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2017年08月08日

【レポ】JBJJF全日本選手権2017:色帯

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JBJJF全日本選手権のレポートの続きは色帯の注目選手の試合を紹介していく。

特にピックアップしたいのは8/13(日)に東京・浅草の台東リバーサイドスポーツセンターで開催される柔術プリースト300回記念大会「RAM IT DOWN」に出場する選手たちの戦いぶりだ。

週末に迫った「RAM IT DOWN」だが、参加を予定している選手の多くが全日本にも参戦し好勝負を展開している。



なかでも注目だったのが紫帯ヘビーのトーナメントだろう。

この階級にはルーカス・ヒロサワ、イゴール・タナベ、乗次秀彦と、賞金10万円&ベルト争奪を賭けた「RAM IT DOWN」の紫帯トーナメントに参戦する3選手が集中。

初戦で乗次vsルーカスが行われ乗次が勝利したものの、決勝ではイゴールに敗れ準優勝。

続くオープンクラス決勝ではイゴールvsルーカスの半年ぶりの顔合わせとなり、イゴールが最後に戦った青帯時代の試合に続き2連勝となり紫帯Wゴールドに輝いている。

この試合でルーカスはヒザを負傷してしまい「RAM IT DOWN」を欠場することとなってしまったのは残念だ。

また青帯で目立っていたのは一時帰国中のアンディ・トーマスで、相変わらずの極めの強さを発揮して一本勝ちを量産、圧倒的な試合内容でWゴールドを獲得。

女子色帯では女子格闘技シーンのベテランにして中村K太郎の奥様でもある杉山しずかが本名の中村しずかでエントリーし、DEEPでの試合を控える村田夏南子などMMAファイターも参戦し村田は2冠達成、一方の中村も階級別優勝を果たしている。


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アダルト茶帯ルースター決勝
○渡辺翔平 (ポゴナ・クラブジム)
vs
×吉岡優幸 (徳島柔術)
茶帯ルースター決勝は、P2-0で接戦を制した渡辺が勝利し、茶帯で全日本初優勝を遂げた。



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アダルト茶帯ライト決勝
○毛利部慎佑 (リバーサルジム川口リディプス)
vs
×白石勝紀 (グレイシーバッハ)
ライト決勝は6:10、マウントからの十字絞めを極めた毛利部が一本勝ちで優勝。



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アダルト茶帯ヘビー決勝
○アラン・ヤマシタ(ブレーブス柔術)
vs
×高野将典 (佛生館)
日系ブラジリアンや外国人選手の活躍が目立った重量級。ヘビー決勝はブレーブス柔術のアランがP3-0で勝利。



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アダルト茶帯ウルトラヘビー決勝
○リダ・ハイサム(CARPE DIEM)
vs
×西森渉(ラグナロク柔術)
茶帯で初の全日本参戦となったハイサムは金髪に染めて存在感も抜群で全盛期のデニス・ロッドマンを思わせる風貌に変貌。
西森とのワンマッチ決勝は1:13、三角絞めで一本勝ち。



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アダルト茶帯オープンクラス準決勝
○トーマス・ミツ(CARPE DIEM)
vs
×井上啓太(GROUND CORE)
階級別は村上太郎と同門シェアで金メダルを獲得したトーマス。無差別準決勝の井上戦は、P8-9で井上リードの終盤、パスの猛攻からニーオン、マウントとポイントを重ねてP17-9で勝利。結果的に大量のポイント差がついたが、井上の粘り強い戦いも印象的だった。


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決勝はハイサムとトーマスのCARPE DIEM勢でクローズアウト。トーマスが勝利を譲り、ハイサムが2冠を達成している。



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アダルト紫帯ライトフェザー決勝
○石黒翔也 (ブルテリアボンサイ)
vs
×山本博斗 (グレイシーバッハ)
紫帯ライトフェザー決勝は石黒、山本が互いに譲らない攻防を展開し、P0-0、A0-0のレフェリー判定で石黒が勝利した。



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アダルト紫帯フェザー2回戦
○ホベルチ・オダ(ブレーブス柔術)
vs
×大柳敬人(CARPE DIEM)
紫帯フェザーには「RAM IT DOWN」出場が決まっている大柳が参戦。シードとなり、初戦となった2回戦でホベルチと対戦するもP7-6、A7-1と主導権を握られて敗退したがかなりの接戦で肉薄したと言えるだろう。大柳に勝利したホベルチがそのまま快勝を続け、フェザートーナメントを制している。



