2016年12月25日
【レポ】Jiu Jitsu Liga de Tokio 03:その他の試合&スーパーファイト
JLT03のレポート、最後は暫定ランキング3位の寒河江寿泰とJLT初参戦でIBJJFアジア王者のホベルチ・オダの一戦が組まれたアダルト紫帯をはじめ、マスター色帯、そして時間無制限&一本決着オンリーの特別ルールで組まれた後藤悠司vs塚田市太郎のスーパーファイトの模様を紹介する。
このJLTは回を重ねていくとランキング争いから脱落した選手が大会参加を見送っていき、最終戦は試合数も激減してしまいトータル20試合ほどのみに。
だが試合数こそ少なかったが、その試合のどれもが好勝負で一本決着も多く、密度が濃い大会となった。
とりあえず2016年のランキング戦は今大会で終了となったがランキングでスポンサー権利獲得という新たなコンセプトで行われた今大会はそれなりの話題を集め、スポンサーさせるに値する選手の発掘もでき初年度は成功といっていいだろう。
来年度も継続開催の予定なので、また来年もJLTに参加して欲しいと思う。
アダルト紫帯フェザー決勝
○ホベルチ・オダ(ストーアカデミー)
vs
×寒河江寿泰(高田馬場道場)
チアゴ・ファべーラの負傷欠場で、暫定ランキング3位の寒河江とJLT初参戦のホベルチのワンマッチ決勝となった紫フェザー。
ファべーラ相手に熱戦を繰り広げてきた寒河江だが、アジア王者ホベルチ相手には力及ばず。
P18-0から5:01、跳び付き腕十字を極めたホベルチが一本勝ちで階級別を制した。
アダルト紫帯オープンクラスライト決勝戦
○ホベルチ・オダ(ストーアカデミー)
vs
×寒河江寿泰(高田馬場道場)
無差別でもホベルチが圧倒し、P9-0から2:42 ボーアンドアローで完勝。
優勝は逃した寒河江だが、過去2大会の活躍による貯金も活き、ブルーノ・イシイと同ポイント3位でスポンサー権を獲得。
アダルト紫帯オープンクラスライト表彰台
優 勝 ホベルチ・オダ(ストーアカデミー)
準優勝 寒河江寿泰(高田馬場道場)
マスター紫帯オープンクラスライト
○小島健作(VISCA)
vs
×ディオゴ・ナカガワ(Impacto Japan BJJ)
JLT01で対戦済みの両者。前回勝利した小島が、階級別をP3-0で勝利。
同じ顔合わせとなった無差別でもP2-0から4:42、アームロックを極めた小島が一本勝ちでダブルゴールド。
マスター青帯ルースター決勝戦
○柿澤雄二(リバーサルジム新宿Me. We)
vs
×増田巧(VISCA)
ワンマッチ決勝のマスター青帯ルースターはP22-0から4:22、三角を極めた柿澤が勝利。
スーパーファイト
時間無制限一本決着オンリーマッチ
△後藤悠司(一心柔術)
vs
△塚田市太郎(ダムファイトジャパン)
リーグ戦が終わってから行われた後藤対塚田のスーパーファイト。
時間無制限で一本決着のみの戦いは、上の塚田、下の後藤で、塚田が再三サイドを取るも、後藤は決定的なチャンスを与えない。
後藤の足関を塚田もエスケープし、試合時間は1時間を超えて滴っていた両者の汗が止まる。
そして1時間46分53秒、レフェリーのコールで突然の試合終了。
スタンドで再三続いた探り合いが膠着と判断されての幕引きとなったが、長時間の攻防によるお互いの疲労を考えた“水入り”として、後日再試合が組まれることも試合後すぐに決定した。
会場にいた誰もの記憶に残る一戦としてだけではなく、中井祐樹氏のツイートをきっかけに「日本格闘技史上何位の長さか?」という話題にも発展。
そこで話題に上った範囲では、96年1月の全日本組技選手権における高谷聡vs久富剛の3時間41分57秒(延べ)に次ぐ長さとして、記録にも残る戦いとなった。
3大会が終わり、来年のスポンサー権利を獲得した4選手。
各選手には2017年から1年間、「VHTS」「Phalanx」「WVSN」「Choice」によるポイントに応じたサポートが予定されている。
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