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2015年05月18日

【レポ】第2回「一騎討」

01
5/17(日)、東京・足立区の善立寺で開催された第2回「一騎討」。

昨年は秋に開催されたが今回は初夏での開催となり、天候にも恵まれ早くも夏を感じさせる日差しの中でトーナメント7試合に加えワンマッチ2試合の全9試合が行われた。

トーナメント出場選手の中で一番の注目は今大会でひさびさの試合復帰となる杉江“アマゾン”大輔だったのは間違いない。



昨年から今年にかけ大きな苦難があったアマゾンが再びマットに立つだけでも感慨深いものがあるが、それだけでなく選手としての存在感も抜群だった。

かつてよりも一回り以上も大きな体躯となったアマゾンが繰り出す柔術は圧倒的で強豪揃いのこのトーナメントの3試合すべてを一本で極めきって優勝を果たした。

初戦こそ体格差のある相手にやや時間がかかったものの、準決勝と決勝は秒殺といっていい短い試合タイムでの一本勝ち。

まさに別格的な強さを見せつけて完勝したアマゾンだが、試合後の勝利者インタビューで「これで一区切りという思いでやってきた」と、選手引退とも取れるコメントを残した。

その真意は定かではないが、今夏には自身の道場である「CARPE DIEM HOPE」のオープンを控えるアマゾンには今後は選手としてでもではなくとも柔術シーンで活躍していくことを期待したい。


02
トーナメント1回戦
○石毛大蔵
vs
×チョイ・ワンチョイ
判定
この試合のためだけに韓国から来日のチョイは頑なに自身のスタイルを崩さず
ひたすらチョイバー狙いも石毛に距離を取られ不発に終わり初戦敗退。



03
トーナメント1回戦
○チャールズ・ガスパー
vs
×菊地嘉幸
7:59 裸絞め
体格差のある試合も引き込んだチャールズがスイープに成功しトップポジションになるとハーフガードからパスのプレッシャーをかけつつ試合時間残り1秒で裸絞めを極め一本勝ち。



04
トーナメント1回戦
○岡本裕士
vs
×峯望実
判定
5/2のREAL2から連戦となる峯はノンブリーチの柔道衣で現れたのが新鮮。試合は両者の極めが交錯するも互いに決め手に欠け試合終了となるも手数が多かった岡本の勝利に。



05
トーナメント1回戦
○杉江大輔
vs
×横井宏考
5:39 送り襟絞め
この試合も体格差のある対戦となり杉江の復帰戦としてはやや荷が重いかと思われたが終わってみれば杉江の一方的な展開に。最後は相手にブラ下がる形で送り襟絞めを極め快勝。



06
トーナメント準決勝
○チャールズ・ガスパー
vs
×石毛大蔵
準決勝戦はチャールズの試合巧者ぶりが光った一戦に。石毛をスイープすると幾度となくパスガードしトップポジションをキープし無難に判定勝利をモノにした。



07
トーナメント準決勝
○杉江大輔
vs
×岡本裕士
1:03 三角腕固め
柔術家同士の対戦となった準決勝。アマゾンが引き込んで三角絞めのポジションから素早く腕を極めてわずか63秒での一本勝ち。2試合連続の一本勝ちで決勝戦進出を決めた。



08
トーナメント決勝戦
○杉江大輔
vs
×チャールズ・ガスパー
2:55 送り襟絞め
決勝戦はアマゾンvsチャールズのひさびさの顔合わせ。引き込んだチャールズを難なくパスするとサイドからハンマーチョークを極めタップアウト。3試合を一本勝ちしトーナメント優勝を果たした。



09
杉江がトーナメント優勝。



11
トーナメント補欠戦
○宮地一裕
vs
×坂本純
判定
試合開始直後、引き込んだ宮地がクローズドガードから絞め狙い、さらに矢継ぎ早に極めのアタックで最後も三角絞めから腕十字に移行した時点でタイムアップも文句なしの判定勝利。



12
特別試合
○細川顕
vs
×渡部拳士郎
第1回大会優勝の細川と父が仮面シュータースーパーライダー、兄・修斗も格闘家と格闘一家出身の渡部のワンマッチ。柔術では紫帯の渡部が黒帯・細川の極めを凌ぎきり、敗れるも健闘が光った。



■大会フォトギャラリーはコチラから!



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©Bull Terrier Fight Gear



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