今年のムンジアル・フェザー3位のイザッキ、ミドル3位のカラザンス、そして昨年のムンジアル・ヘビー3位のアブラハムと文字通り世界レベルの柔術家の試合が日本で見られるのは嬉しい限りだが、その選手らに立ち向かえる国内選手がいないのは歯がゆい思いもある。

結果的に海外強豪選手に蹂躙された感がある今年のアジアオープン、までに世界との差をどれだけ縮めることができるか注目したい。


01
フェザー1回戦
岩崎正寛(CARPE DIEM)
vs
イザッキ・パイヴァ(サイコー柔術)
国際大会常連選手の岩崎がイザッキに挑むも三角絞めで7:00 一本負け。
長時間三角クラッチの状態で耐えるも最後は極められてしまった岩崎だが、
イザッキは岩崎の強靭なフィジカルの強さに驚くコメントを残した。





02
フェザー準決勝
塚田市太郎(ダムファイトジャパン)
vs
イザッキ・パイヴァ(サイコー柔術)
国内トップの塚田からマウントを奪い、そこからエゼキエルを極めたイザッキが
3:30 一本勝ち。
日本人で唯一準決勝に勝ち残った昨年のアジア王者・塚田もここで姿を消した。



03
決勝戦
イザッキ・パイヴァ(サイコー柔術)
vs
エジ・ラモス(ATOS)
反対ブロックを勝ち上がったのはエジ・ラモス。
決勝戦は海外勢同士の対戦となった。



04
ATOSの強豪、エジからもバックからの送り襟絞めで7:07 一本勝ち。
3試合を極めきったイザッキが圧勝でフェザー優勝を果たした。



05
イザッキのコメント
「今回は来日トラブルで大会当日に日本に着いて、会場に着いた時点で
2kgも体重オーバーしてて、来日も減量も本当に大変だったけど
無事に勝ててよかった。日本での試合は大好きだから、また来たい。」



06
ミディアムヘビー決勝
クラウジオ・カラザンス(ATOS)
vs
ジュリアン・カジエール(グレイシーバッハ)



07
ワールドプロ4回優勝のカラザンスもムンジアルの優勝経験はまだなし。
それだけに来年のムンジアル参戦のためにアジア出場のカラザンスは
3:08 アローチョークで一本勝ちで勝利、ミディアムヘビー優勝で
ムンジアル参戦権獲得。



08
ウルトラヘビー決勝戦
アブラハム・マルテ(ヤマサキ)
vs
チャールズ・ガスパー(Impacto Japan BJJ)



09
ドミニカ人黒帯のアブラハム、本来はフェザーのチャールズに試合開始早々に
スイープを許すも最後はアナコンダチョークでタップアウト。
5:09 一本勝ちでアブラハムがワンマッチ決勝戦を制した。



10
アブソ決勝戦
クラウジオ・カラザンス(ATOS)
vs
アブラハム・マルテ(ヤマサキ)



11
ムンジアル入賞者同士の対戦という豪華カードが決勝戦で実現。
体格差がある中でもカラザンスがパスで3ポイントを先制し優位な試合展開も
アブラハムもスイープで反撃。



12
最後はP5-4でカラザンス勝利。
アジアオープン2冠を達成!
■試合動画はコチラから!



13
カラザンスのコメント
「大会前にチームみんなでキャンプして大会に備えてきた。
初めての日本での試合で勝てて嬉しく思う。
今回は短い日本滞在になるけど、次に来るときはもっとゆっくりしたスケジュールで
観光とかもしてみたいね。」



©Bull Terrier Fight Gear



トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