2017年03月11日
【レポ】ベトナム初の国際大会『第1回サイゴンオープン』
2017年2月18日(土)19日(日)の2日間、サイゴンスポーツクラブ(SSC)主催による、ベトナム初の国際大会「サイゴンオープン」の第1回が、GIとNOGIの両方で行われた。
スポーツが国の管理下にある社会主義国に於いて、開催に向けさまざまな障壁があったものの、ひとつひとつ地道にクリアし、まったく問題がなく開催された同大会。
サイゴン柔術、KIMURA、サイゴンルタリブレ、ハノイトップチームなどの、ベトナム国内の主要ジムからの出場だけではなく、タイ、香港、中国、台湾など近隣諸国からも、のべ150人ほどの出場者が集まり、大盛況となった。
進行、レフェリングも、おおむね問題なく執り行われ、今後の定例イベント化が大いに期待されるところである。
ベトナムでの大会といえば過去にASJJFのエジソン・カゴハラがかの地を訪れ、大会開催のための視察を行ったが、社会主義国でベトナム人以外の人間が大会を行うのは困難として大会開催は見送られている。
だがこうやって無事に大会が開催されたことを顧みると、現地でベトナム人の仲介人を立てれば大会開催も不可能ではないだろう。
いまASJJFは日本のみならずアジア諸国での大会開催を推進しており、昨年はフィリピン・セブ、タイ・バンコク、韓国・ソウルで大会を開催し、今年は台湾でも開催予定だ。
近年中にはこのベトナムでもASJJFの主催大会が行われるのかにも注目していきたい。
筆者が所属するサイゴン柔術からも選手が多数参加し好成績を収めた。
ベトナムは暑いためにノーギも盛んだ。
珍しいルタリブレのアカデミーもある。
ベトナム人初の柔術黒帯、トーが主宰するキムラベトナム。
チームの結束力が素晴らしかった。
【筆者紹介】
小谷尚孝(サイゴンBJJ)
ベトナムのホーチミンで日本食の弁当屋、OFFICE ZIPANGを運営しながら柔術を学び紫帯を巻く。
ノーギを好み、足関節技のキレは特筆モノ。
空手は指導員として熱血指導中。
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<大会レポート>
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