2017年10月20日
【レポ】ADCC2017:スーパーファイト
9/23-24の2日間、フィンランド・ヘルシンキのエスポーメトロアリーナで開催されたADCC。
結果速報から時間が空いてしまったが、これまで紹介できていないスーパーファイトの模様をお伝えしたい。
今大会で行われたスーパーファイトは3試合でアンドレ・ガウヴァオンvsクラウジオ・カラザンスのレギュラーのスーパーファイトとレジェンドマッチとして組まれたヘンゾ・グレイシーvs菊田早苗、チェール・ソネンvsレオナルド・ヴィレイラだ。
前回のスーパーファイト王者のガウヴァオンと前回大会の無差別級王者のカラザンスの試合は同じATOSの同門対決だったがガチ試合で覇を競った。
またヘンゾ・グレイシーは当初、マット・ヒューズが対戦予定だったが、ヒューズの欠場により急遽、菊田早苗との対戦となっている。
このヘンゾvs菊田の試合は試合の判定について大会後に菊田がSNS上で異を唱えているが現状のところ判定は覆っていない。
そしてレオジーニョvsチェールは凡戦に終わり、大会後は特に話題になることもなくサラッと流されてしまっている印象がある。
そんな3試合の試合レポートを紹介する。
初日のトリで行われたのが前回大会スーパーファイト王者のアンドレ・ガウヴァオンと同無差別王者のクラウジオ・カラザンスの同門対決。トーナメント決勝と同じ本戦20分間の試合は、アグレッシブに組み付くアンドレに対してカラザンスが防戦気味の展開に。
ノーポイントの10分を過ぎると、アンドレがシングルレッグでカラザンスのバランスを崩してバックを奪う。
そこからはアンドレの独断場。足をスイッチしてポイントを重ね、終盤にはスイープマウントを奪うなどP14-0と大量リードしたまま試合終了。既報の通り、翌日の無差別決勝でプレキーザが勝利したことから、2019年南カリフォルニア大会でのアンドレvsプレキーザのスーパーファイトが決定した。
大会2日目、トーナメントの決勝前には、菊田早苗(グラバカ)とヘンゾ・グレイシーのスーパーファイトが組まれた。当初はヘンゾvsマット・ヒューズが予定されていたが、マットが交通事故に遭い闘病中だったため、2001年ADCC王者の菊田が選出されることに。
1998年のPRIDE.2、MMAでの対戦以来となる二人の戦いは、スタンドでの攻防が長く続き、P0-0のまま延長戦に突入。
残り3分を切り、ネガティブポイントを受けた菊田が場外際でヘンゾをヘッドロックしながら大内刈りを仕掛け、ヘンゾの背中をマットにつける。しかし、これはポイントと認められず。バックを奪おうとしているところでタイムアップとなり、1ポイント差でヘンゾが勝利を手にした。
同日、無差別決勝の前に行われたのがレオ・ヴィレイラ(チェックマット)対チェール・ソネン(チーム・クエスト)。開始早々、ソネンのダブルレッグにギロチンを合わせたレオジーニョ。クローズドガードにソネンを入れるが、その後は決定的な展開がないままP0-0で本戦終了。
延長ではオープン、バタフライガードのレオジーニョにソネンが上から仕掛け続け、両者一進一退のまま試合終了。
P0-0のレフェリー判定で軍配はソネンに上がった。
KinyaBJJ.com
©Bull Terrier Fight Gear
またヘンゾ・グレイシーは当初、マット・ヒューズが対戦予定だったが、ヒューズの欠場により急遽、菊田早苗との対戦となっている。
このヘンゾvs菊田の試合は試合の判定について大会後に菊田がSNS上で異を唱えているが現状のところ判定は覆っていない。
そしてレオジーニョvsチェールは凡戦に終わり、大会後は特に話題になることもなくサラッと流されてしまっている印象がある。
そんな3試合の試合レポートを紹介する。
初日のトリで行われたのが前回大会スーパーファイト王者のアンドレ・ガウヴァオンと同無差別王者のクラウジオ・カラザンスの同門対決。トーナメント決勝と同じ本戦20分間の試合は、アグレッシブに組み付くアンドレに対してカラザンスが防戦気味の展開に。
ノーポイントの10分を過ぎると、アンドレがシングルレッグでカラザンスのバランスを崩してバックを奪う。
そこからはアンドレの独断場。足をスイッチしてポイントを重ね、終盤にはスイープマウントを奪うなどP14-0と大量リードしたまま試合終了。既報の通り、翌日の無差別決勝でプレキーザが勝利したことから、2019年南カリフォルニア大会でのアンドレvsプレキーザのスーパーファイトが決定した。
大会2日目、トーナメントの決勝前には、菊田早苗(グラバカ)とヘンゾ・グレイシーのスーパーファイトが組まれた。当初はヘンゾvsマット・ヒューズが予定されていたが、マットが交通事故に遭い闘病中だったため、2001年ADCC王者の菊田が選出されることに。
1998年のPRIDE.2、MMAでの対戦以来となる二人の戦いは、スタンドでの攻防が長く続き、P0-0のまま延長戦に突入。
残り3分を切り、ネガティブポイントを受けた菊田が場外際でヘンゾをヘッドロックしながら大内刈りを仕掛け、ヘンゾの背中をマットにつける。しかし、これはポイントと認められず。バックを奪おうとしているところでタイムアップとなり、1ポイント差でヘンゾが勝利を手にした。
同日、無差別決勝の前に行われたのがレオ・ヴィレイラ(チェックマット)対チェール・ソネン(チーム・クエスト)。開始早々、ソネンのダブルレッグにギロチンを合わせたレオジーニョ。クローズドガードにソネンを入れるが、その後は決定的な展開がないままP0-0で本戦終了。
延長ではオープン、バタフライガードのレオジーニョにソネンが上から仕掛け続け、両者一進一退のまま試合終了。
P0-0のレフェリー判定で軍配はソネンに上がった。
KinyaBJJ.com
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