2015年05月08日
【レポ】DUMAU INTERNATIONAL 2015:アダルト女子
今大会のアダルト女子は紫帯は1試合のみだったが青帯&白帯、そしてキッズ部門も注目試合が多かった。
いま女子の青帯で国内トップクラスの活躍をしているのがモンゴル人のジャルガルサイハン&オトゴンジャルガルのオクテイヤルバル姉妹だ。
2人とも純粋なモンゴル人でもともとは柔道のエリート選手。
妹のオトゴンジャルガルは15歳で来日し、高校&大学を柔道の特待生として日本で過ごし、2年前から柔術に本格転向した。
姉のジャルガルサイハンは2年前に来日し、妹と共に柔術で活躍中だ。
オトゴンジャルガルはワールドプロでもモンゴル代表として出場し準優勝を果たし、ムンジアルにも出場予定とのこと。
柔道家ならではの強靭なフィジカルと投げ&パスガードのコンビネーションを武器に早くも頭角を現しているオクテイヤルバル姉妹。
姉が29歳、妹が27歳とやや遅咲きではあるが、今後もワールドクラスでの活躍が期待できる逸材姉妹といえるだろう。
姉のオクテイヤルバル・ジャルガルサイハン(エクストリームスーパーチーム)は
青ヘビーのワンマッチ決勝戦でステファニー・イマムラ(ホシャ)から2:46 腕十字で一本勝ち。
妹のオクテイヤルバル・オトゴンジャルガル(エクストリームスーパーチーム)も
青フェザー1回戦でルアナ・ディアス(東海BJJ)から4:48 腕十字でフィニッシュ。
決勝戦はケイコ・ナカガネク(小川柔術)をパスガードしP3-0で勝利。
ルアナ&ケイコというトップ青帯2人から完勝して優勝した。
続くアブソルートでもオクテイヤルバル姉妹が席捲。
ジャルガルサイハンはアブソ1回戦でナターシャ・アケミ(小川柔術)から
2:33 腕十字で一本勝ちで決勝戦進出を決めた。
反対ブロックではオトゴンジャルガルが過去に敗れたイングリッジ・フランコ(東海BJJ)から
テイクダウン&パスのP5-0で勝利しリベンジ。
姉妹で揃って決勝進出を果たし決勝戦をシェア。
アブソを1&2フィニッシュでオクテイヤルバル姉妹が制した。
ライトのワンマッチ決勝戦でアップセット。
これまで反則負け以外の負けがなかった井上瑞樹(白心会)が
イングリッジ・フランコ(東海BJJ)に2回のスイープを許しP0-4で初黒星を喫した。
勝利したイングリッジは9人兄妹のフランコファミリーの長女で16歳。
パンはビザの関係で出場できなかったがムンジアルには出場予定ということなので
海外でも好成績を期待したい。
井上瑞樹の妹分、山口友花里(白心会)はライトフェザーのワンマッチ決勝戦を危なげなく勝利。
セリンゲロの奥様、アドリアネ・キムラ(Impacto Japan BJJ)から
パス&マウントのP7-0で完勝も極めきれずに終わる。
白帯フェザーを制したのは現役JKの石黒遥希(ボンサイ)。
石黒は1月のプリーストカップ東京のスーパーファイトに出場した選手で、
準決勝ではエジソン・カゴハラの愛娘、シンシア・サユリ(小川柔術)からP2-0で勝利し決勝へ。
決勝戦では佐藤麻由美(MyBJJ Team Japan)を2:27 腕十字で
勝利し、嬉しい優勝を果たす。
アダルト白帯ライト表彰台
優 勝 石黒遥希(ボンサイ)
準優勝 佐藤麻由美(MyBJJ Team Japan)
3 位 シンシア・サユリ(小川柔術)スザンナ・タバタ(Impacto Japan BJJ)
【今日が誕生日の柔術家】イルケ・ブルット(26)
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