2016年08月17日
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【Review Wednesday】「NAJMI STYLE: TRIANGLES and more TRIANGLES」
みなさんおつかれさまです。「Jiu Jitsu NERD」ライターの成田です。
いま原稿を書いているのが8月17日午前1時過ぎ。
東京に接近中の台風7号の進路が気になるところではありますが、本日はひさしぶりにReview Wednesdayをお届けしたいと思います!
今回ご紹介するのはグレイシーバッハの黒帯、エドウィン・ナジミ初の教則DVD「NAJMI STYLE: TRIANGLES and more TRIANGLES」です。
エドウィンといえば色帯時代から“極めて勝つ”思い切りの良いスタイルで注目を集め、茶帯時代の2015年にはヨーロピアン、パンナム、ムンジアル3冠を達成。新星黒帯として臨んだ今年のヨーロピアンは3位、パンナムは優勝、そしてムンジアルでは決勝戦でルーカス・レプリに敗れたものの、堂々の準優勝という戦績を残しているアルメニア系アメリカ人。
若干24歳ということで、柔術界の未来を担うネクストジェネレーションを特集した「柔術魂 vol.10」でも取り上げられていますし、世界的に今後の動向が注目されている選手の一人と言えるでしょう。
個人的にはGIカットと言うんでしょうか、海兵隊のようないかつい刈り上げ具合がいつも気になってしまうのですが、そんなエドウィンの代名詞である「跳び付き三角」の極意を収録したのが本作です。
映像はまず、相手の姿勢を崩すグリップのディテールからスタート。
跳び付きクローズド、相手を崩して引き込んでの三角……と、跳び三角のタイミングに身体を慣らすためのドリル的な映像に続いて、目玉である跳び三角のテクニックが早々と解説されます。
DVDも序盤だし、このあと一体どんなテクが収録されているのか……と見続けていると、相手の姿勢を崩せない、シングルレッグを取られた場合、フェイントからの跳び三角など、細かなシチュエーション別の解説に。
さらに、青帯時代に師匠のホミーニョから徹底的にたたき込まれたという、エドウィンのもうひとつの得意技、スパイダーガードからの三角絞めや、ニーシールド、クローズドからの三角など、初心者でも比較的挑戦しやすいポジションからの極めも解説。
タイトルの「and more TRIANGLES」とはこういうことだったのか!と納得した次第です。
跳び付きに限らず、あらゆるシチュエーションからの三角、そして極まらない場合の“トラブルシューティング”もしっかりフォローされていますから、スパーリングや試合で爽快な気分を味わいたいという人にはもってこいの一作だと思います!
【近日入荷予定】
『NAJMI STYLE: TRIANGLES and more TRIANGLES』
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