2017年01月30日
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【レポ】COPA Las Conchas 2017
1/29(日)、東京・浅草の台東リバーサイドスポーツセンターでアパレルブランドのLas Conchasが主催した柔術&ノーギのオープントーナメント「COPA Las Conchas 2017」が開催された。
この大会は過去に5大会が開催されており今回で6回目の開催となっているが回数を重ねるごとに参加者が増え、今年はギとノーギを併せて500人以上もの参加者があった。
会場も台東リバーサイドスポーツセンターの柔道場と武道場の2フロアで開催し、各3マットずつ、合計6面での開催となった。
Las Conchasはかねてより選手のスポンサードもしており、今大会にもサポートしているルーカス・ヒロサワ、イゴール・タナベ、イングリッジ・フランコらが多数出場し大会に華を添えている。
中でも特筆モノの活躍をしたのはイゴール・タナベでギとノーギの両方でWゴールドを達成し1大会で4つの金メダルを獲得するという快挙を成し遂げている。
だが大会MVPとなったのは仙台から参戦した後藤琢磨だった。
後藤はニックネームともなっている"がじゃも太郎"の名の通りにイモだけに泥臭い試合を展開し、階級別ではサドンデスに突入する死闘を一本勝ちで制し、続く無差別級でも決勝戦で体格差のある相手に苦しい試合となるも辛抱強くチャンスを待って試合終了間際に激的な一本勝ちでライト&オープンクラスでWゴールドを決めた。
さらにノーギでも階級のみの参戦ながら快勝してトリプルゴールドで満場一致で大会MVPに輝いている。
この活躍ぶりに大会を主催したLas Conchas代表のケニー板橋も「正式なスポンサードを検討する」とコメント。
2017年初試合でトリプルゴールドの活躍ぶりを見せた後藤、今年はより一層の飛躍の年となることを期待したい。
なお今大会はYouTube Liveでライブストリーミングされ、そのアーカイブ映像が視聴可能となっているので、ぜひチェックして欲しい。
■アーカイブ映像はコチラから!
アダルルト茶帯ライト級はワンマッチ決勝戦。
ヨーロピアン帰りのマーシオ・メデイロス(Impacto Japan BJJ)をサンドデスで三角絞めから腕を極めて後藤琢磨(仙台草柔会)が一本勝ちで優勝。
続くオープンクラスは初戦でブルーノ・イシイ(Impacto Japan BJJ)から肩固めで一本勝ちで決勝戦へ。
決勝戦は山脇悠佑(NEX)から勝利した橋本貴(パラエストラ吉祥寺)との対戦に。
ギで腕を固められ片腕状態でパスを凌ぐ苦しい展開が続く中、なんとかクローズドガードに戻し、そこから一瞬のチャンスを見逃さずに三角絞めのセットアップ。
頭を引き付けながら足を組み替えてガッチリと極めタップと奪った。
勝った瞬間、両手で三角を作って三角絞めのアピール。
地味な男が自己主張を始め存在感を増してきた。
ライト&オープンクラスでWゴールドの後藤。
さらにノーギでも優勝しており3つの金メダルを獲得している。
この活躍を認められ後藤が大会MVPに選出された。
大会協賛のVHTS JAPANからNYエディションのドーギが贈呈されている。
さらにLas Conchasからも正式なスポンサードも検討中とのことで今大会で今後に繋がる大きな収穫があったことだろう。
アダルルト茶帯ライトフェザーは浜崎一登(ロータス世田谷)が一本勝ちで優勝を果たす。
決勝戦のvsブルーノ・イシイ戦で見せた完璧な腕十字が見事だった。
ヨーロピアンでまさかの2回戦敗退だったリダ・ハイサム(CARPE DIEM)が復帰戦に挑んだ。
ギでWゴールド、ノーギでも優勝しトリプルゴールド達成。
柔術ではvsルーカス・ヒロサワ(INFIGHT JAPAN)と2連戦も2連勝し、オープンクラス決勝は三角絞めから手首を極めてタップアウト。
オープンクラスでは準決勝でケビン・キムラ、決勝戦でルーカス・ヒロサワとINFIGHT JAPANの2人から一本勝ちで優勝したハイサム。
ヨーロピアンでは敗れたが国内では相変わらずの無敵ぶりを見せつけている。
昨年末に黒帯昇格を果たしたホドリゴ・ソウザ(Impacto Japan BJJ)が今大会で黒帯デビュー。
階級別と無差別でヴァルテル・フランコ(RUL BJJ)とワンマッチ決勝2連戦に挑んだ。
試合前から緊張が色濃く出ていたホドリゴはヴァルテルの得意パターンに見事にハマッてしまい、2試合とも同じ試合展開でいいとこなしで2連敗。
ホドリゴはホロ苦い黒帯デビュー戦となってしまった。
ヴァルテルは2試合ともハーフガードからのスイープで2-0で2連勝。
完全に自分の得意パターンを持っているのは強みだろう。
先日MMA復帰を発表した杉山しずかこと中村しずか(リバーサルジム新宿Me,We)が久しぶりに柔術参戦。
ライト決勝で初戦で敗れたアガタ・フランコ(RUL BJJ)に巴戦でリベンジして優勝。
続くオープンクラスではアガタの姉・イングリッジにマウントから手首を極められ一本負けも3位入賞。
MMA復帰の前に柔術で優勝&3位は充分な結果だろう。
女子アダルト青帯オープンクラス決勝戦はアガタとイングリッジでクローズアウト。
イングリッジはヨーロピアンで優勝しており、アガタも来月のパンキッズに参戦予定だ。
アダルト青帯ライトフェザー決勝戦で注目対決が実現。
Over Limit BJJからチェックマットジャパンに移籍したブルーノ・シオザキをペドロ・アキラ(INFIGHT JAPAN)が送り襟絞めで逆転の一本勝ちで優勝。
アダルト青帯ではイゴール・タナベ(RUL BJJ)がオープンクラス準決勝で鈴木真を、決勝戦で大柳敬人のCARPE DIEM勢を連破して制す。
イゴールは無差別だけでなく階級別でも優勝しており、さらにノーギでもWゴールドで今大会で唯一のフォーゴールドを達成した。
ドーギスポンサーはKVRAでLas Conchasはパッチスポンサー。
さらに香港に拠点を置くAFG(アジアファイトガイド)のスポンサードも得ており、青帯ながら多数のスポンサーを獲得している将来の世界王者候補だ。
【今日が誕生日の柔術家】ホベルト・ゴルド(46)、生田誠(40)、李相寿(30)
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