2017年03月08日
btbrasil at 00:00 Permalink
【Review Wednesday】ショーン・ウイリアムス「Williams Guard」
毎週水曜日に柔術&グラップリングのDVDを紹介している「Review Wednesday」。
これまではJiu Jitsu NERDライターの成田サトシが単独でレビューしていましたが、毎週レビューを書くのはシンドい!とのことで、今回からは複数のレビュアーによる交代制でのレビューとなります。
交代制となった初回は顔出しNGの謎のレビュアーが登場します。
顔出しNGだけにお約束の手持ち画像はなく文字だけでのレビューとなりますがご容赦を!
■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■
はじめまして。
顔出しNGの謎のレビュアーです。
これから月イチぐらいの頻度でレビューさせて頂きます。
今回このレビューを書くにあたり、何を書こうかと思案中になぜかショーン・ウィリアムスの「Williams Guard」が目にとまったので紹介します。
ショーン・ウィリアムスはヘンゾグレイシーの黒帯で、技術力、人柄、と評判が良い指導者として有名です。
ヒカルド・アルメイダ、ホドリゴ・グレイシー、マット・セラなど、その他にも多くの選手を指導しています。
BudoVideosから発売されているムンジアル、パン選手権のDVDで解説をしていたことでも知られています。
今作はショーン・ウィリアムスが自身の得意とするガード、ウィリアムス ガードをレクチャーしています。
このウィリアムス・ガード、しばらく使い研磨すればラッソーガード並みに強力なガードになりえる非常に効果的なガードです。
ガードの形はラバーガードにも似た体勢から作るガードなのでノーギ、MMAの選手にも見ていただける内容となっています。
実際に作品内ではパンチを打ってきたことを想定した技術や、逆にパンチを入れてからのテクニックも紹介されています。
冒頭はウィリアムスガードの基本的な形を紹介。
そこから見ていくとDisc.1はウィリアムスガードへのセットアップのみで終了!
これには少し驚きましたが、エディ・ブラボーのテクニックで言う所のゾンビを「パムル」と呼びこのパムルのディテールを細かく解説。
実際にDisc.1の3分の2近くはパムルの紹介がされています。
その他は足の運び方、腰切り、ベースを崩せない相手への対応、ヒップスロー、リバースキムラ、などからのセットアップを紹介。
Disc.2はサブミッション、スイープなど紹介しています。
腕十字、三角、オモプラータ、などの基本的なものからカウンターや、トラップを仕掛け攻撃をしていくものなど幅広くカバー。
ウィリアムスガードからの技は成功率も高く、相手のプレッシャーから解放され攻めることもできます。
体重差がある相手、少し力の差がある相手にも有効的なテクニックなので1つでも多く攻撃パターンを増やせばいつものスパーリングがガラリと変わります。
そして、ボーナスの特典として、BJ・ペンも多様するニアサイド アンダーフック ハーフ パスガードをDisc.3に丸々収録。
ハーフガードになった時に対角の脇をさすのではなく、近い脇をさしていくパスガードが紹介されています。
相手の上半身を固めてパスしていくのですが足の動きに特徴がありやや難易度高めな技も収録。
Disc毎で最後に各チャプターで紹介した技が一通り流れるので、時間がない時はそこだけサクっと見て復習できるのはうれしいですね。
今後発売する教則DVDはチャプターでその項目作っていただきたいぐらい便利でした。
いまいち練習に行く気がおきないときはDVDでテクニック勉強するのもありなのではないでしょうか!?
【今日が誕生日の柔術家】パトリシア・ラージェ、マリオ・カタヤマ
Jiu Jitsu Priest
Jiu Jitsu NERD
BJJ-WAVE
MUSE Jiu Jitsu Academy
©Bull Terrier Fight Gear