2015年12月01日
【発売中】柔術魂 Vol.10 レビューby成田サトシ
おつかれさまです、「Jiu Jitsu NERD」編集スタッフの成田です。熱燗がすこぶるしみる季節になってきましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。さて今回は、先月末に刊行された「柔術魂 Vol.10」の紹介です。
毎号たっぷりのインタビューとテクニックでおなじみの柔術専門誌。まずは記念すべき10号目、おめでとうございます!
「Next Generation of BJJ」という特集タイトルからもわかる通り、今号は表紙のマイキー・ムスメシに始まり、日米の若き新世代柔術家のインタビューが盛りだくさん。
情報が細切れになりやすいネットメディアと違って、選手の声や得意テクをしっかり見られるところがうれしいですし、Jiu Jitsu NERD、柔術新聞、BJJ Pix、TATAMEなどなど、国内外の柔術メディア関係者によるイチ推し選手紹介記事も、みなさんの個性が出ていて読み応えがありました。
個人的にうれしかったのが、跳び三角使いのエドウィン・ナジミインタビュー。先日来日したアイザック・ドーダーラインが「アバクロで働いていた」という味わい深いカミングアウトも、柔術魂だからこそ知れる豆知識ではないでしょうか!
また、江端講平選手のワームガード誌上セミナーは13ページを割く圧巻のボリューム。IBJJFの「誌上ルール講習」も、試合に出る方にとっては「なるほど!」と膝ポン必至の好企画だと思います。
そして、なんといっても特典DVDに収録された「世界の柔術を旅する2015ブラジル編」。これは今年8月から9月にかけて橋本欽也さんが敢行してきたブラジル旅の模様をまとめたもので、実は私もアシスタントとして自腹で同行してきました。
映像はデラヒーバ、バルボーザ、アルメイダ兄弟、テレレ、ヒカジーニョら、リオやサンパウロをベースにする柔術家の道場の様子を、彼らのテクニックを織り交ぜつつ紹介するという約50分(ありがたい字幕付き)。
スパーするコラル帯(!)を周りが盛り上げたり、ファべーラのキッズが柔術を学びに集まってきたりと、ブラジリアン柔術が根付いている土地だからこその日常風景も、ぜひチェックしていただきたいと思います。
収録には本業が炎上していて参加できなかったものの、欽也さん、セラチェン春山さん、森雄大さんがコメンテーターとして参加していますので、映像では伝え切れなかった現地事情もばっちりフォロー。
ビーチを闊歩するブラジリアンビキニ美女の映像を押さえられなかったのが痛恨の極みですが、それは来年のブラジル旅でしっかり収録してきたいと思います。
12月に入って何かとバタバタしてきましたが、ぜひ時間をつくってお楽しみください!
【発売中】
『柔術魂 Vol.10』
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