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2016年04月20日

【Review Wednesday】「LUCAS LEPRI / KNEE ON BERRY」

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みなさんおつかれさまです、「Jiu Jitsu NERD」編集スタッフの成田です。

いままでも時々DVDレビューを書かせてもらってましたが、今回から「Review Wednesday」とコーナー名をつけ、柔術やブラジルにまつわるDVDを、旧作・新作問わず毎週水曜日に定期的にレビューしていくことになりました。不定期&いつまで続くかわかりませんが、お付き合いのほど、よろしくお願いします!

さて今回は、発売されたばかりの教則DVD「LUCAS LEPRI KNEE ON BERRY」をピックアップしたいと思います。

2014年のムンジアルでライト級王者に輝き、その影響からか、前作「CHAMPIONSHIP GUARD PASSING」がバカ売れしたルーカス・レプリ。新作はニーオンベリーに特化した内容で、2枚組、収録時間は167分というボリュームです。

DVD1枚目は「ニーオンベリーのコンセプト」からスタート。レプリ流ニーオンの秘訣を10分近くにわたって丁寧に解説する映像に続き、ニーオンベリーからの三角絞め、マウントに移行しての三角腕十字、相手のリアクションに対するカウンターのチョークのバリエーション(ステップオーバー、ノースサウス、ベースボールからラペラを使ったチョークなど多彩!)、バックテイクなどが紹介されています。

どれも比較的シンプルなテクニックなので、白帯の自分でもとっつきやすかったのですが、「!?」となったのが、ニーオン時に相手のパンツの横にある“穴”部分に指を入れて、相手の腰を制するというもの。

ニーオンの秘訣を解説する冒頭でレクチャーされているポイントで、相手が動かないようになんとなく腰に手を当てるだけだった自分にとっては、「そんなやり方あるんですね!」と思わず膝を叩いた次第です。

DVDの2枚目は、ニーオンからラペラを引き出し、相手を引きつけての三角からスタート。ラペラを使ったバックテイク、チョーク、関節技など、1枚目に比べて手数が少々増えているものの、どれも「ニーオン→ラペラを取る」という動きからの派生なので、コツさえつかめばモノにできる(かも)。ニーオンからのカントチョークなんかも紹介されていて、フラビオ・カントの存在を初めて知ることもできました(すごい選手なんですね…)。

というわけで、ニーオンからの関節技、絞め技がたっぷり詰まった本作。長い時間、レプリのプレッシャーを受け続けたパートナーの体調が気がかりではあるものの、パスガードにフォーカスした前作と合わせて見れば、アタックの幅をグッと広げることができそうです。

個人的には、2枚目に収められているニーオンを嫌がる相手へのカウンターのモンジバカやエゼキエルチョークなどは、手数も少ないので早速実践してみたいと思っています!


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【発売中】
「LUCAS LEPRI KNEE ON BERRY」
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