2017年06月11日
【レポ】ムンジアル2017:黒帯決勝戦 Part.2
![00](http://art5.photozou.jp/pub/125/2994125/photo/248472911.v1497066320.jpg)
今年のムンジアルでついに実現したブシェシャvsレアンドロ・ロの初対決。
ロか悲願であるムンジアルの無差別級制覇のためにヘビー級に肉体改造し今年はヨーロピアンとパンでWゴールドを達成。
その勢いのままムンジアルもWゴールドか?!という機運もあり、大会3日目に行われたオープンクラスでもロとブシェシャは順調に勝ち上がり共に決勝戦進出を決めていた。
が、ここで思わぬ落とし穴があり、オープンクラス決勝の前に行われた階級別のヘビー決勝戦でニコラス・メレガリにまさかの敗戦を喫してしまった。
vsブシェシャ戦が決まっていたロは油断したか、大一番の前に会場内の雰囲気は大いにトーンダウンした感は否めなかった。
とはいえブシェシャvsロの初対決は最後までどちらが勝つかわからない緊張感ある一戦となり、戦前の“マッチ・オブ・ザ・イヤー”の前評判に相応しい攻防が繰り広げられた。
この試合はブシェシャが制し、自身5度目のムンジアル・黒帯オープンクラス制覇となり、階級別も優勝しWゴールド達成し、まさに世界最強の名を欲しいままにしている。
![01](http://art21.photozou.jp/pub/125/2994125/photo/248472914.v1497066332.jpg)
ヘビー決勝戦
ニコラス・メレガリ(アリアンシインターナショナル)
vs
レアンドロ・ロ(Nsブラザーフッド)
オープンクラス決勝戦の前に階級別決勝が行われる。
ロはヘビー決勝でニコラスと対戦し、ここでまさかの敗戦を喫してしまった。
パスガードに定評があるロのパスを防ぎスイープに成功したニコラスが2-0で勝利し黒帯1年目でムンジアル制覇の快挙。
敗れたロは落胆からかマットからしばらく立てずにいた姿が印象的だった。
![02](http://art13.photozou.jp/pub/125/2994125/photo/248472917.v1497066342.jpg)
ロに勝利してムンジアル制覇という大仕事をやってのけたニコラスはマリオ・ヘイス門下の選手で昨年末に黒帯になっている。
今大会の1週間前に23歳になったばかり(94年5/27生まれ)という若さで紫帯と茶帯で2回ずつムンジアル優勝しており、うち1回ずつはWゴールド。
紫帯時代から強豪として名を馳せていて色帯の若手をイチ早く紹介しているJiu Jitsu NERDの誌面では紫帯時代からニコラスを掲載しているので手元にある方はぜひチェックして欲しい。
![03](http://art13.photozou.jp/pub/125/2994125/photo/248472920.v1497066353.jpg)
スーパーヘビー決勝戦
エルバース・サントス(ATOS)
vs
ベルナルド・ファリア(アリアンシ)
今年からATOS所属で大会に出るようになったエルバースと自身のアカデミー設立準備中で選手引退も間近と噂されるファリアの顔合わせ。
ファリアが得意とするハーフガードをパス&マウントで一気に7ポイントを獲得すると、そのまま攻め切ってほぼ一方的な試合展開で9-0で制した。
![04](http://art5.photozou.jp/pub/125/2994125/photo/248472924.v1497066363.jpg)
2014年に茶帯でムンジアルを制して以来、3年ぶりの世界戴冠は今後の活躍を期待させるに十分な素晴らしいパフォーマンスだったエルバース。
ただ過去に幾度となくチームの移籍を繰り返したり、素行不良の噂も多々あるだけに、今後はそういったことをせずにこのまま順調にキャリアを積んでいっていくように望みたい。
![05](http://art5.photozou.jp/pub/125/2994125/photo/248472929.v1497066376.jpg)
ウルトラヘビー決勝戦
マーカス・アルメイダ“ブシェシャ”(チェックマット)
vs
グスタヴォ・ディアス(ヒベイロJJ)
階級別でまさかの敗戦を喫したロとは対照的にブシェシャはきっちりとウルトラヘビーでも優勝。
それもきっちりと一本で極める安定の試合ぶりだった。
![07](http://art13.photozou.jp/pub/125/2994125/photo/248472936.v1497066398.jpg)
オープンクラス決勝戦
マーカス・アルメイダ“ブシェシャ”(チェックマット)
vs
レアンドロ・ロ(Nsブラザーフッド)
