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2016年09月14日

【Review Wednesday】THE 50/50 KILLER

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みなさんおつかれさまです、Jiu Jitsu NERDライターの成田です。

先週末に行われたアジアオープンのレポートがまだ残っていますが、今回は箸休め的に「Review Wednesday」をお届けしたいと思います。

ご紹介するのは、オズワルド・モイジーニョこと“ケイシーニョ”の「THE 50/50 KILLER」。以前取り上げた「THE BERIMBOLO KILLER」に続き、モダン系のテクニックを解説するシリーズ2作目となります。

“KILLER”というタイトルから、「50/50の使い手をぶっ潰す教則DVD」と想像していましたが、裏ジャケを見ると「50/50への入り方」「スイープ」「パス」「サブミッション」の全4パートから構成されていて、ガードする側、される側、それぞれで敏速かつ効果的なテクニックが収録された50/50入門的な内容となっているようです。

DVDの前半はガード編とスイープ編。ガード編では「どうやって50/50に入るか」という基本からスタートし、スパイダー、デラヒーバからレッグドラッグされそうな時、トレアナされた時、ディープハーフ、Xガードと、それぞれのシチュエーションからの50/50の入り方をレクチャー。

スイープ編では、50/50ガードからラペラをつかんでのスイープ、相手に距離を取られた場合に相手の真下に入って上を取るスピンアンダー、足を相手の上腕部にかけてスイープし、バックテイクに至るまでの流れや、相手のベースが強い場合に相手の腰部分のパンツをつかんでのバックテイクが紹介されています。

そして後半は、ガードされる側=パス編からスタート。

ケイシーニョが得意という、4の字ロックしている相手の腰をコントロールしてのスタッキングパスや、トップ&ダブルガードの状態からのパス。

グリップが切れずにフットロックを狙われている場合など、試合でよく見られるシチュエーションからレッグドラッグに持っていく流れや、ケイシーニョが偶然見つけたという、50/50のトップからバックを取るやり方もレクチャーされています。

このバックテイクは裏ジャケには明記されていませんが、単なる誤植のようでしっかり収録されているのでご安心を!

最後のサブミッション編では、互いに50/50の状態から、相手にアタックされないために足を隠しながらのトーホールドやニーバー、相手に上からレッグドラッグされた場合のカウンターのニーバー、ダブルプルガードからのフットロック……など、7種類のサブミッションが紹介されています。

個人的にはこのあたりのテクに手を出す前にやるべきことが盛りだくさんなので、積読状態になりそうなDVDと思っていましたが、アジアオープンのために来日したフィリピンATOS勢とのスパーで対処法の必要性を実感!
パス編あたりの基本は頭に入れておきたいと思っている今日この頃です。

ケイシーニョの“KILLER”シリーズは、ベリンボロ、今回の50/50に続いてラペラガード編もリリースされていますから、そちらも近々チェックしてみたいと思います!


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【発売中】
Dオズワルド・ケイシーニョ『THE 50/50 KILLER』
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