2015年10月13日
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【レポ】プロ柔術『Ground Impact2015』昼の部
10/11(日)、東京・下北沢の北沢タウンホールでIF-PROJECT主催プロ柔術『Ground Impact2015』が開催された。
ヒカルド・デラヒーバの引退試合となったデラヒーバvs中井祐樹戦が組まれた『Groung Impact REVIVAL』から2年。
昼の部・夜の部の二部構成で復活した歴史あるプロ柔術興行は、当日券もほぼソールドアウトという盛況ぶり。
柔術、ノーギ、女子トーナメントと多彩なカードがラインナップされ、まさにプロ柔術と言うべき豪華大会となった。
今回は嶋田裕太vsヴァンダレイ・タカサキの初対決をはじめ、好カードに沸いた昼の部の模様をレポートする。
第1試合女子-52kgノーギ柔術トーナメント1回戦 6分
○V.V Mei(クルービデ・ジウジツ/和術慧舟會GODS)
VS
×向井奈都美(マスタージャパン)
初戦は女子-52kgノーギ柔術トーナメントの1回戦。MMAで活躍中のベテラン、V.V Meiが
新鋭・向井に2:38、バックから腕十字を極めて決勝進出。
第2試合アダルトエキスパート-66.0kg契約 6分
○中村憲輔(リバーサルジム新宿Me,We)
VS
×平川智也(久我山 RASCAL GYM)
P6-0
テイクダウン、バックテイクでポイントを重ねる中村。平川は終盤に逆転の腕十字を狙うも
極められず、ポジショニングで優位に試合を進めた中村がP6-0で勝利。
第3試合女子アダルト茶帯ミドル級契約 6分
×中尾美季(ALLIANCE)
VS
○内山裕規(パラエストラ東京)
女子ワンマッチのこの対戦は中尾の三角を凌いだ内山がパス、ニーオン、マウントなど
得意とするトップポジションからの猛攻で大量ポイント獲得。
最後はP22-2から5:48、腕十字を極めた。
第4試合アダルトエキスパートライトフェザー契約 6分
○澤田伸大(トライフォース柔術アカデミー)
VS
×杉本寛樹(AXIS柔術アカデミー)
下を選んだ澤田がスイープで先制。その後、お互いがスイープを繰り返す展開に。
P4-4から、トーホールドをかけられた杉本が回転して場外に逃れたため澤田に2ポイントが入り、
P6-0、A1-0で澤田の勝利。
第5試合アダルト黒帯オープンクラス級契約 6分
○高谷聡(パラエストラ吉祥寺)
VS
×ファビオ・ハラダ(Daniel Gracie Japan/Renzo Gracie Team)
4:08 アキレス腱固め
10年ぶりのプロ柔術出場の高谷が引き込んだファビオをパスガードで先制。
さらにスクランブル状態になったところでアキレスを極め、4:08 一本勝ちで快勝。
第6試合女子-52kgノーギ柔術トーナメント1回戦 6分
×富松恵美(パラエストラ松戸)
VS
○向井奈都美(マスタージャパン)
1回戦
女子-52kgノーギ柔術トーナメントの1回戦第2試合。第1試合の敗者・向井が
タックルを仕掛けてきた富松の腕を捉え、2:40キムラで一本勝ち。
柔術黒帯の富松を極めて敗者復活で決勝戦進出へ。
第7試合アダルト茶帯ライト級契約 6分
×金物屋の秀(K'z FACTORY)
VS
○ホブソン・タンノ(INFIGHT)
飛び付き三角から秀をクローズドに入れたシュシャ。オモプラッタ、腕十字と
仕掛けていくが岡本も凌ぎきりP0-0、A2-0でシュシャの勝利だが、
極めきれなかったシュシャはやや不満顔。
第8試合アダルト黒帯ライト級契約 6分
×片岡誠人(リバーサルジム東京スタンドアウト)
VS
○井上和浩(ストライプル茨城)
ワールドマスター3位の井上が早くも試合参戦。井上の強いプレッシャーに屈した片岡が
パス、ニーオンを許し、P5-0、A2-1で井上の勝利に。
第9試合アダルト黒帯ルースター級契約 6分
×澤田真琴(DRAGON`S DEN)
VS
○江崎壽(パラエストラ札幌)
澤田はワールドマスター・マスター3ルースターで優勝し凱旋試合となったが
江崎と僅差の試合となり、P0-0、A0-0でレフェリー判定で江崎が勝利した。
第10試合アダルトエキスパート-88kg契約 6分
○和田拓也(FREE)
VS
×エリクソン・タケウチ(IMPACTO JAPAN B.J.J)
柔術では連勝中のペザオンの珍しいノーギマッチ。下になったペザオンは
和田のパスの圧力に防戦一方。終了間際にはギロチンのアドバンも入り、P0-0、A4-0で和田の勝利。
第11試合アダルト茶帯フェザー級契約 6分
○嶋田裕太(NEXUSENSE)
VS
×ヴァンダレイ・タカサキ(IMPACTO JAPAN B.J.J)
今大会きっての好カード。タックルで2ポイント先取した嶋田がパスのプレッシャー。
その後も引き込みからのタックルに成功。終盤、パンテーラにスイープを許すも、
P4-2、A1-0で嶋田の勝利。
第12試合女子-52kgノーギ柔術トーナメント決勝
×V.V Mei(クルービデ・ジウジツ/和術慧舟會GODS)
VS
○向井奈都美(マスタージャパン)
奇しくも第1試合と同じ顔合わせになったトーナメント決勝。下からキムラを狙った向井が
スイープに成功し、さらにキムラを狙い続けていたところでV.V. Meiのセコンドから
タオルが投入される。
4:33、向井が一本勝ちでトーナメント優勝を果たした。
向井は山梨学院大学柔道部出身で、2014年のサンボ全日本選手権優勝、世界選手権4位の実績を持つ。柔術の経験はなく、ノーギの練習も10回程度しかやったことがないそうだが、柔術黒帯らに一本勝ちを収めての優勝。今後はグラップリング、総合とともに、柔術の試合出場も考えているというから楽しみだ。
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