大会の最終日の最終試合で行われる黒帯オープンクラス決勝戦。
この最高の舞台で実現したロvsブシェシャの初対決。
前述したようにロが階級別で敗戦しミソがついたが、試合内容は一進一退の攻防で見応え充分。
あのブシェシャを完璧にスイープして見せたロ、そしてそれに対抗してスイープし返していくブシェシャなど、この試合でしか見られないであろう場面が続出しどれも特別なものだった。
![08](http://art13.photozou.jp/pub/125/2994125/photo/248472939.v1497066409.jpg)
試合はロにペナルティが入り、2-2/1-1/0--1でこのペナルティ1差でロが敗退となりブシェシャの勝利、Wゴールドが決まった。
とはいえこの両者の試合は今後も続いていくことが予想されるだけに、この初対決以降の次戦の実現がいまから楽しみだ。
![10](http://art13.photozou.jp/pub/125/2994125/photo/248472946.v1497066430.jpg)
“マッチ・オブ・ザ・イヤー”を制したブシェシャは昨年に続くWゴールドでIBJJFの2017シーズンを終えた。
これからは来月にブラジルで行われるホジャー・グレイシーとのリマッチ、8月はラスベガスで開催されるIBJJFプロリーグ、そして9月のADCCと月イチでビッグマッチが続いていく。
そのどれもが注目試合で、vsホジャー戦はブラジル特派員が、プロリーグは橋本が、ADCCは成田特派員が完全レポート予定になっているのでブシェシャの試合詳報も期待して欲しい。
![11](http://art21.photozou.jp/pub/125/2994125/photo/248472948.v1497066440.jpg)
チームポイントはこれまで独走していたアリアンシが遂に王座陥落。
その連覇にストップをかけたのはATOSだった。
ATOSはアダルトとジュブナイルでチーム優勝を果たし2冠に輝き、白帯部門のノービスでも3位に食い込んだ。
アリアンシはアダルトで2位、女子部門でチーム優勝となったがかつての勢いに陰りが見えてる感は否めない。
来年のムンジアルではATOSが連覇するのか、アリアンシが巻き返すのか、そこも注目ポイントの1つだろう。
![jjp11](http://art9.photozou.jp/pub/125/2994125/photo/230351439.v1447400686.jpg)
Jiu Jitsu Priest
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MUSE Jiu Jitsu Academy
©Bull Terrier Fight Gear
vsブシェシャ戦が決まっていたロは油断したか、大一番の前に会場内の雰囲気は大いにトーンダウンした感は否めなかった。
とはいえブシェシャvsロの初対決は最後までどちらが勝つかわからない緊張感ある一戦となり、戦前の“マッチ・オブ・ザ・イヤー”の前評判に相応しい攻防が繰り広げられた。
この試合はブシェシャが制し、自身5度目のムンジアル・黒帯オープンクラス制覇となり、階級別も優勝しWゴールド達成し、まさに世界最強の名を欲しいままにしている。
![01](http://art21.photozou.jp/pub/125/2994125/photo/248472914.v1497066332.jpg)
ヘビー決勝戦
ニコラス・メレガリ(アリアンシインターナショナル)
vs
レアンドロ・ロ(Nsブラザーフッド)
オープンクラス決勝戦の前に階級別決勝が行われる。
ロはヘビー決勝でニコラスと対戦し、ここでまさかの敗戦を喫してしまった。
パスガードに定評があるロのパスを防ぎスイープに成功したニコラスが2-0で勝利し黒帯1年目でムンジアル制覇の快挙。
敗れたロは落胆からかマットからしばらく立てずにいた姿が印象的だった。
![02](http://art13.photozou.jp/pub/125/2994125/photo/248472917.v1497066342.jpg)
ロに勝利してムンジアル制覇という大仕事をやってのけたニコラスはマリオ・ヘイス門下の選手で昨年末に黒帯になっている。
今大会の1週間前に23歳になったばかり(94年5/27生まれ)という若さで紫帯と茶帯で2回ずつムンジアル優勝しており、うち1回ずつはWゴールド。
紫帯時代から強豪として名を馳せていて色帯の若手をイチ早く紹介しているJiu Jitsu NERDの誌面では紫帯時代からニコラスを掲載しているので手元にある方はぜひチェックして欲しい。
