2017年06月28日
btbrasil at 15:38 Permalink
【Review Wednesday】エドウィン・ナジミ「DARCE THE WORLD 」
みなさんおつかれさまです、Jiu Jitsu NERDライターの成田です。
本日の「Review Wednesday」は、Digitsuの教則DVD「EDWIN NAJMI - DARCE THE WORLD 」を取り上げたいと思います。
今年のムンジアルではベスト8だったエドウィン・ナジミ。Digitsuからは三角絞め、バックテイクと精力的に教則を出していますが、今回はダースチョークに特化した内容です。
個人的には色帯時代に量産していた跳び付き三角のイメージがいまだに強いのですが、BJJ HEROSのデータによると、一本勝ちのうちで三角が占める割合は全体の5%と意外に少なく、逆に全体の4分の1を占めているのがダースチョークなんですね。
というわけで過去の試合映像を漁ってみると、ありました。昨年末に行われたFive Grappling Super Leagueのウェルターウエイトプロインビテーショナルでは、ビル・クーパー相手にスタンドの攻防からダースチョークをセットアップし、開始1分ちょっとで一本勝ちしています。
黒帯でも通用する彼のダースチョークは“シンプルかつ直感的”ということで、早速DVDを見ていくと、冒頭はニーオンの体勢から腕をさし込み、手のひらを合わせるように組んで、脇を締めて相手のアゴを下げるようにプレッシャーをかけていく……など、基本的なダースチョークのポイント解説からスタート。
その後は個々のテクニックに入っていくわけですが、トラディショナルなもの(フィニッシュは手のひらを合わせず二の腕あたりで組む)から、エゼキエル風に袖を使って絞めるもの、二の腕部分のギを掴んで絞めるもの、ラペラを使ったものなど、バリエーションもさまざま。
さらに、セットアップ中に相手が亀になって逃げようとしてきたときの対処法や、シングルレッグ・ダブルレッグへのカウンターのダース、相手の腕を巻き込まずに絞めるノーアームダース、自分が下になった状態からのダース、相手のディフェンスへの対応などが細かに収録されています。
以前、顔出しNG謎のレビュアーさんが紹介したブランドン・クイックのチョーク教則と違い、ギありだからこそできるテクニックも紹介されているので、「ダースチョークって聞くけどいまいちわからない」という自分のようなビギナーの方から極めのバリエーションを増やしたいという方まで楽しめる内容だと思います!
なおブルテリアには近日入荷予定なのでしばしお待ちを!
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