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2016年01月15日

道場に行くだけが練習じゃない

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最近急激にやむくなって暖冬だなんて嘘だろう!という毎日が続きます。

つい先日は短時間ながらも雪が降ったようで、1〜2月はさらに冷え込んでいくとのこと。

寒くなると体調を崩して風邪など引きやすくなるので注意が必要です。

そして多少の風邪ならば、と頑張って練習に行ってしまう方も少なくないかと思いますが、それはちょっと考えモノ。

風邪を引いて咳でもしながら練習されたら道場仲間に風邪を伝染させてしまう可能性もあるし、そもそも身体が弱ってる状態で思い切った練習なんてできっこないはず。

それならば練習を休んでしっかり療養し、万全の体調に回復してから練習した方がお互いのためなのではないでしょうか。

思い切って休むのも練習のうち、そして道場に行くだけが練習ではありません。

自宅でできる練習というか、柔術を上達させるためにできることはたくさんあります。

YouTudeで柔術の動画を見てもいいし、教則DVDを見るのもいい。

そして「柔術魂」や「Jiu Jitsu NERD」などの専門誌で有名選手のインタビューを読んで、そこからトップ選手の柔術観や柔術に対する姿勢を学ぶのも大いに刺激になります。

また過去に読んだ本や見たDVDでもいま改めて見ると新たな発見があるのも興味深い点です。

かくいう自分も白帯〜青帯時代に買った教則ビデオ(当時はDVDなどなかった)をDVDで買い直して見返したりすると、昔は気づかなかった部分や、なぜそうやるのか、そうやらなければならないかが理解できたり、またいま使っているテクニックのディテールで抜け落ちてる部分があったりと大いに有効でした。

こういったことは普段はなかなかやらないかもしれませんが、体調不良で練習で休んだときにこそやれば、休んだ日でもその練習を休んだ時間を有効に使うことができます。

もちろん普段の練習は大事ですが、体調不良で道場に行くことのメリットよりデメリットの方が大きい、と個人的には思います。

風邪引いてて仲間に伝染させるかもしれないけど練習やりたい!という自分のエゴを通してまで練習することより、自分のため、仲間のためを思って練習を休むのは決して悪いことではないでしょう。

柔術は趣味としてやってる方がほとんどなので、学生時代の部活の顧問のように「風邪ぐらいで練習休むな!」なんて怒鳴るインストラクターはいないはず。

逆にインストラクターには「風邪引いた状態で道場に来るな!」ぐらいのことを言って欲しいと常々思ってます。

そしてそう注意すべき立場のインストラクターがことあるごとに体調を崩し、熱のある体温計をSNSにアップして具合悪いアピールするのはどうかと思いますが。

体調がすぐれないまま練習してさらに疲弊し、体調不良を悪化させて寝込むことになったら、いよいよ練習を休まなければならなくなるし、そもそも日常生活にも支障をきたしてしまいます。

よくSNSで「風邪で体調悪かったけど頑張って練習行きました!」とか見ますが、そこまですることないのにな、と思いながらモヤモヤした気分になってます。

「道場に行くだけが練習じゃない」ということ、もっと考えて欲しいと切に願います。



【今日が誕生日の柔術家】レーザ・モンファラディ、ジェイク・スコベル



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