2016年03月04日
ジョナス・アンドラージ/Jonas Andrade
今年のヨーロピアンで知り合ったジョナス・アンドラージ。
ジョナスはシセロコスタの青帯で、アダルト青帯ライトフェザーで6試合して準優勝し、オープンクラスは決勝戦まで3試合を勝ち上がって決勝戦はチームメイトとシェア。
オープンクラスは記録上は準優勝ですが優勝を譲った代わりに金メダルをもらったそうです。
知り合ったきっかけはブラジル人あるあるの「オレの写真あるか?」と声を掛けられたことから。
その問いに「たぶんあると思う」と答えてしまったら、それから催促のメールがヨーロピアンの期間中に日に2回くるという執心ぶり!
それで画像を送ってあげたら向こうから話しかけてくるようになり、雑談しながらいろんなことを教えてくれました。
ヨーロピアンで知り合ったジョナス。
18歳で柔術歴3年半のイキのいい青帯です。
ミヤオ兄弟がNYに移住し、ロ&ヤーゴが離脱したシセロアカデミー。
でもまだまだ若き才能の宝庫なのは間違いありません。
強豪が集うシセロ・コスタのアカデミーの特待生というか内弟子的な存在のジョナスは月謝免除でジム近くの家でチームメイト16人と同居し仕事はせずに練習だけ、という環境に身を置いてます。
一軒家の1Fに6人、2Fに12人の大所帯で同居というのも驚いたけど、まだ青帯なのに柔術オンリーの生活してるというのも驚きました。
そして朝から晩まで日に3〜5回の練習というのもかなりハード!
1クラス1時間が普通のブラジルの道場ですが、5回の練習なら5時間で、ガチスパーで有名なシセロのアカデミーでの練習ですから、その練習密度はかなりのものでしょう。
そりゃ強くなるはず!ですが、ほぼ無収入なので貧しく過酷な生活を強いられている様子です。
最低限の食費や大会参加費はシセロが援助しているからなんとかなるとしても、それ以外のお金はスポンサーから得られるほんの少しのお金をやりくりして何とかしてるらしいです。
でもこのジョナスだけがそうなのではなく、ジョナス以外にもモノ凄く強いのにお金がなくてブラジル国外の大会に出られないという若くて才能がある選手はブラジルにたくさんいます。
残念ながらパンには経済的な理由で出られないけど、ワールドプロのアルゼンチン大会で優勝してるので、来月のワールドプロに参戦予定で、そこで賞金を得られたらムンジアルにもなんとかして出たい、とのこと。
うまくいけばムンジアルで再会できそうだし、もしムンジアルで会えないようだったらブラジル・サンパウロまで足を運んでみようかと検討中。
ジョナスくん、陰ながら応援してます。
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