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アダルト紫帯ヘビー決勝
○イゴール・タナベ(OVER LIMIT BJJ)
vs
×乘次秀彦 (バッファロー柔術)
紫帯ヘビー決勝は「RAM IT DOWN」出場の2人の対戦に。初戦でルーカス・ヒロサワからスイープを奪って勝利した乗次だが、決勝ではイゴールのガードに苦しめられ、ルーチを重ねて2ポイント献上。その後はオモプラッタの体勢からトップを奪われ、P4-0でイゴールが勝利しイゴールはジュブナイル、青帯、紫帯と帯色を変えながら3年連続優勝を果たす。



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アダルト紫帯オープンクラス決勝
○イゴール・タナベ(OVER LIMIT BJJ)
vs
×ルーカス・ヒロサワ(インファイトジャパン)
無差別トーナメントは、階級別で初戦敗退だったルーカスが奮起し、バックチョークの一本勝ちを重ねて決勝進出。イゴールとの決勝は、スイープ合戦でP6-4とリードされた終盤、場外際の足関でイゴールに2ポイントが加算されP8-4と引き離されると、トップから逆転のチョークを狙い、終了間際にはマウントも奪ったがタイムアップ。マウントはアドバン止まりとなり、P8-4、A0-3でイゴールに優勝をさらわれた。また、ルーカスはこの試合でヒザを痛め、残念ながら「RAM IT DOWN」欠場となった。



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アダルト青帯オープンクラス決勝
○アンディ・トーマス(IMPACTO JAPAN B.J.J)
vs
×柳井夢翔 (リバーサルジム新宿Me,We)
オーストラリア遠征を控えたアンディ・トーマスが参戦した青帯無差別トーナメントは、生配信が行われていたマットに急遽移動して行われるほどの注目ぶり。決勝の柳井戦は階級別決勝と同じ顔合わせとなり、こちらもP10-0からボーアンドアローで2:19、一本勝ちを収めて二冠を達成。



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アダルト女子茶帯ルースター決勝
○松本彩(DRAGON’S DEN)
vs
×越後伊織(トライフォース柔術アカデミー)
ルースターと無差別が組まれた女子茶帯。階級別はワンマッチ決勝で、試合終盤にトップを奪いパスガードに成功した松本がP3-0で勝利。松本は無差別でもリア・メロ(ブルテリアボンサイ)に勝利して二冠達成。



13
アダルト女子紫帯オープンクラス決勝
○ステファニー・イマムラ(OVER LIMIT BJJ)
vs
×左近允梨乙子 (パラエストラ)
階級別は一人優勝だったステファニー。左近允は体格差で勝る相手に下から腕十字を仕掛けるが、ステファニーのプレッシャーに押されてP19-2で完敗。ステファニーがWゴールドを獲得している。



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女子アダルト青帯ミドル1回戦
○中村しずか(リバーサルジム新宿Me, We)
vs
×カロリーナ・クワハラ(インファイトジャパン)
女子青帯ミドル初戦、カロリーナは中村からスイープを奪うもスキをついた中村が瞬時に腕十字をセットアップし3:22、一本勝ち、ジュブナイルのムンジアルWゴールドのカロリーナを極めたのはさすがだった。中村はその勢いのままトーナメントを勝ち上がって階級別優勝。



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女子アダルト青帯オープンクラス決勝
○村田夏南子(リバーサルジム新宿Me, We)
vs
×カロリーナ・クワハラ(インファイトジャパン)
カロリーナは無差別初戦で中村と再戦し、ポイント勝利でリベンジするも村田相手に完敗。5:23、肩固めを極めた村田が階級別&無差別の全試合一本勝ちで2冠に輝いた。敗れたカロリーナはMMAファイター相手に2敗という結果に。



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全試合終了後に発表されたチームポイントは1位CARPE DIEM、2位リバーサルジム新宿Me, We、3位トライフォース柔術アカデミーという結果になり、CARPE DIEMのコンペチションチームとしての躍進ぶりが目立っていた。



【今日が誕生日の柔術家】ベッチーニョ・ヴィタウ(34)、アンドリス・ブルノフスキ(27)



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