![03](http://art13.photozou.jp/pub/125/2994125/photo/248472920.v1497066353.jpg)
スーパーヘビー決勝戦
エルバース・サントス(ATOS)
vs
ベルナルド・ファリア(アリアンシ)
今年からATOS所属で大会に出るようになったエルバースと自身のアカデミー設立準備中で選手引退も間近と噂されるファリアの顔合わせ。
ファリアが得意とするハーフガードをパス&マウントで一気に7ポイントを獲得すると、そのまま攻め切ってほぼ一方的な試合展開で9-0で制した。
![04](http://art5.photozou.jp/pub/125/2994125/photo/248472924.v1497066363.jpg)
2014年に茶帯でムンジアルを制して以来、3年ぶりの世界戴冠は今後の活躍を期待させるに十分な素晴らしいパフォーマンスだったエルバース。
ただ過去に幾度となくチームの移籍を繰り返したり、素行不良の噂も多々あるだけに、今後はそういったことをせずにこのまま順調にキャリアを積んでいっていくように望みたい。
![05](http://art5.photozou.jp/pub/125/2994125/photo/248472929.v1497066376.jpg)
ウルトラヘビー決勝戦
マーカス・アルメイダ“ブシェシャ”(チェックマット)
vs
グスタヴォ・ディアス(ヒベイロJJ)
階級別でまさかの敗戦を喫したロとは対照的にブシェシャはきっちりとウルトラヘビーでも優勝。
それもきっちりと一本で極める安定の試合ぶりだった。
![07](http://art13.photozou.jp/pub/125/2994125/photo/248472936.v1497066398.jpg)
オープンクラス決勝戦
マーカス・アルメイダ“ブシェシャ”(チェックマット)
vs
レアンドロ・ロ(Nsブラザーフッド)
大会の最終日の最終試合で行われる黒帯オープンクラス決勝戦。
この最高の舞台で実現したロvsブシェシャの初対決。
前述したようにロが階級別で敗戦しミソがついたが、試合内容は一進一退の攻防で見応え充分。
あのブシェシャを完璧にスイープして見せたロ、そしてそれに対抗してスイープし返していくブシェシャなど、この試合でしか見られないであろう場面が続出しどれも特別なものだった。
![08](http://art13.photozou.jp/pub/125/2994125/photo/248472939.v1497066409.jpg)
試合はロにペナルティが入り、2-2/1-1/0--1でこのペナルティ1差でロが敗退となりブシェシャの勝利、Wゴールドが決まった。
とはいえこの両者の試合は今後も続いていくことが予想されるだけに、この初対決以降の次戦の実現がいまから楽しみだ。
![10](http://art13.photozou.jp/pub/125/2994125/photo/248472946.v1497066430.jpg)
“マッチ・オブ・ザ・イヤー”を制したブシェシャは昨年に続くWゴールドでIBJJFの2017シーズンを終えた。
これからは来月にブラジルで行われるホジャー・グレイシーとのリマッチ、8月はラスベガスで開催されるIBJJFプロリーグ、そして9月のADCCと月イチでビッグマッチが続いていく。
そのどれもが注目試合で、vsホジャー戦はブラジル特派員が、プロリーグは橋本が、ADCCは成田特派員が完全レポート予定になっているのでブシェシャの試合詳報も期待して欲しい。
![11](http://art21.photozou.jp/pub/125/2994125/photo/248472948.v1497066440.jpg)
チームポイントはこれまで独走していたアリアンシが遂に王座陥落。
その連覇にストップをかけたのはATOSだった。
ATOSはアダルトとジュブナイルでチーム優勝を果たし2冠に輝き、白帯部門のノービスでも3位に食い込んだ。
アリアンシはアダルトで2位、女子部門でチーム優勝となったがかつての勢いに陰りが見えてる感は否めない。
来年のムンジアルではATOSが連覇するのか、アリアンシが巻き返すのか、そこも注目ポイントの1つだろう。
![jjp11](http://art9.photozou.jp/pub/125/2994125/photo/230351439.v1447400686.jpg)
Jiu Jitsu Priest
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©Bull Terrier Fight Gear