2017年02月10日
【MMA】アルゼルト、見どころ紹介
2/11(土)、ブラジル・サンパウロにて開催されるファイティンググローブ主催「REAL」改め「アルゼルト」。
すでに主要メンバーがブラジル入りし明日は前日計量とルールミーティングが行われます。
そんなアルゼルトの開催直前の見どころを山田重孝ファイティンググローブ代表に聞きました。
山田重孝氏
──REAL改めアルゼルトのブラジル大会、開催直前となりました。すでにブラジル入りし今の気分はいかがでしょうか?
山田:ワクワクしてますよ。まだやらなければいけないことが山積みなので気が抜けないですが初の海外大会なので必ず成功させたいと思っています。
──今大会から海外開催時にはアルゼルトの名称で行うことが発表されました。これはどういった経緯で名称変更になったんでしょうか?
山田:今後、海外で定期的に大会を開催予定で、すでにいくつかの国が候補地になっているのですが、その候補地の1つにREAL FIGHTに似た大会名のイベントがあったんです。なので混同されないように海外ではアルゼルトの名称で開催することにしました。ですが国内ではREAL、国外ではアルゼルトでやっていきます。
──このアルゼルトの語源は?
山田:アルゼルトとは旧約聖書で「もう1つの国」という意味を持っており、世界各国の未知なる強豪を集め、総合格闘技・柔術などあらゆるファイターの王国を築くという意味が込められています。
──ズバリ、今大会の見どころはどこでしょうか?
山田:柔術出身のブラジル人選手が多いのでグランドの攻防が楽しみですね。観客も目が肥えているのでグランドになっても静かになることなく盛り上がると思います。ブラジル人同士の対戦もあり、ブラジル大会ならではのカードが多数組めたと自負していますよ。
──今大会は当初はマルキーニョスの試合がメインでセミファイナルがホドウフォになっていましたが直前で変更となりました。これはどうしてですか?
山田:当初はマルキーニョスの試合はタイトルマッチになる予定だったのですが、それがノンタイトル戦になったので、注目度と期待度を込めてホドウフォの試合をメインにしました。本来であればREALの現役王者であるマルキーニョスをメインにすべきとの意見もありましたが、ホドウフォがマルキーニョスにメインを譲られた形になりました。
──MMAデビュー戦のホドウフォがメインというのは大抜擢だと思います。ホドウフォに期待する点は?
山田:やはりインパクトのある試合を期待したいですね。MMAデビューを発表してからデビュー戦までかなりの準備期間を用意してきたので本人も相当に気合いが入ってると思います。寝技はもちろんのこと重量級らしいド迫力の打撃も見れると思いますよ。
──その他の注目選手は?
山田:パルブチェンコと芦田選手のフェザー級トーナメント決勝戦です。この試合の勝者がREALで3人目の王者となります。ウクライナでは名が売れているパルブチェンコと日本から参戦の宮田選手の愛弟子・芦田の一戦は目の肥えたブラジル人が見ても盛り上がるはずだと期待しています。ブラジルで日本にも強い選手がいるんだということを大いにアピールして欲しいですね。
──第1試合ではスペシャルマッチとしてグラップリングマッチも組まれました。しかもそれが元世界王者のセルシーニョなのが驚きました。
山田:今大会はADCCとコラボレーションして行っているのですが、ADCCの要請によりマッチメイクしました。なのでルールもADCCルールとなります。セルシーニョもMMAをやっているのですが今回はグラップリングで出てもらい、次回はMMAでも出てもらえたらと考えてます。
──一部、カード変更もあるようですが?
山田:第4試合で予定していたREAL FIGHT CHAMPIONSHIPライト級トーナメントリザーブマッチ、ジョナサン・メデゼス・カルバーリョの相手のチアゴ・ナシメントが負傷してウェズリー・フィゲラとの対戦となります。この選手は強豪を多数輩出しているマナウス出身で急なオファーも快諾してくれました。このチャンスをモノにして欲しいですね。
──では最後に今大会の意気込みをお願いします。
山田:REALの海外進出第1回大会なので、なんとしてでも成功させていい形で海外展開をしていきたいですね。そしてブラジルでも第2回、3回と継続して開催していきたいと考えています。
■「REAL」「アルゼルト」過去記事はコチラから!
■ホドウフォ・ヴィレイラのインタビューはコチラから!
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