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2015年02月09日

【レポ】GRANDSLAM2:塚田vsエメルソン&岡澤vsアレクサンドル

2/8(日)、東京・有明のディファ有明で開催された「GRANDSLAM 2」の中で行われた柔術マッチ。

今大会はケージMMA大会で、その中で柔術マッチというのは異例と思われるが過去にもケージの中で行われた柔術マッチは前例があり、GRABAKA主催興行で行われた中村大輔vsブルーノ・フラザトが国内初開催。

■中村大輔vsブルーノ・フラザトの試合レポはコチラから!

また海外でも今回と同じようにケージMMA大会の前座的な扱いでたびたび行われている。

今回行われた2試合、茶帯マッチの岡澤vsアレクサンドルと黒帯マッチの塚田vsエメルソンはともに日本人vs外国人という顔合わせ。

両試合とも動きのある好勝負ではあったが、ともに決め手を欠いてしまい判定決着に終わり、柔術マッチならではの極めの攻防は見られずに終わった。

MMAファンが集まったと思われる場内の反応はいまひとつだったと言わざるを得ないが、これは試合時間の長さの調整や“見る側”には難解な柔術ルールの周知など、観客側へのアプローチ次第で改善できる問題のようにも思うがどうだろうか。

だがなかなかMMAファンに柔術の試合を見てもらえる機会はないので、主催者にはぜひ今後も継続して大会の中で柔術マッチを組んでいって欲しいと思う。


01
GRAND ROYAL BJJルール ペナ級10分1R
塚田市太郎(ダムファイトジャパン)
vs
吾妻エメルソン(リバーサルジム新宿Me,We)
ともに試合経験の多い選手だがいつも塚田はアダルトでエメルソンは
マスターでエントリーしているため意外にもこれが初対戦。
ポジショニングを得意とする塚田と一発の極めに定評があるエメルソンの初対決。



02
ヒザの負傷を抱えていたエメルソンは試合前日も針治療を受けての強行出場。
スタンドの攻防はヒザに負担がかかるため避け、跳び付きガードで下からの
極め狙いがエメルソンのゲームプラン。



03
そんなエメルソンのガードをパスし、ニーンザベリーでさらにポイントを追加する塚田。
パスガードを得意とする塚田はトップポジションから次々と技を仕掛け続けた。



04
試合終盤、絞めを狙って下になった塚田だが極めきれないままタイムアップ。
エメルソンはヒザの負傷が影響したか終始動きにキレがないまま終わってしまった。



05
この初対決はポイント12-0で塚田が勝利。
アダルトを主戦場とする選手としての面目を保った形となった。



06
塚田のコメント
「試合は練習していた動きができたので、それが良かったです。
ただ動きの途中で止まってしまったりしたので、まだまだ改善点があるので、もっと練習あるのみですね。
エメルソン選手はとても強い相手だったので勝てて本当に良かったです。
ですがプロ大会なのにポイント判定勝ちになってしまったのは残念でした。
なんか極めるところまで行かないんですよね。
次はサトシみたいにカッコ良く極められるようにもっと頑張ります!」



07
GRAND ROYAL BJJルール レーヴィー級8分1R
岡澤弘太(リバーサルジム横浜グランドスラム)
vs
アレクサンドル・アヴァキャンツ(CARPE DIEM)



08
MMAでも活躍中の岡澤が立ち技で優位に試合を進める試合展開。
腕十字を仕掛ける場面もあったが極めには至らずポイント10-0で勝利。



09
GRAND ROYAL 女子グラップリングルール 58キロ契約5分1R
山口さゆり(和術彗舟會HEARTS)
vs
小島紗華(リバーサルジム武蔵小杉所プラス)



10
当初、ブリコことブリタニー・デッカーの出場が予定されていたがインフルエンザで欠場。
その代替として急遽出場となった山口を小島がチョークスリーパーを極め3:37 一本勝ち。



©Bull Terrier Fight Gear


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