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2016年09月21日

【Review Wednesday】「101 Submissions Chapter 1 & 2」

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みなさんおつかれさまです、「Jiu Jitsu NERD」ライターの成田です。

ここ最近、「Review Wednesday」では新作教則DVDを紹介してきましたが、今回は少し趣きを変えまして……「Time Travel Wednesday!!」というわけではありませんが、懐かし系DVDを紹介したいと思います(そういえば本家の「Time Travel Tuesdays」はめっきり更新されなくなりましたね)。

ご紹介するのは「101 Submissions Chapter 1」。これは本ブログ・メインライターの橋本欽也さんから「練習前に見るのがオススメ!」と教えてもらったDVDで、カリフォルニアのファイトショップOn the Matからリリースされた“極め技動画の詰め合わせモノ”。米Amazonをチェックしてみると、2006年1月発売と10年前の代物です。

内容は、柔術やノーギ、総合の試合から、関節技&絞め技シーンが101コ、90分間ノンストップで続くというもので、“跳び十字”のデビッド・カマリロからはじまり、テレレ、ジャカレ、エドゥアルド・テレス、ルーク・スチュワート、ゴルジーニョ、レオジーニョ、ハファエル・ロバト Jr.、マリオ・ヘイス、エディ・ブラボー、ディーン・リスター……と、自分でも名前を聞いたことがある大御所系ファイターたちが、上から下からサブミッションを極めまくっています!

17年振りの来日の記憶も(一部には)新しいカフェ・ダンタスやコネクション・リオの創設者デニス・アシェなど、個人的にグッとくる選手のほか、紫帯のアンドレ・ガウヴァオンや茶帯のドライズデールなど現役選手の色帯時代、さらにヘナー、イゴール、ホイラーらグレイシーの面々に、生前のホクソン&ハイアンの試合も収録!

女子選手も少しだけ収録されていて、「このコ、かわいいかも」と思ってチェックしてみたらエリカ・モントーヤという選手でした。ブラジルブログを遡ると「色帯時代はキーラとライバル関係」だったとか。

映像の元となっている試合は、発売時期から考えても90年代後半から00年代前半のものでしょうが、マットが数面の大規模なトーナメントから体育館のレスリング場を使った草大会までさまざまで、選手たちが身につけているオールドスクールなキモノの数々も見所のひとつ。

また、ミュージックプロデューサーがしっかりと入っていて、柔術の試合はヒップホップ、ノーギの試合はパンク&ハードコア系の音楽がBGMになっているというのもユニークなところでした。ヒップホップ系だけでも、パブリック・エナミー、50セント、ラキム、N.W.A.、ジェルー・ザ・ダマジャ、エミネム、ゲトー・ボーイズ、アイス・キューブと古今東西問わずの雑多ぶりで、裏ジャケに「PG-13指定」のマークがあったのは映像そのものより音楽の問題だったんじゃないかと勘ぐった次第です。

いまや、どこの誰かがつくった手づくりハイライト動画がYouTubeで簡単に見られる時代ですが、ここまで完成度が高いものはないでしょうし、欽也さんに言われたとおりに練習前に見てみると「GRACIE JIU-JITSU IN ACTION」シリーズ同様、自然とテンションが上がります(スパーで映像のようにピシッと一本を取れたことはまだありませんが!)。本作は「Chapter 2」もリリースされているので、気になる方はぜひそちらもチェックしてみてください。

ちなみに、このDVDは今年のムンジアルでBudo Videosに遊びに行った際、物欲しそうにしていた自分にブドー・デイブが「いいよ、持ってって」とくれたもの! この場を借りて改めてデイブに感謝です!!!


■過去の「Review Wednesday」はコチラから!



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©Bull Terrier Fight Gear


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